ヴィーガンとベジタリアンが多い国とは?人口と割合それぞれで解説

ヴィーガンとベジタリアンが多い国とは?人口と割合それぞれで解説

ヴィーガンとベジタリアンが多い国がどこかご存知でしょうか。今回は、ヴィーガンとベジタリアンの人口または割合が多い国と、その背景について解説致します。

ハッピーキヌア編集部
2022年05月03日
ヴィーガンとベジタリアンが多い国とは?人口と割合それぞれで解説

日本

株式会社フレンバシーの調査によると、日本のヴィーガンの割合は2019年時点で2.1%です。人口では、約250万人となっています。

また、ベジタリアンの割合は、4.8%(約570万人)となっています。(出典:第2回日本のベジタリアン・ヴィーガン・フレキシタリアン人口調査 by Vegewel

 

最近では、大手スーパーマーケットに大豆ミートやプラントベースチーズなどヴィーガン対応商品が並んでいます。また、ファーストフード店やカフェで、ヴィーガンまたはベジタリアン対応のメニューを提供するところもあります。

 

東京や大阪などの大きい都市を中心に、ヴィーガン料理専門店が増えてきていますよね。

 

イスラエル

2015年時点でイスラエルの人口の約5%がヴィーガンのライフスタイルを送っています。人口では、約42万人となっています。(出典:急成長中!イスラエルのベジ&ヴィーガン事情

人口にすると、比較的少なく見えますが、割合で見ると、世界トップレベルです。

 

また、ベジタリアンの割合は13%(109万人)となっています。

 

イスラエルにヴィーガン・ベジタリアンの方が多い背景の一つには、宗教があります。外務省によると、イスラエルでは国民の74%がユダヤ教、18%の人々がイスラム教を信仰しています。(出典:イスラエル基礎データ|外務省

 

ユダヤ教、イスラム教ともに豚肉を食べることが禁じられているなど、宗教上さまざまな食事制限があることが、豊富なヴィーガン食メニューが生み出される一つの要因となっているようです。(出典:イスラエルのヴィーガン革命が熱い!コーシャ対応や3Dプリンターを使った代替肉、培養肉など徹底解説 | ハッピーキヌア ヴィーガン情報

 

また、イスラエルは比較的新しい国家であり、さまざまな国や地域のから来た人や文化が混ざる、多文化社会です。国民の平均年齢は、30.5歳と非常に若く、柔軟性がと多様性も、ヴィーガン・ベジタリアン文化が広まる理由となりました。

若者の間では、ヴィーガニズムだけでなく、環境問題やLGBTQ+についてのリベラルな考えが広く受け入れられています。(出典:急成長中!イスラエルのベジ&ヴィーガン事情

 

インド

WorldAtlasによると、インドの人口のおよそ38%にあたる5億人以上がベジタリアンです。(出典:Countries With The Highest Rates Of Vegetarianism – WorldAtlas

インドは、人口でも割合でも世界トップのベジタリアン大国となっています。

 

インド人がベジタリアンとなる理由の多くは、宗教です。宗教の根底にある基本原則は「アヒムサ」であり、これは非暴力を意味します。これらの宗教は、生きている動物が食べ物になるために殺されてはいけないという考え方です。(出典:インドの食習慣 | インド 豚 – Global Japan Network

 

しかし、インドでは、ヴィーガン文化はあまり根付いていません。昔から、インドの食文化と牛乳は深く結びついています。インドのベジタリアンには、魚や乳製品はとるという食生活を送る方が多くいます。(出典:世界最大の菜食国、でもヴィーガンが根づかない インドの深いベジタリアン事情:朝日新聞GLOBE+

 

ドイツ

2018年時点でドイツの人口の約1.6%がヴィーガンであり、132万人に推移しています。(出典:

ヴィーガンの人口が多い国ランキング!世界で流行している国はどこ?【2020年】前編

 

2022年、ドイツ人の51%がに肉の摂取量を減らしていました。(出典:51% Of German Consumers Reduced Their Meat Intake In The Last Year, Data Shows – Plant Based News

 

動物福祉と環境問題への懸念や、健康のため、といった理由に加え、肉などの代替品の品質が向上し、安く美味しい商品が増えていること、オーガニック先進国でもあり、既に食に対する意識の高さがあることなどが背景となっています。(出典:ドイツ人の42%がもう肉を食べない!?ドイツのヴィーガン事情 | ハッピーキヌア ヴィーガン情報

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

 

世界の国々のヴィーガン・ベジタリアンの割合と人口の背景には、国により様々な理由があります。また、その国により様々なスタイルのヴィーガン・ベジタリアン文化が発展しています。

 

今後、世界ではますますヴィーガニズムが広がっていくことが予想され、より多様な文化が発展するでしょう。

各国の今後の動向にも注目していきたいですね。

 

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