メーガン妃とハリー王子夫妻が動物実験施設から救出されたビーグルの里親に
メーガン妃とハリー王子は、実験用動物飼育施設から救出された4,000頭のビーグルのうち、7歳のビーグルを里親に迎えました。その経緯についてご紹介します。
https://twitter.com/wpdeabc15/status/1563501686152237056?s=20&t=-grDMbmn3ep7UPnj-Snhkg
マンマ・ミーアと名付けられた7歳のメスのビーグルは2022年の夏、カンバーランドのエンヴィゴ社の施設から解放されました。
エンヴィゴ社は毒物や医学的実験用にビーグル、うさぎをはじめとする齧歯類動物を飼育していました。
しかし、過去1年間の間に70以上もの動物福祉法違反を記録し、極めて劣悪な環境下で多くの命が失われました。
この事件の詳細は、下記の記事をご参照ください。
数百匹のビーグル犬が死亡、米国の実験用動物飼育施設の劣悪な環境
メーガン妃は、ビーグルをエンヴィゴ社の施設から保護したビーグル・フリーダム・プロジェクトの救助センターを運営する弁護士のシャノン・キースさんに直接電話し、その後、彼女は救助センターを時間外に訪問しました。
そして、彼女はマンマ・ミーアと8匹の子犬たちに出会いました。
マンマ・ミーアを選んだ理由
メーガン妃は、家庭犬を探していて、何千匹ものビーグルがエンヴィゴの施設から解放されているというニュースを見たとキースさんに電話で伝えていました。
さらに、メーガン妃とハリー王子夫妻は、子犬ではなく、里親が見つかりにくい老犬を助けたいと考えていると彼に相談し、マンマ・ミーアを選びました。
メーガン妃が保護犬を家族に迎えるのは初めてではありません。
2015年にもガイ名付けられたビーグルの里親になっています。彼女の広報担当者は、メーガン妃は今回のエンヴィゴ社の事件を受け、新たに別の犬を助けたいと思うようになったと述べています。
動物実験廃止のための闘い
米国動物愛護協会(HSUS)は動物実験廃止のために戦い続けています。動物実験は正確さに乏しい時代遅れな実験であり、毎年何千もの回避可能な動物の死につながっているとしています。
そのため、食品医薬品局(FDA)に対して、制度改革を実施し、実験部門から動物を解放するように求めています。
FDAが動物実験の禁止を求める声に抵抗し続けている一方で、米国運輸省(DOT)には一定の進展がありました。動物実験はまだ完全に禁止される段階には至っていないものの、DOTはこれ以上動物を実験過程に加える必要がないことを認めました。
まとめ
動物たちは家畜動物のように食用に飼育されている鶏や牛、豚だけではなく、化学物質や医薬品の実験などのために飼育されている動物たちがいます。
エンヴィゴ社の話は決して他人事ではなく、日本でも動物実験は行われています。
動物実験の犠牲をこれ以上増やさないために、私たちになにができるのでしょうか。
メーガン妃のように、里親になる選択も動物を救う非常に大きな行動ですが、動物実験について同じ過ちを繰り返さないように学び、周囲に発信して呼びかけていくことも非常に重要です。
動物、環境、人に優しい社会の実現は私たち一人ひとりの選択と行動に委ねられています。
動物実験をしていないヴィーガン対応の化粧品や洗剤を選ぶことを習慣にするなど、私たちがすぐにで実践できることは身近にあるので、ぜひ下記の記事などを参考にしてみてくださいね。
参考記事はこちら
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