「クリーンミート」とは?培養肉と代替肉との違いを徹底解説

「クリーンミート」とは?培養肉と代替肉との違いを徹底解説

日本ではまだ一般に流通していない「クリーンミート」ですが、近い将来にスーパーやレストランで見かけることもあるかもしれません。

ハッピーキヌア編集部
2022年06月19日
 

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「クリーンミート」とは?培養肉と代替肉との違いを徹底解説
動物の命を犠牲にすることなく食べられる肉「クリーンミート(clean meat)」をご存じですか?直訳すると「きれいな肉」「清潔な肉」という意味のクリーンミートは、食中毒や感染症などのリスクを低減し、食料不足を解消するなどのメリットがあるとして今注目されています。

 

日本ではまだ販売されていませんが、今後研究が進められ、数年後には家庭の食卓に上る可能性も。クリーンミートとはどのような肉なのか、培養肉と代替肉との違いや、メリット・デメリットなどをご紹介します。

 

クリーンミートとは

クリーンミートとは、動物の細胞を体外で培養してつくられる食肉のことで、培養肉とも呼ばれています。

 

クリーンミートという呼び方は、肉の生産について考える非営利団体グッド・フード・インスティテュート(GFI)が2018年に考案しました。その後2019年には、より理解しやすいという理由などから、培養肉(cultured meat)という名称に変更しています。

 

現在培養肉を表す言葉は、このクリーンミートのほか、「細胞培養肉」、「細胞ベースの肉」、「食肉処理の不要な肉」、「研究所で育てられた肉」などがあります。

 

このように、クリーンミートは培養肉と同じ意味を持つ言葉です。

 

培養肉と代替肉との違い

クリーンミートと培養肉は同じ意味ですが、代替肉とどう違うのでしょうか。

 

培養肉は動物の細胞からつくられる動物の肉であるのに対して、代替肉は肉のような味・食感を持ちながら、大豆などの植物性の原料からつくられる食品のことです。

 

培養肉は、牛や豚、鶏などから細胞を採取して研究所で増やした後、その細胞を使って組織を形成してつくられています。少量の細胞からつくるため、食肉のために犠牲となる動物を減らすことができるのがメリットです。

 

一方代替肉は、大豆を原料とした大豆ミートの場合、大豆を加熱・加圧してたんぱく質を繊維状にしてミンチ型やブロック型などに成形して乾燥させます。今では肉と変わらない食感があり、植物性たんぱく質や食物繊維が豊富なのが特徴です。

 

培養肉と代替肉について原料や栄養の違いなどについて、以下の表にまとめます。

 

培養肉 代替肉
呼び方 細胞培養肉、クリーンミート、細胞ベースの肉、食肉処理の不要な肉、研究所で育てられた肉 大豆ミート、大豆肉、ソイミート(以上は原料が大豆の場合)、フェイクミート、疑似肉
原材料 牛や豚、鶏などの細胞 大豆、小麦、エンドウマメ、ソラマメなど
栄養 本物の肉の栄養成分とほぼ同じ、動物性のたんぱく質、鉄、亜鉛、ビタミンB群など 大豆ミートの場合、植物性のたんぱく質、食物繊維など。低脂肪・低カロリーでコレステロールはゼロ
購入先 日本では未販売 スーパーなどで購入可

 

このように、培養肉と代替肉は原料や栄養もまったく違います。培養肉は日本ではまだ研究開発の段階にあり、一般に普及するまではもう少し時間がかかるでしょう。

 

海外の培養肉の情報についてはこちらの記事もご覧ください。

 

ネスレが、イスラエルの培養肉開発に本格参入!食の最先端をお届け

イスラエルのヴィーガン革命が熱い!コーシャ対応や3Dプリンターを使った代替肉、培養肉など徹底解説

 

クリーンミート(培養肉)のメリットとデメリット

クリーンミート(培養肉)にはどのようなメリットとデメリットがあるのでしょうか。一つずつ見てきましょう。

 

【メリット】食肉の安全性が高い

クリーンミートは衛生的な環境でつくられるため、生産される過程で細菌やウイルスなどの病原体が付着する可能性が少ないのがメリットです。

 

また、家畜の感染症を予防するための抗生物質を使用しないので、薬物の耐性ができた菌が増加することもありません。そのため、食中毒や感染症などのリスクを低減できます。

 

【メリット】食料不足の解消

世界の人口は2019年の77億人から2050年には97億人になり、また世界に必要な食料は2050年までに2010年と比べて1.7倍(58.17億トン)になると予測されています。

 

その中でも畜産物は、2050年に2010年の1.8倍(13.98 億トン)になる見通しのため、クリーンミートをつくる技術を使えば、世界的な食料不足や、国内の食料を確保するのに有効であるといわれています。

 

【メリット】環境に優しい

畜産から発生する二酸化炭素は1年で7.1ギガトンとされ、人に関わる温室効果ガス排出量全体の14.5%です。また、地球上の淡水の約92%は農業で使用されており、そのうち約29%は畜産による消費です。

 

クリーンミートは、温室効果ガスを発生させず、水の消費量も減らせるため、より環境の負荷が小さい食肉といえるでしょう。

 

【メリット】動物福祉

動物に痛みを与えて命を犠牲にすることなく食肉を生産・消費できるのは、クリーンミートのメリットです。

 

牛は移動や調教のために鼻に穴を空けて鼻環をつけ、また牛や人のけがを予防するために角を切られます。豚のけがを予防するために歯や尾を切る慣行も問題になっている中、クリーンミートはこれらの苦痛が生じないのも大きな特徴です。

 

【デメリット】長期的なメリットは不確定な部分も

クリーンミートは、食中毒や感染症などのリスクを低減する安全性の高い食肉であることは確実にいえます。

 

一方で、温室効果ガスの排出などの環境問題については、前提条件などにより結果が左右されるため、メリットがどの程度あるのかはっきり解明されていません。環境への影響は100~1000年単位のタイムスパンで考える必要があるのも課題です。

 

今後の実用化の時期に注目

動物の細胞からつくられるクリーンミートは、安全性の高いのが特徴で、世界の食料不足や環境問題の解決になると期待されています。

 

日本ではまだ購入できませんが、シンガポールでは世界に先駆けてクリーンミートの商品を販売。鶏肉のクリーンミートで作られたナゲットは、従来の鶏肉の味と変わらないといいます。

 

日本でクリーンミートが買えるようになる日は近いのでしょうか。シンガポールの状況などにも注目しながら、今後の行方を見守りましょう。

 

<参考>

東京大学公共政策大学院「培養肉に関するテクノロジーアセスメント」2021年3月


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