【イギリス】1億5千万の寄付を懸けた1ヶ月間ヴィーガンチャレンジ!スナク首相の返答に熱視線

【イギリス】1億5千万の寄付を懸けた1ヶ月間ヴィーガンチャレンジ!スナク首相の返答に熱視線

ヴィーガン団体GenVは、イギリスの首相に対し、慈善団体への多額の寄付を引き換えに「1ヶ月間ヴィーガンチャレンジ」を提案しました。その詳細をご紹介します。

ハッピーキヌア編集部
2023年01月06日
【イギリス】1億5千万の寄付を懸けた1ヶ月間ヴィーガンチャレンジ!スナク首相の返答に熱視線
ヴィーガン団体、GenV(Generation Vegan)がイギリスのスナク首相に興味深いチャレンジを提案しました。

その内容は、もしスナク首相が1ヶ月間ヴィーガンの食事を継続するなら、100ポンド(約1億5700万円)を彼が選ぶ慈善団体に寄付する、というものです。

 

このヴィーガン団体からの提案について、スナク首相はまだ返答をしていないものの、多くのメディアやイギリス国民から注目を集めています。

 

第79代イギリス首相、リシ・スナク首相とは?

Rishi Sunak

イギリスに移住したインド系の両親のもと、イギリスで生まれ育ったスナク首相は、成績優秀でオックスフォード大学やスタンフォード大学でも学業を修め、MBAを取得しました。

大学卒業後はゴールドマン・サックスに就職し、ビジネスの最先端で活躍した人物でもあります。

 

彼の総資産は7億3,000万ポンド以上あり、イギリスの富豪として知られるスナク首相は、2015年の総選挙でノースヨークシャー州リッチモンドの下院議員に選出されたのをきっかけに、政界に進出を始めます。

2018年には地方政府担当国務次官として任命され、ボリス・ジョンソン元首相が首相に就任した後、財務省の首席秘書官に任命されたスナク首相は、政治家としてのキャリアを着実に築いていきました。

 

そして、2020年2月に財務大臣に就任してからも、雇用維持やEat Out to Help Outスキーム(外食産業支援キャンペーン)などを実施し、政府の財政的側面での対応に貢献してきたスナク首相。

その後1度保守党党首選挙に立候補し敗れたものの、トラス首相の辞任後、国民の期待と信頼を背負い、2022年10月25日にイギリスで初めてとなるアジア系でヒンドゥー教徒の首相が誕生しました。

 

ヒンドゥー教徒は牛を食べない

インド・ネパール等の南アジアに信者の多いヒンドゥー教では、食事に関して宗教的な特徴的な制約があります。
例えば、破壊神シヴァが乗る神聖な動物とされている牛は、特に殺すことも食べることもタブーとされています。
ヒンドゥー教徒であるスナク首相もその教えを守っています。

そのため、ヴィーガン団体のGenVは、ヒンドゥー教の教えを実践している彼に対し、彼の思いやりの輪を他の動物にも広げ、私たちの子供や孫たちのため、そして地球を守るために必要な措置をとることを強く求めたいとの姿勢を示しています。

 

スナク首相へ宛てたGenVからの公開書簡

ヴィーガン団体GenVは、スナク首相への公開書簡の中で、畜産業が環境に与える壊滅的な影響を強調しました。

また、その文書の中で、プラントベースの食事がイギリスの農家と公衆衛生のためにできる「最良のこと」の一つであるという根拠を記しています。

 

GenVのCEOでもあり作家でもあるNaomi Hallum(ナオミ・ハルム)氏は、この手紙にサインをし、その中で彼女は、イギリスは世界で最も自然が破壊された国の一つであることを書き綴りました。

 

また、農業の拡大により「自然環境の悪化をリードしてきた」とする自然史博物館の調査結果を引用しました。

そして、畜産業がもたらす莫大な倫理的コストについても言及し、イギリスでは毎年12億頭の陸上で暮らす動物が食肉用に殺されていると説明しています。

 

「プラントベースの食事を採用することは、思いやりを優先し、この不必要な苦しみを防ぐことができます。」

「私たちは、あなたが私たちの誠実な申し出を考慮し、イギリスをよりサステナブルで有望な未来へと導いてくれることを望んでいます。1月31日までにご回答をお待ちしています。」と手紙は結ばれています。

 

GenVが信念を持って続けるリーダーへの「提案」

GenVが今回のような寄付の代わりに1ヶ月ヴィーガンチャレンジの提案を行うのは、今回が初めてではありません。
GenVは世界の指導者たちにプラントベースの食生活を採用するよう、呼びかけ続けています。

 

2022年にも、同様のキャンペーンで、退役軍人の慈善団体に100万ドルの寄付をする代わりに、トランプ元アメリカ大統領やジョー・バイデン大統領、ローマ法皇に1カ月間ヴィーガンになるよう提案しました。

また、GenVは今回のスナク首相に送った公開書簡のほかにも、イギリス全土で数千の広告やビルボードを展開し、この挑戦を推進しています。

 

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Gen V

 

スナク首相の出す返答とは?

こういった提案を続けるGenVのハルム氏のねらいは、指導者たちが自分の言葉に責任を負うことです。

イギリスに限らず、世界のリーダーは選挙の時に、「より良い未来」の実現を国民に約束します。

 

もちろん、その未来を実現するのは首相一人の努力で行うことができません。

しかし、首相はより良い未来を約束した国民のリーダーとして責任を負い、言葉ではなく行動に移すことが重要であるとハルム氏は考えています。

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畜産業と環境破壊を結びつける証拠が年々増えているにもかかわらず、動物を使わないプラントベースの食生活を実践する世界の指導者たちはほとんどいません。

 

同団体が以前、ドナルド・トランプ元アメリカ大統領に同様の提案をした際、トランプ元大統領は「菜食主義になると 、体の化学反応により脳が混乱する。脳細胞が一つでも失われたらおしまいだ。 」という持論を展開し、この申し出を拒否したと伝えられています。

GenVは、トランプ氏の持論は 「誤った情報で奇妙である」と指摘し、さまざまな研究結果が示すデータから、「その逆の可能性の方がはるかに高い 」と述べました。

 

ヴィーガニズムやプラントベースの食生活について、その健康への安全性や高い効果が最新の研究で明らかになり、環境問題の改善に繋がる高い効果も示されています。

 

しかし、誤った知識や持論、偏見はいまだに拭いきれていません。

だからこそ、世界のリーダーたちの行動が重要になります。

 

メディアや街中の広告で大きく宣伝されている今回のGenVからの提案。

提案という名の、GenVの期待を込めた挑戦状を、スナク首相はどのように受け止めているのでしょうか。

2023年1月31日までに公表されるであろう彼の返答に、関心が集まっています。

 

まとめ

地球と生き物の未来のために、もし世界の指導者たちが、たった1ヶ月だけでもプラントベースを実践するなら、何が起こるでしょうか。

ヴィーガン大国でもあるイギリスの動きに、国内だけではなく世界中から関心が寄せられています。

 

未来のために活動を続けるGenVの想いが実を結び、スナク首相がこのチャレンジに挑戦するのであれば、きっと彼自身にも、彼を尊敬する国民たちにも、素晴らしい変化を起こすきっかけになるかもしれません。

 

今後もハッピーキヌア では、ヴィーガンに関する世界の最新ニュースをお伝えしていきます。

 

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