エシカルなヴィーガンコスメとは?化粧品に使用されている動物成分、代わりとなるものを徹底解説
ここ数年、エシカル意識の高まりから、ヴィーガンコスメに注目が集まっています。ヴィーガンコスメとはどういうものなのか、徹底解説させていただきます。
目次
クルエルティーフリーとは
ヴィーガンコスメの条件のひとつでもある「クルエルティーフリー」とは、コスメの研究開発や製造において、動物実験をしていないことをあらわしています。
動物実験されていない製品かどうかを判断する時に有効なのが、クルエルティーフリーマークです。
うさぎの公式認定マークが付いている製品を選べば、より安心です。
化粧品開発段階における動物実験の現状
長年にわたり、化粧品業界では新しく化粧品を開発する際、製品に含まれる化学物質や成分が人間の身体にどんな影響を及ぼすのかを、まず動物で試してみるという「動物実験」が行われています。
しかし、実験で傷つけられたり、犠牲になる動物(ウサギやモルモット)たちへのエシカル的な観点から、近年では「動物実験廃止」を求めるデモや署名運動などが活発化してきました。
こうした背景もあり、EU(欧州連合)では、世界各国に先駆けて、2013年に化粧品に関わる動物実験が廃止されました。
また、最近では2021年9月、メキシコの連邦議会でも化粧品の動物実験の禁止法が成立しています。
日本でも、自主的に多くの化粧品メーカーが動物実験を廃止していますが、動物実験を禁止する法改正は、いまだ行われていないのが現状です。
安心のヴィーガンコスメ
ヴィーガンコスメには、動物由来の成分は一切含まれておらず、クルエルティーフリーです。
肌への付け心地もよく、動物や環境にもやさしいヴィーガンコスメのブランドを、いくつかご紹介させていただきます。
1. BEGIC(ベージック)
韓国発の「BEGIC(ベージック)」は、動物由来の原料を使用せずにつくられた、ヴィーガンコスメのブランドです。
BEGICの特徴は、その製品のすべてに「グリーンコーヒービーン」由来のオイル成分が含まれていることでしょう。
使い心地もやさしく、お肌にうるおいを与えてくれるBEGICには、スキンケアのほか、ボディやヘアケア商品がそろっています。
BEGIC商品の詳細は、こちらからご覧ください。
2. UNNATURALLY NATURAL(アンナチュラリー ナチュラル)
「アンナチュラリーナチュラル」は、美容を愛する人たちに向けた、地球環境や動物にも優しいヴィーガンコスメブランドです。
肌に低刺激ながら、しっかりと効果が実感できる成分を取り入れ、肌や環境に悪影響のある成分は入れずにつくられています。
また、森林の環境保全にも配慮し、リサイクル可能なパッケージ素材や容器を使うなど、サステナビリティーにも重点を置いているようです。
UNNATURALLY NATURAL商品の詳細は、こちらからご覧ください。
3. LA VIE STELLA(ラヴィステラ)
植物療法士監修のヴィーガンスキンケアブランド「ラヴィステラ」は、植物療法を取り入れたコスメブランドです。
ラヴィステラの製品は、オーガニックハーブなどの天然由来成分のみを使ってつくられています。
また、商品開発の段階から、石油由来や合成成分を使用せず、可能な限り国産の有機栽培にこだわってつくられるため、ハーブの力がより一層引き出され、肌の自然治癒力の向上も期待できます。
LA VIE STELLA商品の詳細は、こちらからご覧ください。
まとめ
動物由来の成分を一切使用せず、クルエルティフリーなヴィーガンコスメは、肌や身体だけではなく、動物や地球環境にも優しいコスメです。
また、ヴィーガンコスメを使うことで、幸福感や安心感が得られることが、何よりのメリットといえるのではないでしょうか。
動物やサステナブルな未来の地球を守るため、化粧品をご購入される際、ヴィーガンコスメを選択肢の一つに入れていただけたら幸いです。
ハッピーキヌアヴィーガンメディアのこちらの記事も、ぜひご参考になさってください。