【南アフリカ】アフリカ大陸でも大きな成果?ヴィーガニュアリーが及ぼした小売・外食への影響とは
南アフリカではヴィーガニュアリーに参加・賛同する企業が小売・外食業界に変化を起こそうとしています。南アフリカでプラントベースの新製品やキャンペーンに取り組む企業をご紹介します。
南アフリカのProVeg South Africaによると、2019年以降、30,000人以上の南アフリカ人がVeganuary(ヴィーガニュアリー)に参加したとのことです。
同団体によると、2023年1月には、南アフリカの約38種類のプラントベースの新製品が発売され、多数の有名企業が1カ月間、プラントベースの新製品や特売品を提供しました。
アジアではまだ浸透していませんが、欧米をはじめアフリカ大陸でも広がりつつあるヴィーガニュアリー。
今回は、南アフリカでヴィーガニュアリーに賛同した企業についてご紹介します。
Woolworths
例えば、ウールワース(Woolworths)は最近、調理済み食品からチーズまで幅広いヴィーガン製品の新しいPlantLoveシリーズを発売しました。
一部の商品には、国内におけるプラントベース商品の表示に関する規制の不透明さを受け、独自の用語が使われています。
Woolworths South AfricaのシニアマーケティングマネージャーであるDaisy Masiangoako氏は、
「私たちは、お客様により良い食品を選んでいただき、また地球にも優しい食品を選んでいただきたいと考えています。お客様の健康への道のりを簡単にし、達成できるようにすることで、お客様とパートナーになりたいと考えています。」
と述べました。
Vida e caffè
また、Vida e caffèは、1月中のミートレス・マンデーに特別価格を提供し、全国の店舗でヴィーガニュアリーを推進しました。
マーケティングエグゼクティブであるFahiem Frizlar氏は、「Vida e caffèでは、ヴィーガンと植物由来の商品を増やすことに力を入れています。全国の店舗でVeganuaryを強調することで、当社の幅広いビーガン商品と、ビーガンになることの利点を間違いなく紹介することができました。」と語っています。
Kauai
さらに、Kauaiは、店内やアプリで特典を提供したり、ニュースレターへの登録を促したりすることで、100%植物由来推進していくプラントベース計画を宣言しました。
ProVeg South Africaにより、2022年に南アフリカで最もプラントベースフレンドリーなクイックサービスレストランとして評価された後、同社は再びこのVeganuaryを簡単で楽しめるように様々な工夫を行ってきました。
このようなキャンペーンには、多数の顧客が参加し、プラントベースの食生活を試す機会を幅広く提供しました。
まとめ
これらの企業の参加により、南アフリカにおけるヴィーガニュアリーの影響が広がっています。
プラントベースの食品を提供することで、多様な顧客ニーズに対応し、健康や環境に配慮した食生活をサポートすることができます。
今後ともヴィーガニュアリーのように、短期間のチャレンジを実践するように、楽しみながらプラントベースダイエットやヴィーガニズムを実践する機会が増えるかもしれません。
今後も、ヴィーガニュアリーが南アフリカの食文化に与える影響が注目されます。
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