Well-Being(ウェルビーイング)とは?用語や話題の取り組みを徹底解説
Well-Being(ウェルビーイング)とは何か?今なぜ注目されているのか?国内外のウェルビーイングに対する取り組みについて解説します。
ウェルビーイングの話題の取り組み
ウェルビーイングは、国内外で積極的に取り組まれています。
団体や法人、企業などの活動の一部をここでご紹介します。
1. 国際的な取り組み
「SDGs」
SDGs(Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標)とは、持続可能でより良い社会の実現を目指す世界共通の目標です。
2030年を達成年限とし、17のゴールと169のターゲットから構成されています。
そのゴールのうちの3[保健]では、「あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を促進する」とあり、「健康と福祉(ウェルビーイング):GOOD HEALTH AND WELL-BEING」に、ウェルビーイングというキーワードが含まれています。
2. 日本の取り組み
国内外のウェルビーイングに関する研究技術分野への助成
「健康」とは、WHOが定義しているように、肉体的・精神的・社会的にウェルビーイングであること。公益財団法⼈Well-being for Planet Earthでは、この社会の「健康」を促進するための研究活動を助成しています。
日本版 Well-being Initiative
日本版 Well-being Initiativeは、日本経済新聞社と、公益財団法人Well-being for Planet Earth、そして有志の企業や有識者・団体等と連携して発足した団体です。
実感としての豊かさをあらわすウェルビーイングを経済社会に起こすことで、持続可能な経済を考え、ウェルビーイングを高める経営の在り方の検討をしています。
3. 企業の取り組み
Googleのデジタルウェルビーイング
デジタルウェルビーイングとは、テクノロジーに振り回されるのではなく、生活とのバランスを取って、より役に立つように使用するという、2018年にGoogleが始めた取り組みです。
スマホで受け取る通知の数を管理したり、オフラインで過ごす時間をつくることができる、デジタルウェルビーイングというアプリを開発しています。
アシックスグループ、丸井グループ、PwCグループ
いずれの企業も、「健康経営」を柱にしたウェルビーイングに取り組んでいます。
「従業員とその家族のウェルビーイング」「すべての人の幸せ」「従業員一人一人が心身とも健康で、高いモチベーションで仕事に取り組める環境づくり」などを掲げて活動をしています。
ウェルビーイングはこれからの社会のキーワード
ウェルビーイングとは、「満足のいく状態、幸福、福利」という意味ですが、身体の健康や精神的、社会的にも満たされているという、広い意味の幸福を言います。
近年、国際機関がウェルビーイングについて提言したことや、現在の社会情勢から、今、すべての人々が満たされる社会への関心は高まっています。
健康や福祉を促進する、多様性を認め合うなど、ウェルビーイングは、これからの社会を考えていく上で、ますます重要になるでしょう。
人々がウェルビーイングであるためには、どのような社会であるべきなのか。私たち一人ひとりが、自分のウェルビーイングとは何かを考えることから始めてみるのも良いかもしれません。
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