「ヴィーガンワイン」をわかりやすく解説!日本で買えるヴィーガン認証付きワインもご紹介
ワインはお好きですか?今回は、ワインがお好きな方も、そうでない方にも、知っていただきたい、ヴィーガンワインについて解説します。
今回は、ワインのお話です。
ワインにも、「ヴィーガンワイン」と呼ばれるものが存在していることを、ご存じですか?
この記事では、ヴィーガンワインとはいったいどんなものかを、解説します。
そして、赤、白、ロゼ、デザートの各カテゴリのヴィーガン認証ワインを、ご紹介します。
目次
ヴィーガンワインとは?
ワインには、ヴィーガンと、そうでないものがあることを、ご存じでしたか?
両者の違いは、どこにあるのでしょうか?
そもそも、ヴィーガンとは?
いま、世の中で、「ヴィーガン」という言葉が、日常的に聞かれ、浸透してきたように思われます。
多くのセレブや著名人が、ヴィーガンであることを公表しています。
しかし、ヴィーガンとは、いったいどのようなこと・人を指すのか、正確に理解しているでしょうか?
ヴィーガンとは、いわゆる「完全菜食主義」と言われます。
しかし、実際は、食事だけではなく、身に着けるものやコスメなど、日常のあらゆるものに、動物由来の物質を含まないものを選択する方が多くみられます。
こちらの記事では、ヴィーガンの方が、なぜ、動物由来のものを避けるのか、その理由も解説しています。
ヴィーガンってどんなものだろう?と、基本的な豆知識をまとめている、こちらの記事も併せてご覧いただければ、より理解が深まるでしょう。
ヴィーガンワインとは?
つまり、ヴィーガンワインは、「動物由来の物質を、一切使用していないワイン」ということになります。
しかし、ここでひとつ疑問がわきます。
ブドウを原料としたワインなのに、ヴィーガンではないものがあるのでしょうか?
ヴィーガンワインと、それ以外のワインとの違い
ワインは、そもそも、ブドウ果汁を発酵させたものです。
正式に「ワイン」と呼ぶためには、果実も、ブドウに限定されます。
このルールは、世界共通です。
しかし、そこに、ヴィーガン/ノンヴィーガン の違いがあるのは、どの部分にあるのでしょうか。
ヴィーガンワインと、そうでないワイン
ヴィーガンワインと、そうでないワインの違いは、『ファイニング(Finning)』という工程にあります。
ファイニングとは、日本では、『澱引き(おりひき・おりびき)』と呼ばれています。
『澱』を取り除く
ワインは、熟成すると、ワインの底に、酵母の死骸や酒石などの『澱(オリ)』と呼ばれる沈殿物ができます。
澱は、モロモロとしたものですので、残っていると、渋み・えぐみや、舌ざわりの悪化の一因になります。
この、澱を除去することで、澄んだワインになります。
澱は、タンパク質と重合して沈殿します。
ワインに含まれるタンパク質は、非常に小さな分子です。
濾過ではなかなか除去しきれません。
そこで、あえて、ワインにタンパク質を添加することで、素早く澱を沈殿させ、上澄みのワインを取れるようにしています。
ファイニングに使われるものが、動物由来かどうかが決め手
上の表にあるように、清澄剤には、さまざまなものが用いられています。
この、清澄剤には、動物由来のもの、そうでないものがあります。
ヴィーガンワインとは、この、清澄剤のうち、非動物性のものを使用しているもの、もしくは、不使用のものを指しています。
こちらの記事でも、動物性の清澄剤不使用のワインについて、解説しています。
併せてご一読ください。