【健康面で多くのメリット】プラントベース対応のドッグフードが世界的に急成長
愛犬には出来るだけ長生きしてほしいと考える飼い主から、着々とペットフードの見直しを始めています。今後急成長が予想されるヴィーガンペットフードについてご紹介します。
目次
ペットフードの主原料
改めてペットフードの食品成分一覧を眺めてみると、ビックリするほどリストは多岐に渡っています。一般的に入っているものとしては、下記があげられます。
- 肉類(ビーフ、ポーク、チキンなど)
- 魚介類(まぐろ、かつお、あじなど)
- 穀類(とうもろこし、小麦、コーンフラワーなど)
- でんぷん類(コーンスターチ、ポテトスター時、さつまいもなど)
- 豆類(大豆、おから、小豆など)
- 油脂類(動物性油脂、植物性油脂、脂肪酸など)
普段何気なく愛犬に与えているドッグフードですが、言われてみれば「加工品」です。いろいろなものが凝縮されていることがよく分かるリストです。
ペットフードに含まれる食品添加物
便利なペットフードに含まれているのは、主原料だけではありません。
カリカリの風味を維持したり、美味しい香りを出すためなどに、色々と添加物も入っています。
- 酸化防止剤(保存性を高めるため)
- 着色料(見た目をよくするため)
- 甘味料(味付けをよくするため)
- 発色剤(微生物の繁殖を抑えるため)
- 保存料(腐敗を防ぐため)
- 保湿剤(ウェット感を出すため)
- 香料(香りをよくするため)
添加物と聞くとギョッとするかもしれませんが、日本で流通しているペットフードは「ペットフード安全法」という基準をクリアしたものです。
とはいえ、このリストを眺めると「便利なものにはいろいろと入っているな…」と少し尻込みせざるを得ませんよね。
できるだけ愛犬の体に優しいペットフードを、今すぐにでも探したい!という方は、こちらの記事も併せてご覧ください。
昨年比600%!?急成長するヴィーガンペットフード市場
昨今、健康意識への高まりから、愛犬の健康についてもしっかりと考えなおす飼い主が増えてきています。それに乗じて、ヴィーガンペットフード市場は急速に成長しています。
イギリスのスタートアップ企業OMNI(オムニ)社
イギリスをベースとするペットフード会社であるオムニ社は、2020年に設立したばかりですが、信じられないほどの急成長を見せています。
プラントベース食へのトレンドがとどまらないイギリスにおいて、過去6か月間で「ヴィーガンペットフード」の販売量が6倍にも膨れ上がったというのです。
このニュースがさらに話題を生み、一時は品薄になったほどです。この勢いはますます加速していくだろうと考えられています。
続々と投資を集めているヴィーガンペットフード市場
2020年に先駆けてヴィーガンペットフードに取り組み始めたオムニ社を始め、ヴィーガンペットフード市場は多くの投資家の目を引いています。
人の食べるものががらっと変わろうとしている今、このプラントベーストレンドが他の動物たちまで広がっていくことは目に見えているからです。
現時点では始まったばかりのヴィーガンペットフードトレンドですが、2028年までには15億ドル規模の市場まで膨れ上がるとの見立てもあります。