アメリカのマクドナルドでビヨンドミートが登場!ヴィーガン動向を解説
マクドナルド社が本国アメリカにてベジバーガーのトライアル販売を始めます。この記事では、気になるマックプラントバーガーの発売背景から、これからのマクドナルド社のヴィーガン・ベジタリアン対応が向かっていく先をご紹介していきます。
議論を呼んだベジパティだけどヴィーガンではない対応
多くの議論を呼んでいるのが、マクドナルド社の発表時に「もちろんマクドナルドの味である、定番のアメリカンチーズも挟みます」と発表したこと。
チーズはベジ対応でない普通のものなので、せっかくプラントベースなハンバーガーですが、チーズを入れてしまうとヴィーガンではなくなってしまいます…
また、現時点ではキッチンを分けることはしていないので、動物性パティを焼いている横でベジパティを焼く方法をとると発表しています。
せっかくプラントベースのパティを導入しても、同じ調理器具での料理となると、厳格にヴィーガン食を取り入れている人からすると、コンタミが気になるところです。
この辺りは、トライアル販売期間を経て、どのように調整されていくのが気になるところです。
アメリカ以外の国ですでに始まっているパイロットケース
2021年11月からベジバーガーの発売を決めた米国マクドナルド社ですが、実は世界の別の国ではすでに「マックプラント」の発売は開始されています。
ヴィーガン・ベジタリアンへの興味関心が強い国を皮切りに、期間限定のパイロット発売という形でローンチしていました。
マックプラントがすでに発売された国はこちら。
- スウェーデン
- デンマーク
- オランダ
- オーストリア
- 一番直近では英国
どこも「ベジトレンド情報」の感度が高い国々ですね。これらの国では今年に入ってからマックプラントバーガーの発売がスタートしています。
マクドナルド社の商品開発のプロセスとして、このように期間限定のお試しとして複数の国をまたいでトライアルを行うことがあります。
これは単純にお客様の反応をみるというだけでなく、よりおいしい味を開発するためにも、食文化の異なる国から評価をしてもらうという施策でもあります。
マクドナルドの仕掛けるベジ施策はどこへ行く?
米国マクドナルド社は、ついに「マックプラント」というベジバーガーの発売を決めました。
期間限定のイベントとはされていますが、本格的な全店舗ローンチを見据えた発表といえるでしょう。
ベジタリアン・ヴィーガン対応を進めていこうとしているマクドナルド社ですが、今回の発表で興味深い点にも言及しています。
これからプラントベース対応していきたい商品として3つ挙げられました。
- ポーク
- チキン
- エッグ(卵)
この辺りのプラントベース対応に向けて、今まさに商品開発が進んでいるということです。
現時点ではヴィーガン食を楽しんでいる方は、ほとんど選ぶものがなかったマクドナルドですが、これから先は「どれにしようかな?」とメニューを選ぶ楽しみが増えるかもしれません。