マクドナルドがイギリス初の排出量ゼロのレストランをオープン!詳細を徹底解説

マクドナルドがイギリス初の排出量ゼロのレストランをオープン!詳細を徹底解説

2021年12月、イギリスのマクドナルドに建設時と運営の両方において「ネットカーボン排出量ゼロ」となる新店舗がオープンしました。再生可能エネルギーを搭載し、ネットゼロになる設計により建築された新店舗の詳細を、徹底解説させていただきます。

ハッピーキヌア編集部
2021年12月25日
マクドナルドがイギリス初の排出量ゼロのレストランをオープン!詳細を徹底解説
2021年12月、世界各国に展開するファーストフードチェーンの「マクドナルド」が、再生可能エネルギーを取り入れた、カーボン(温室効果ガス)排出量が実質ゼロとなる新店舗をイギリスにオープンしました。

イギリスのシュロップシャー州、マーケット・ドレイトンの町にオープンしたばかりの新店舗では、主に再生可能エネルギーを利用して、店舗を運営しています。

 

今回は、世界初のファーストフードの「カーボン排出量ゼロレストラン」となるマクドナルドの新店舗について、その詳細を皆さんに徹底解説させていただきます。

 

イギリス初!ネットカーボン排出量実質ゼロ店舗の詳細

https://www.mcdonalds.com/gb/en-gb/newsroom/article/uk_net_zero_carbon.html

アメリカ発祥のマクドナルドは、1974年にイギリスに初進出し、現在ではイギリスとアイルランド全体で1,400店以上の出店を果たし、13万人以上の従業員を雇用しています。

今回、ネットカーボン排出量ゼロの新店舗がオープンしたのは、イギリスのシュロップシャーにあるマーケットドレイトンの街です。

建設と運営の両方で、ネット排出量ゼロミッションで設計・建築された新店舗の詳細や特徴は、以下の通りです。

 

1. 最新テクノロジーを搭載した持続可能な建物

https://www.insideedition.com/1st-ever-net-zero-carbon-mcdonalds-opens-in-england-71893

新店舗には、 年間60,000kWhもの電力が生産可能な92㎡の太陽光発電パネルと、2基の風力発電機が設置され、再生可能電力を生み出すシステムが搭載されています。

また、建物の外壁などの資材部分には、リサイクルされた洗濯機やIT機材などのいわゆる白物家電製品が使用されており、壁の絶縁体には、再利用されたイギリス産の羊毛が使われています。

 

さらに、壁の看板は使用済みのコーヒー豆を利用してつくられており、建物全体に循環廃棄物ソリューションが取り入れられたサスティナビリティ仕様の店舗になっています。

 

2. 駐車場とドライブスルーレーン

新店舗のドライブスルーレーンには、リサイクルタイヤが使用されており、さらに20万本以上の使用済みペットボトルからつくられた縁石が設置されています。

ペットボトルから縁石を造ることにより、通常のコンクリートで造られた場合と比較して、縁石当たり25kgもの二酸化炭素の排出量削減することが可能です。

 

3. 店舗内の庭と自然道

新店舗の敷地内にある庭や自然歩道は、マーケットドレイトンジュニアスクールの小学生によって設計されたものです。

駐車場から排出された雨水を循環利用し、カエルや自然界の生き物のための生息地を提供する工夫がなされています。

 

4. 店舗の内装や家具

新店舗の内装には、リサイクルされたポリエスチンカップからつくられたウォールアートや、100%リサイクル可能な材料からつくられた家具などが置かれています。

さらに、イギリス全体のマクドナルドでは、2023年までに新しくオープンする店舗や、リニューアルされる店舗で使われる家具を、リサイクルされた材料、またはリサイクル可能な原料を使ってつくられたものに限定することが発表されました。

 

イギリスのマクドナルドのサスティナビリティ戦略とは

リサイクルを推進しているイギリスとアイルランド全体のマクドナルド店舗では、店舗で調理に使った後の食用油を配達トラックの燃料に変えたり、電気自動車の充電ポイントの設置をするなど、持続可能な社会の実現に向け、積極的な取り組みを行っています。

 

さらに、イギリスとアイルランドのマクドナルド全体では、2040年までに正味ゼロエミッションを達成することを目標に掲げ、以下のミッションにも積極的に取り組んでいます。

  • 商品のパッケージには、再生可能もしくはリサイクルされた原材料からつくられたものだけを使用し、2024年までにパッケージの全てが再生・たい肥化が可能になるようにすること。
  • 植物由来の100%ビーガンMcPlantバーガーの最近の発売を皮切りに、ビーガンプラントベースの食品や飲み物のメニューを増やすこと。

 

世界100ヵ国以上に展開するマクドナルド全体の店舗数は、2021年現在、およそ37,000店舗で、年間利用人数は延べ14億人ともいわれています。

 

今回、世界各国のマクドナルドに先駆け、イギリスにネットカーボン排出量ゼロの新店舗がオープンしたことは、マクドナルド全体だけではなく、イギリスという国においても良いお手本になるでしょう。

そして、2040年にネット排出量ゼロを達成するという目標にも、より近づくきっかけになったといえるのではないでしょうか。

 

まとめ

日本国内だけではなく、海外旅行で観光地へ行った際にも、必ずマクドナルドを見かけるといっても良いほど、マクドナルドは私たちにとって、身近なハンバーガーチェーン店です。

つい先日、マクドナルドがイギリスにオープンさせた新店舗は、建設と運営において、ネット排出量ゼロになることを想定して設計された世界初のファーストフードレストランになります。

 

また、世界各国のマクドナルドでは、今後の5年間で植物由来のプラントベースメニューの提供を増やすことや、2050年までにネットゼロを達成することを目標に、持続可能な未来へ向けての取り組みを続けています。

フードメニューだけではなく、温暖化対策や社会問題へも積極的に取り組むサステナビリティ先進企業のマクドナルドの今後に注目していきたいと思います。

 

ハッピーキヌアヴィーガンメディアのこちらの記事も、ぜひご参考になさってください。

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