プロテニス選手、セリーナウィリアムズに学ぶヴィーガンクッキング

プロテニス選手のセリーナウィリアムズはヴィーガンでも有名です。今回はLiveKindlyというすべての人と地球に優しく生きようというコンセプトのアメリカのサイトからセリーナウィリアムズのヴィーガン食生活について紹介します。

妹ヴィーナスは、シェーグレン症候群と呼ばれる免疫系障害と診断された後、彼女は食事を見直し、ヴィーガンとなりました。
ヴィーガンとなった後、40歳となった今でも現役でパワフルなプレイをし続けるヴィーナス。
ライバル、そして親友であり姉妹でもあるヴィーナスから、セリーナが影響を受けたことは誰もが認めることでしょう。
生きるために食べる
世界で最も才能のあるアスリートの1人として、セリーナは自分の体内に何を取り入れるかにとても気を使っています。
「私の食に対する考えは生きるために食べることです。私は健康的なライフスタイルを望んでいるので、たくさんの野菜を食べるのはもちろん、最近はほとんどが植物ベースの食事が主流です。 」とセリーナは2021年8月にアメリカの雑誌Women’s Health(ウィメンズヘルス)に語っています。
ボリュームのあるビーガン食を得るために、セリーナは以前にウィリアムズの姉妹のために数年間シェフをしていたヴィーガン料理シェフ、ローレン・フォンデルプールの助けを借りることに。
フォンデルプールは、プラムビネガーのほうれん草のサラダやクルミで作った植物ベースのマグロのブリートラップまで、たくさんの植物ベース料理をセリーナのために調理し提供しました。
セレナはプライベートシェフを雇っていますが、自分で料理をすることも大好きです。「私は料理をする時間があまりありませんが、料理をする時間は私にとってリラックスできる時間です。」と同雑誌で述べています。
セリーナウィリアムズは何を食べる?
セリーナはサステナブルな植物ベースでできているタコスやピザが大好きです。彼女はもちろん食べることも大好きですが、エリートアスリートとしての意識から、体づくりに欠かせない栄養の取り方を第一に考えています。
「生きるために食べる。私は間違いなくスナックが大好きですが、スナックから身体作りに必要な栄養素を摂ることは難しいこと。でも食べるために生きるのではなく、生きるために食べるようになることが、私の食べ物に関してのコアであり目標としていることです。」とウィメンズヘルスのインタビューで語っています。
セリーナのお気に入りヴィーガン料理
セリーナは、さまざまなインタビューで彼女のお気に入りのヴィーガン料理やレシピについて話したり、ソーシャルメディア、特にインスタグラムで、植物ベースレシピを投稿しています。
セリーナは簡単に作れる料理や、ボリュームたっぷりのヴィーガンスムージーや植物ベースの代替肉を使った料理がお気に入り。
セリーナウィリアムズのお気に入りのヴィーガンメニューをいくつか紹介します。
クルミの「肉」タコス
セリーナのお気に入りの料理の1つは、フォンデルプールが作る、クミン、パプリカなどのスパイスとナッツで作られた風味豊かなヴィーガン「グランドスラミンタコス」です。
カシューナッツ、クルミ、ヒマワリ種で出来た代替肉で作られているグランドスラミンタコスは、カシューナッツとクルミを一晩浸し、ひまわり種と混ぜ合わせてミキサーにかけたあと、スパイスを加えて作るそうです。
果物と野菜のスムージー
セリーナがコートで成功するために必要な栄養素を確実に摂取できるように、フォンデルプールは栄養価の高いヴィーガンスムージーを作りました。
今では、セリーナは自分で栄養価の高いスムージーを作るようになり、セリーナの冷蔵庫には常にお気に入りのヴィーガンスムージが作れるように、ココナッツウォーター、アメリカ定番スポーツ飲料ゲーターレード、きゅうり、ミント、ケール、野菜、生姜、ウィートグラスなどが詰まっています。
果物と野菜
テニスのゲームの前は、セリーナは、肉などの動物性食品を摂取しませんが、健康的でバランスの取れた食事をとるようにしています。
セリーナは通常、試合前にたくさんの野菜を食べてから果物を食べ、少量の炭水化物とタンパク質を摂取するとのこと。 すべての栄養グループを一気に摂取するのがセリーナ流です。
ピザ
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彼女の初めてのインスタグラムの投稿の1つで、セリーナはおいしいヴィーガン料理を自分で作ることができることを証明しました。
「私が一から作ったメキシコ風ヴィーガンピザ」 「肉は実際にはナッツベースです。」とセリーナはオーブンで焼きたての2つのピザの写真に、キャプションを付けて投稿しました。
見た目は、ピザにトマトソース、ヴィーガンチーズ、そしていくつかのキノコがトッピングされています。
ヴィーガン魚料理
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ヴィーガンの魚料理は、植物ベースの代替肉ほど人気がありません。しかし、本物の魚を使わずにヴィーガン魚料理を作ることができないという意味ではありません。
実際、フォンデルプールは、寿司やクルミで作った植物ベースのマグロのブリートラップなど、セリーナのためにヴィーガン魚料理をよく作ったていたそうです。
まとめ
セリーナは、41歳になっても第一線でテニスプレイーヤとして活躍しており、アメリカでは昨年11月に、ウィリアムズ姉妹にまつわる実話を元にした映画「ドリームプラン」が公開されるなど、たくさんの人たちから注目を浴びています。
彼女はヴィーガンでもエリートアスリートとしての身体づくりができるということを、私たちに教えてくれる素晴らしい存在です。
そして、食に対する考え方も教えてくれます。
セリーナの食に対する考え方、「生きるために食べる」は、哲学者ソクラテスの言葉ですが、簡単なようで難しく、深い意味を持っています。
食べることを目的とするのではなく、生きるという目的に向かっての手段であると。日々の暮らしの中で胸に刻んでおきたい名言です。
映画「ドリームプラン」は日本でも今年の2月に公開されます。
参考記事:How to Cook Vegan Like Serena Williams
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