菜食主義者が10%!?オーストラリアの最新ヴィーガン情報を徹底解説
畜産業が有名なオーストラリア、実はヴィーガンが多い!?健康志向の方も多いオーストラリアの最新ヴィーガン情報を徹底解説します。栄養学先進国のオーストラリアは、ベジタリアン・ヴィーガン食材が豊富で手に入りやすく、カフェやレストランもかなり多いのです。
畜産が盛んな国、オーストラリアでヴィーガンが流行
オーストラリアといえば、オージービーフ!
スーパーでも豪州産の牛肉を見かけることが多いのではないでしょうか。幼い頃からヴィーガンだから、スーパーのお肉売り場事情がわからないという方でも、中学校の地理の授業でも、習った記憶はありませんか?
一般的に、オーストラリアといえば肉食のイメージが強いですよね。
公園やビーチ、自然保護地域などにバーベキューコンロが備え付けになっていることも多いです。
週末に家族でバーベキューをしたり、誕生会、記念日など人が集まると、肉を食べる機会が多い文化でもあります。
一方で、オーストラリア人は健康志向な方が多いってご存じでしたか?
ベジタリアンやヴィーガンの人も多く、マーケットにはもちろん、スーパーやカフェなどにもベジタリアンやヴィーガンメニューがたくさんあるのです。
オーストラリア人に菜食主義者が多い理由
現在、オーストラリア全体の人口の12.1%がベジタリアン、またはヴィーガンという調査結果があります。
これはかなり驚きませんか?
菜食人口が近年急増したひとつには、健康上の深刻な問題を抱えていることが背景にあります。
身近な健康問題としては肥満が挙げられると思います。アメリカやイギリス、オーストラリアなどの国では肥満は深刻な社会問題です。
数年前まで、アメリカと1位2位を争うほど肥満大国だったオーストラリアですが、近年は政府の働きかけもあり、健康を気にかける方が増え健康志向へと変化してきました。
なんと、オーストラリア政府の働きかけがあったのですね。
具体的には、糖尿病や肥満の予防・治療のため、医療費予算を多く割いたり、食事や生活習慣を見直させるための、家庭・食事環境の教育費を割いたりなど、根本から見直そうという政策があったようです。
こちらの健康アドバイス情報を掲載しているサイト、政府が資金を出し、運営されているようです。
この政策のおかげもあり、健康志向の方が、徐々に増えていったようですね。
さらに、環境問題や動物愛護の考えから、ヴィーガンやベジタリアンになる人も数多くいます。
「肉食は地球環境を悪化させる」と言われている理由は、家畜によって発生するメタンガスが温暖化に大きく関係する点や、畜産業に使われる水が世界の水の30%を占めている点などがあるためです。
実際に、5,000匹の豚の畜産には、20,000人が住む街と同じくらいの汚水を排出する必要があると言われています。
そうした環境問題はオーストラリア人の関心を大きくさせ、意識を変化させてきています。
(出典:animalsaustralia)