UAEにて禁止になる使い捨てプラスチック|世界の動向を徹底解説

UAEにて禁止になる使い捨てプラスチック|世界の動向を徹底解説

UAEは2024年から使い捨てプラスチック袋を完全に禁止するというニュースが入ってきました。このようなプラスチック禁止は、ほかにもインドやカナダなど全世界で着々と広がっています。日本では「レジ袋の有料化」が導入され、やっと当たり前になってきたかなというところ。その一歩先を行く「プラスチック禁止」です。

ハッピーキヌア編集部
2023年05月31日
UAEにて禁止になる使い捨てプラスチック|世界の動向を徹底解説

脱プラスチックの流れは全世界で拡大中

プラスチックの問題は、なにも中東の国に限った話ではありません。環境にやさしい暮らしに向けて、全世界が一丸となって取り組んでいる問題です。

その中でも、今回のアラブ首長国連邦のように「禁止」に踏み切った国がいくつもあるので、参考までご紹介していきます。

 

2023年時点ですでに禁止されているカナダ

2023年時点ですでに禁止されているカナダ

カナダは2022年末の時点で、すでに使い捨てプラスチックアイテムの製造と輸入が禁止されました。

医療用アイテムなどの例外品を除き、レジ袋はもちろんのこと、プラスチック製の容器やフォーク、スプーン、カップなどが対象となっています。

 

特にストローに関しては、カナダ全土で使用量が多いだけでなく、汚れが付着することでリサイクルしにくくゴミになるアイテムとして問題視されていました。

 

2022年末で禁止された使い捨てプラスチック製品は、2023年の間は在庫を使い切るまでの猶予期間が与えられています

よって2023年12月から、本格的に販売禁止になる見込みです。

 

さらに、世界にプラスチックをばらまくのを止めるため、2025年までにプラスチック製品の輸出も禁止する方向で話が進んでいます。

 

2022年で禁止するも苦戦しているインド

2022年で禁止するも苦戦しているインド

インドでは2022年7月と一早く使い捨てプラスチックの禁止条例が出されました

急激な経済成長と人口増加によって、プラスチックごみの量も爆増しているインド。

 

適切なリサイクル施設が整っていないこともあり、町中がプラスチックのゴミで溢れかえっている現状が広がっています

 

そんな公害を減らすために取り入れられた脱プラスチック条例。

対象のものは多く、スプーンやストローなどのプラスチック食器はもちろんながら、風船やアイスクリームの棒、たばこの容器なども含まれています。

 

しかし、インドにおける脱プラスチックが進んでいるかというと、正直そうでもないという報告が続いています。

政府による条例は出たものの、現場側での対応が遅れていたり、安価な代用品がないこともあり、引き続きプラスチック製品が出回っているというのが現状です。

 

2023年10月から始まるイギリス

2023年10月から始まるイギリス

今年に入りイギリスにおいても「使い捨てプラスチック製品の販売禁止」が発表されました。

1月の発表を受けて、10月から施行される見込みです。

 

すでにスコットランドやウェールズなど一部地域で始まっていましたが、今回の法令によってイギリス全土に広がることとなります。

イギリス政府の発表したデータによると、国内で使われている使い捨てプラスチック食器のうち、リサイクルに回っているのはたった10%程度とのこと

 

この低い数値は、イギリスに限った話ではなく、多くの国で同じような状況です。

リサイクルに回らない9割はゴミとなり、海に流れ着いているものも多いといわれています。

 

1月の発表を受けて、食品業界やパッケージ業界は対応に追われている今。

10月以降、どのような動向を見せるのかが期待されています。

 

同じくヨーロッパのドイツでは、リターナブル容器が急速に広がっているそうです。

このような「捨てない仕組み」が各国で増えていくと面白いですね。

こちらの記事でご紹介しています

 

まとめ:脱プラスチックの流れは世界全土で着実に広がっている!

まとめ:脱プラスチックの流れは世界全土で着実に広がっている!

サステナブルな暮らしを求めると、必ず辿り着くプラスチック問題。

安くて便利だからと「使い捨て」にすることの多かった素材が、地球上の海を埋め尽くしています。

 

「2050年には海に泳いでいるのは、魚よりもプラスチックごみの方が多くなる」と恐ろしいデータまで出ています。

便利さを求めた結果引き起こしてしまった、このプラスチック問題。

 

2023年のCOP28開催国であるアラブ首長国連邦はプラスチック禁止条例を発表しました。

他の国でも着々と禁止令が発表されています。

 

禁止にしたからといって、すぐに状況が良くなるわけでもないことが、インドにて証明されています。

だからこそ、政府と企業と消費者がこの問題を理解し、より良い仕組みを見つけ出す必要がありますね。

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