【Meati Foods】新たな代替肉「きのこ肉」がアメリカで来年にも販売予定
代替肉の新しい流れ「きのこ肉」とはどのようなものなのか、この研究開発を進めるMeati Foods(ミーティ・フーズ)社について徹底解説していきます。
そんな中で、新しい代替肉の情報が入ってきました。なんと、きのこをベースとして使った“お肉”が来年にも発売予定というのです。
この記事では、きのこ肉がどのようなものなのか、そして聞きなれないきのこ肉の研究開発を進めるMeati Foods(ミーティ・フード)という会社についてご紹介していきます。
ヴィーガン・ベジタリアンのトレンドの拡大に広がり、お肉の代わりになるベジミートも種類がどんどん豊富になってきているのは嬉しいことです。
来年にも発売とされる「きのこ肉」
アメリカのコロラド州にあるMeati Foods(ミーティ・フード)社は、来年にもきのこで作った代替肉を発売予定だと発表しました。
「きのこ肉」って一体どんなもの?
ミーティ・フード社のホームページに掲載された「きのこ肉」は、言われなければ本物のお肉のような見た目をしています。
大豆を使ったベジミートは比較的粒が小さなものが多いのに対して、この「きのこ肉」は厚切りにカットすればがっつりとしたハンバーガーにも使えるし、サラダのトッピングにしたりと使い勝手の良さそうです。
現時点で日本で入手しやすい植物性のお肉は、大豆をベースとしたソイミートが主流ですが、今回ミーティ・フード社が発表した「きのこ肉」はきのこ本体にある、糸のような繊維を原料として作っているとのこと。
化学調味料などは一切使わず、ナチュラルな製法で作り上げることにこだわっているそうです。
たんぱく質が豊富に入った「きのこ肉」
きのこを原料としているため、たんぱく質がしっかりと含まれています。ヴィーガン食を楽しんでいる方はたんぱく質をどのように食品から取り入れるかを気にされていると思います。
このきのこ肉は、100g当たり18gものたんぱく質が入っていると発表されています。
たんぱく質が多いと言われるヴィーガン実践者御用達のアイテムと比べてみても、遜色ありません。
・乾燥大豆:100g当たり33g
・ソラマメ:100g当たり13g
・枝豆:100g当たり11g
・木綿豆腐:100g当たり6g
・ブロッコリー:100g当たり4g
ヴィーガン食での定番の「豆腐」の倍のたんぱく質が入っているとあって、栄養バランスを気にかけている方や、筋トレ中でバルクアップしたい方の見方と言えるでしょう。
また、きのこが原料なのでビタミンやミネラルも含まれている点もポイントです。動物性の植物を避けている人はもちろんのこと、どのような食生活をおくっている人にもオススメの健康食材と言えます。
さらには、きのこに含まれる食物繊維も見逃せません。適切な量の食物繊維を摂取することは、毎日のお通じを促し、体内から老廃物を排出することに繋がります。
積極的に老廃物を外に出すことで、ダイエットはもちろんのこと、美肌効果にも繋がるとされています。
気になる「きのこ肉」のお値段は?
加速するベジミート・代替肉の商品開発ですが、消費者目線として気になるのはお値段ですよね。
どこのメーカーから出ているものも、まだ生産体制が限られていることもあり、動物性のお肉よりも値段が高くなってしまうことが多いです。
来年発売予定とされる「きのこ肉」ですが、現時点では値段が確定していません。
ただし、従来の農業を経て作られるお肉とは異なり、研究室の中で栽培可能の“お肉”とあって、コストダウンが図れると発表されています。
また、全世界から注目されているベジミートということもあり、今までの動物性の肉と同じくらいのレベルでの発売を目指しています。
従来のお肉と同じ値段で、たんぱく質も食物繊維もしっかり入った“より体に良く”そして“よりサステイナブル”なお肉が手に入るとなれば、これまでヴィーガン・ベジタリアン食を食べていた訳ではない人も、より興味を持ちやすく、手軽に始めて見やすくなります。