りんごから作られるアップルスキンレザーとは?作り方や特徴を解説

りんごから作られるアップルスキンレザーとは?作り方や特徴を解説

りんごから本革のような素材ができるのをご存じですか?今回はアップルスキンレザーがどのように作られるのか、また環境問題との関係について解説。この素材を使ったおすすめの商品もご紹介します。

ハッピーキヌア編集部
2022年05月18日
りんごから作られるアップルスキンレザーとは?作り方や特徴を解説
りんごから作られる本革のような風合いのアップルスキンレザーは、動物性の材料を一切使用しない、クルエルティーフリーの素材です。

 

ヴィーガンの方の中でも、動物性の製品を避けている人が今熱い視線を送っている素材の一つ。本革よりも軽いなどのメリットがあり、また環境への負担が少ないのも特徴です。

 

アップルスキンレザーとはどのように作られるのか、環境に優しいと言われている理由は何かなどについて解説します。

 

まだアップルスキンレザーを試したことがないという方のために、おすすめの商品もご紹介。オンラインストアで注文して、ぜひ手に取ってその良さを実感してみてください。

 

アップルスキンレザーとは?

アップルスキンレザーは、りんごの搾りかすとして残る芯や皮で作られた、本皮のような質感の繊維です。

 

アップルスキンレザーが生まれたのは、イタリアの北部に位置するボルツァーノ。この周辺の南チロル地方は、りんごの栽培とワインの産地として知られています。

 

ボルツァーノでは収穫したりんごの一部が廃棄され、中には処理されずに放置される場合もあり、悪臭の原因になっていたと言います。

 

そこで、りんごを有効に活用する方法はないかと開発が進められ、りんごの搾りかすを使った紙や包装箱、そして、アップルスキンレザーなどの製品が生まれました。

 

アップルスキンレザーの製造方法は、大きく分けて4工程あります。

 

  1. りんごを搾って出た芯や皮などのかすをすりつぶす
  2. 【1】を乾燥させる
  3. 【2】をパウダー状になるまでさらに加工する
  4. 【3】を樹脂で固める

 

出来上がったアップルスキンレザーは、本革と違い動物性の材料は使用していないため、ヴィーガンレザーとも呼ばれています。

 

また、ソフトで軽く、水に強いのが特徴。シューズやバッグ、お財布などの小物や、フォルクスワーゲンのシートにも使われています。

 

アップルスキンレザーが環境に優しい理由

アップルスキンレザーのもう一つの特徴は、環境に優しい素材であることです。

 

本革は、皮を鞣(なめ)す際にはクロム鞣し剤が多く使われます。これは3価クロム塩という種類で無害ですが、この鞣し剤を使用した革製品を焼却すると一部は有害な6価クロムに変化することが分かっています。そのため、環境を汚染する可能性があるのです。

 

合成皮革の場合は、編物や織物の上に石油からできたポリウレタンやポリ塩化ビニル樹脂を塗って作られます。

 

石油は微生物分解されないため土に戻りません。そのため、廃棄するのに広大な埋め立て場所が必要になります。また、焼却した際は家庭ごみよりも二酸化炭素の排出量が多いことが問題です。

 

一方、アップルスキンレザーは、革の一部がりんごの天然材料でできているため、石油から作られた樹脂の使用を抑えることができます。また、りんごでできた繊維の部分は土壌の堆肥として還元することも可能です。

 

動物性製品を使用しないヴィーガンの方だけでなく、そうでない方でもアップルスキンレザーの製品を利用することで環境保護に貢献できます。

 

では、アップルスキンレザーを使った製品にはどのようなものがあるのでしょうか。次におすすめの商品をご紹介します。

 

アップルスキンレザーの環境への影響はこちらの記事もご覧ください。

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