子育てに賢く、少しずつ、菜食・ヴィーガンを取り入れる方法を解説
普段の食事のメニュー、肉に頼りきりになっていませんか?ベジタリアンやヴィーガンの食生活を取り入れてみたいけれど、ハードルが高く感じる方必見!菜食、ヴィーガンを家庭で取り入れる方法やポイントをご紹介いたします。
皆さんは、普段のメニューをどのようにして決めていますか?
「スーパーでの価格と相談して」「手軽につくれるもので」「子供の好きなメニューを」と、メニューを決める際には、それぞれの背景があることかと思います。
現代では、肉食を好む子供もとても増えていますが、子供の好きな物ばかりをメニューに出していては、栄養バランスも気になる所。
毎日ではなくても、週に一度から始める菜食の日、ミートフリーマンデーが世界でも浸透しているように、子供たちの食事に、菜食を楽しめるヴィーガン食を設けてみませんか?
本記事では、子育てに賢く、少しずつ、菜食・ヴィーガンを取り入れる方法を解説していきます。
目次
こどもの好きな食べ物ランキング
戦後、欧米の食が日本にも浸透され、子供たちの食生活は大きく変化しました。現代では、洋食メニューは私たちの食事になくてはならないポジションを築いています。
現代の子供たちの好きな食べ物ランキングで上位にあがるメニューは、以下の通りです。
1位 | 唐揚げ |
2位 | ハンバーグ |
3位 | カレー |
4位 | 餃子 |
5位 | 肉料理 |
【出典】おうちご飯、子どもがいちばん喜ぶおかずの人気メニューBEST20を大発表!【HugKumなんでも調査団「小学一年生」編】
ランクインされている料理は、いずれも肉料理。
栄養バランスを大切にしたい子供の食事ですが、肉ばかりの食事や、洋食がメインのメニューが続くと、たんぱく質の摂りすぎに加え、脂質、糖質過多も気になります。
また、カロリー過多だけでなく、野菜不足に陥いる懸念点も忘れてはなりません。
【参考】過去の記事で、ベジタリアン生活がもたらすメリットを解説していますので、併せてご覧ください。
菜食でもたんぱく質を摂れる!
いざ、肉などの動物性食品を摂らない食事となると、気になるのは「たんぱく質不足」。
成長期であり、エネルギーをたくさん消費する子供にとって、たんぱく質は欠かせない栄養源です。
この必須栄養素である、たんぱく質ですが、肉や魚の動物性食品だけでなく、植物性食品からでも補えます。
以下の表は、ヴィーガン食で取り入れたい、たんぱく質の代表です。
- 大豆製品(豆腐、納豆、高野豆腐、油揚げ、など)
- 豆類(落花生、枝豆、ひよこ豆、レンズ豆など)
- ナッツ系(ピーナッツ、アーモンド、クルミ、など)
- 高たんぱく野菜(ブロッコリー、長芋、ニンニク、筍、アボカド、など)
- きのこ類(マッシュルーム、しいたけ、えのき、エリンギ、など)
ヴィーガン食を取り入れる際には、ぜひ意識して、メニューに組み込んでみて下さい。
ヴィーガン食、具体的にどう取り入れる?
たんぱく質は、植物性食品からでもとれることが分かりました。
実際に何から始めようか迷っている方に、具体的な方法を5つ、ご紹介いたします。
- 甘味やうまみの強い食材を用いる
- スパイスや、調味料をしっかり効かせた味付けにする
- 肉の代替品を用いた通常メニューにする
- ヴィーガンのレトルト食品や、既製品を楽しむ
- デザートや、おやつの時間に、ヴィーガンを組み込んでみる。
1. 甘味やうまみの強い食材を用いる
肉が食卓に上がらない日こそ、野菜の美味しさに気付ける日かもしれません。野菜は、じっくり火を通せば十分に甘く、旨味があることに気付けます。
かぼちゃ、じゃがいも、さつまいもなどのイモ類は、甘味が強いだけでなく、お腹にもたまり満足感があります。
トマトや、玉ねぎなどは、大きめに切り、スープに入れれば、うまみがスープに溶け出し、味わい深さを楽しめます。
子供の好きな野菜を、焼く、蒸す、炒めるなどして、異なる調理法で食べてみるのも、味に変化があり、一緒に菜食を楽しめる方法の一つです。
2. スパイスや、調味料をしっかり効かせた味付けにする
スパイスを用いたカレーや、味付けのしっかりしたものであれば、ごはんも進み満足感も得れます。
たんぱく質含有量の多い「高野豆腐」は、味がしみ込みやすい食材で、しっかりとした味付けをするのにおすすめの食材です。
煮込み料理にはもちろん、にんにくや生姜を効かせた「高野豆腐から揚げ」など、アイデア次第で、ヴィーガン食を十分楽しめます。