【最新トレンド】欧米で急上昇中の「ヴィーガンツーリズム」をご紹介
自然や動物にやさしいヴィーガンツーリズムが、今、欧米を中心に世界的な観光トレンドになりつつあります。SDGsにも配慮したサスティナブルなヴィーガンツーリズムを、みなさんにご紹介させていただきます。
ウィズコロナの現在、国内・海外旅行共に、徐々にブーム復活の兆しが見えてきました。
今、欧米諸国を中心に「ヴィーガンツーリズム」が広がりつつあります。
動物や自然にやさしい、エシカルなヴィーガンツーリズムを、皆さんにご紹介させていただきます。
ヴィーガンツーリズムとは
観光庁の調査によりますと、2018年度の世界主要100ヵ国のヴィーガン・ベジタリアンの人口は約6.3億人にのぼり、さらに毎年1%ずつ増加の傾向にあるそうです。
ハチミツや卵、乳製品を含む動物由来の成分を一切摂取しない食生活を実践されている方たちのことをヴィーガンと呼びます。
さらに、ヴィーガンの方たちの中には、食事だけではなく、人間のために犠牲になる動物たちを救うため、動物由来の製品を身に付けたり、使ったりしないなど、ライフスタイルも含めてヴィーガンの生活を送っている方たちもいます。
ヴィーガンツーリズムとは、動物や自然環境に配慮した、持続可能な旅行スタイルのことです。
今、世界的に観光のトレンドになりつつある、ヴィーガンツーリズムの魅力をお伝えします。
ロックダウンで観光地の自然環境が改善
長引くコロナ禍、世界各国で人々の往来が止まった結果、皮肉なことに観光地のビーチや山などは美しくよみがえり、自然本来の姿を取り戻しつつあります。
このことは、私たち人間が普段、いかに自然環境に悪影響を与えているかを物語っています。
透き通るようなビーチや、澄み渡る山々の美しい景色などは、いつまでも当たり前に続くものではありません。
持続可能な未来の地球のためにも、自然環境にやさしい「ヴィーガンツーリズム」を取り入れることが、人々の環境保護への意識改革にもつながっていくのではないでしょうか。
サスティナブルなヴィーガンホテル
欧米では、文化や伝統に囚われず、先進的な思考をもつ若者を中心に、ここ数年、ヴィーガン人口が急増中です。
環境問題への関心の高いヴィーガン人口の増加に伴い、ヴィーガン対応のレストランやホテルなども年々増加しています。
例えば、イギリス・ロンドンにあるヒルトンホテルのヴィーガンルームには、パイナップルの繊維を使用したレザーを使った家具が設置され、床材には竹が使用されるなど、サスティナブルな造りになっています。
また、部屋のアメニティや、清掃の際に使われる洗剤にも動物由来の製品を一切使っていないなど、徹底したヴィーガン仕様が、まさにヴィーガンツーリズムにオススメのホテルといえるでしょう。
日本国内のヴィーガンホテルにつきましては、ハッピーキヌアヴィーガンメディアのこちらの記事を、ぜひご参考になさってください。
ヴィーガンフレンドリーな欧米の観光地
イギリスのロンドンや、アメリカのロサンゼルスは、ヴィーガンフレンドリーな都市として世界的に知られています。
ヴィーガンツーリズムでは、とくに食事への配慮が必要になってきます。
この2つの都市の中心部には、プラントベースのヴィーガンフードを扱うスーパーや、プラントベースメニューを提供するレストランも数多く、観光でもカンタンに見つけることができるでしょう。
とくに、ロサンゼルスは、アメリカで最もポピュラーでヴィーガンフレンドリーな都市とも言われており、ヴィーガン対応のレストランや、健康意識の高い人向けのヨガ施設などがたくさんあるオススメの観光地です。