ヴィーガンで健康に|体調に関するメリット7つとデメリットに対する対策5つ
「ヴィーガンで健康になれるって本当なの?」その実情を徹底解説。メリットや困難なポイントを紹介し、編集部が実践してわかったこともご紹介します。
ヴィーガンが困難なポイントと対策
1. ヴィーガン薬の欠如
多くの薬はヴィーガン対応ではないため、病気の際に使用する薬に対し、ヴィーガンはジレンマに陥る可能性があります。
一部の圧搾錠剤には、牛乳乳糖とカプセルケーシングがあり、多くの場合ゼラチンが含まれています。
そして、ワクチンの多くは、動物性たんぱく質と細胞の助けを借りてのみ生産することが可能ですので、大きな悩みとなることでしょう。
出典:BIOMES「Vegan Lifestyle: Possible Disadvantages of the Diet」
しかしながら、現在はヴィーガン対応した薬も多く開発されており、世の中のヴィーガニズムの盛り上がりで、今後さらに選択肢は増えていくでしょう。
2. 外食が大変な場合がある
まだまだヴィーガン専門のレストランやカフェの数が少ないこともあり、限られたお店に行くことが多くなりがちです。
また、通常のレストランなどでも、「ヴィーガンメニュー」を提供している場合もありますが、オリジナリティーに欠ける場合も多く、心から楽しむことが出来ないことも多いです。
それでも、ヴィーガンオプションがあるレストランは世界中でとても増えています。日本においても東京におけるヴィーガン対応レストラン数は、2021年過去の1.5倍の店舗数となっていることから、ますます選択肢は増えていくものと思われます。嬉しいことですね。
3. 会食など一部難しい場合がある
「ヴィーガン」ということで、「なんだか難しい人なのでは・・・」、「ヴィーガンメニューがないお店だと誘うのは失礼かも」などと、知人や職場の同僚から思われ、ちょっとした孤独感を味わう可能性も。
ただ、これはお互いの親密度に関係しており、近しい友人や家族などは、逆に私と一緒に食事をすることで、ヴィーガン食に興味を持ちはじめています。これも2番目と同様でしょう。
4. コスト要因と労力
買い物に工夫をせず、ヴィーガンフードばかり購入すると、食費が高くなる可能性があります。
また、バランスの取れた食事を考えると、買い物リストの作成や買い物自体に時間を要する場合もあります。
しかし、これらもヴィーガニズムの盛り上がりで、より多くの選択肢が増え、どんどんコストも低下していっています。
まとめ
今回の記事を読まれて、ヴィーガンになる想像しやすい一般的なメリットや、意外なメリットを知った方もいるかもしれません。
「ヴィーガンになれば健康になれる!」と完全にはいい切れない点もありましたが、栄養面などの知識を持つことで足りない点を補えば、健康増進や体質改善に繫がる可能性はあります。
ただ、最初からストイックなヴィーガンになることは大変ですし、そうする必要もないと思います。
まずは、自分が出来そうな範囲で、「ムリなく良いとこ取り!」ぐらいの気持ちで気軽にはじめることをおすすめします。なんでもそうですが、楽しいことは続きますからね。
栄養素に関しては、ぜひこちらの記事も参考にされてください。