ヴィーガンクロマグロがもたらす海のサステイナビリティ

ヴィーガンクロマグロがもたらす海のサステイナビリティ

カリフォルニアの若者3人が、ヴィーガンクロマグロを開発。いったいどんなマグロなのでしょうか?そして、そこから考える、海のサステナビリティとは?

ハッピーキヌア編集部
2022年09月22日
ヴィーガンクロマグロがもたらす海のサステイナビリティ

ヴィーガンクロマグロの味は?

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クロマグロの味の特徴は、部位にもよりますが、うま味と、甘みのある脂が特長です。

これは、成分表を見てもわかるように、うま味成分である、グルタミン酸が豊富に含まれています。

 

エンドウ豆にも、ほぼ同程度のグルタミン酸が含まれています。

成分量としては、うま味の点でも、マグロとエンドウ豆はよく似ていることがわかります。

 

動物性の食品にしか出ない味、というものは、もちろんあります。

しかし、測定値上であれ、プラントベースで、栄養素や風味が近いもので作られたヴィーガンクロマグロ。

味も栄養も、充分に期待できると言えそうです。

 

参考:Veg News

大塚製薬

きのした生魚店

PFCチェック

文部科学省 食品成分データベース

 

 

ヴィーガンクロマグロから、海のサステナブルを考えてみる

漁獲量を制限することや、養殖量を増やすことも、種の保存の意味では、有効でしょう。

しかし、それらは結局、魚介類を捕獲し、消費することに変わりはないのです。

 

どんなに個体数が増えても、最終的には、今の問題に戻ってくることになるでしょう。

 

SDGs でも、海のサステナブルを目標としている

真の意味で、海のサステナブルとは、どういったことでしょうか。

 

SDGsにおける、17の目標のひとつに、「海の豊かさを守ろう」があります。

マイクロプラスチックや、海洋汚染の問題と並び、海洋資源の減少も、問題としています。

それぞれ個別の問題ではありますが、マイクロプラスチックを食べた魚は、どうなるでしょうか。

汚染された環境で暮らす魚は、どうなるでしょうか。

乱獲された魚は、どうなるでしょうか。

 

すべては繋がっています。どれもが、早急に解決しなくてはならない問題です。

 

私たちにできる、海のサステナブルのための取り組み

私たちが、必要なだけの漁獲量を確保するため、また、海洋生物を守るために、何ができるでしょうか?

 

Impact Foodのように、魚介類を捕獲することなく、食事を楽しめる製品を開発することも、そのひとつですよね。

資源を守ると、理想的な生態系を保つことができ、海全体が健康になります。

 

ヴィーガンクロマグロの、海洋資源を犠牲にしない取り組みは、海洋生物を、直接傷つけない方法です。

 

しかし、私たちは、そうした取り組みは、なかなかできないものです。

身近なことで、海を守るためにできることなら、すぐにいくつか思いつきます。

 

ごみを削減することは、海に限らず、必要なことです。

また、海に出かけたときには、落ちているごみを拾って帰るといった行動も、心がけたいですね。

 

魚介類を食べる際には、食べられる分だけ購入しましょう。

ひとりひとりが、フードロスを減らすことで、必要な漁獲量は変わってくるでしょう。

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