ヴィーガンとベジタリアンが多い国とは?人口と割合それぞれで解説
ヴィーガンとベジタリアンが多い国がどこかご存知でしょうか。今回は、ヴィーガンとベジタリアンの人口または割合が多い国と、その背景について解説致します。
宗教上の理由でベジタリアンが多い国もありますが、最近は、健康への関心の高まりや、気候変動の悪化などを初め、様々な理由から、様々な国々でヴィーガンとベジタリアンの人口が増え続けています。
現在、世界人口の約1~3%未満がヴィーガンであると推定されています。国連によると、現在の世界人口は約78億人なので、前述の1~3%未満から考えると、現在のヴィーガンの数は世界中で約7800万人(もしくはそれ以上)と推計されます。
(出典:ヴィーガンに関するデータ:2022年の今、知っておきたいこと。 | ワイズアンドパートナーズ)
今回は、ヴィーガンとベジタリアンが多い国についてご紹介します。人口または割合が多い背景についても解説致しますので、是非最後までご覧になってくださいね。
ヴィーガンとベジタリアンの人口・割合が多い国
アメリカ
ヴィーガンの割合、人口共に非常に数値が高い国がアメリカです。
2017年時点で、アメリカの人口の約6%がヴィーガンであり、その人口は、約2000万人に推移しています。(出典:ヴィーガンの人口が多い国ランキング!世界で流行している国はどこ?【2020年】前編)
健康のため、動物のため、気候変動のためなど様々な理由を持つ人がいます。
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アメリカでは、飲食店やスーパーマーケットにおけるヴィーガン対応も非常に充実しています。代替肉の世界的ブランドともいえるBeyond Meat(ビヨンドミート)や、Impossible Foods(インポッシブルフーズ)は、アメリカ発祥です。
イギリス
イギリスのThe Vegan Society(英国ヴィーガン協会)によると、2019年時点では、イギリスの人口の約1.16%がヴィーガンです。(出典:Vegan Statistics | Veganism Around the World)人口にすると、約80万人となっています。
イギリスで、ヴィーガン食が定義されたのは1944年のこと。イギリスは、ヴィーガン発祥の地であり、現在も最もヴィーガンフレンドリーな国の一つです。
2025年には、ヴィーガンとベジタリアンの割合は全人口の1/4を占めるようになると推定されており、フレキシタリアンの割合は全人口のおよそ半分になるだろうと推定されています。(出典:Vegan Statistics | Veganism Around the World)
イギリスでは、飲食店やスーパーマーケットにヴィーガン対応商品・メニューがあることは通常になってきています。