ヴィーガンも急増!?コロナの影響により世界中でエシカル意識が向上
世界中で蔓延する新型コロナウイルス。その影響により世界中でサスティナビリティ・エシカルへの関心が高まっていることをご存知ですか。ヴィーガンフードの売り上げも急増している、その実態と理由とは?また、コロナの影響でヴィーガンの方も増えている理由も解説。
コロナの影響でヴィーガンが増えた理由とは
「Mintelのアレックス・ベケット氏は、次のように述べています。
『人々は今、世界がより良い方向に変わることを望んでおり、思いやりを示す方法を模索しています。
積極的な変化をもたらす方法を知りたいと悩んでいる消費者にとって、動物性タンパク質をカットすることは、気候危機に取り組み、自然への思いやりを示し、自分自身の栄養摂取量を増やすための方法と見なされるかもしれません。
コロナが発生する前から、世界の市場では植物性の飲食物への関心が高まっていましたが、パンデミックがこの傾向を加速させているのかもしれません。
例えば、中国では、KFCやピザハットの新しい植物ベース肉のオプションの売上が急増しています。』
「米KFC」・「植物性代替肉」の記事も参考にしてください。
また、調査によると、全国の半数以上(55%)が、コロナ発生後、以前よりもゼロから調理することをし、料理とベーキングに長期的な関心を寄せています。
コロナ発生前、若い人たちは一般的に、調理に時間が掛からない、便利な食品を選んでいました。
しかし、ロックダウンの下では、家にいる時間が増え、レストランやカフェが営業していないため、一から料理をすることを始めた人も増えたようです。」
(出典:Mintel:「A quarter of young Millennials say COVID-19 has made a vegan diet more appealing」
一見、コロナとヴィーガンには何の関係性もないようで、「コロナで何故ヴィーガンが増えるの?」と思われた方も、その理由の1つがお分かり頂けたのではないでしょうか。
コロナにより、世界中でエシカルへの意識が向上し、それが、ヴィーガンという生き方に興味の範囲を広げているようですね。
まとめ
コロナによる社会構造や価値観の変化により、世界中でエシカルへの意識が向上し、その流れで、ヴィーガンも急増しているようです。
コロナの影響により、大気汚染が緩和され、また、ステイ・ホームは世界中の人々に、家族と一緒に過ごす時間の大切さ、これまでの働き方、そして、地球規模で起きている問題について考える機会となりました。
コロナをネガティブな事だけに終わらせないためにも、今こそエシカルな行動を選択し、コロナ後も一過性のトレンドにならないよう、持続していくことが大切ではないでしょうか。