【アメリカ情報】ケンタッキーからヴィーガンチキン発売

【アメリカ情報】ケンタッキーからヴィーガンチキン発売

米KFCが植物由来のフライドチキンを発売。おなじみのケンタッキーの味がするのかどうかなど、様々な疑問点を解説。他ファストフードで食べられるヴィーガンメニューの最新情報も併せてご紹介。

ハッピーキヌア編集部
2020年10月07日
【アメリカ情報】ケンタッキーからヴィーガンチキン発売
健康志向の高まりを受けて、低糖質・高たんぱくの「代替肉(だいたいにく)」が注目を浴びています。

2020年8月27日、大手ファストフードチェーンのケンタッキーフライドチキン(KFC)は、アメリカ・ジョージア州のアトランタのひとつの店舗にて、植物だけで作られた「フライドチキン」を1日限定で無料提供しました。

ここでは、ケンタッキーのヴィーガンチキンへの取り組みを中心に、気軽に食べられるヴィーガンミートを使ったファーストフードについてご紹介します。

 

ヴィーガンミートとは?

ヴィーガンミートとは

ヴィーガンミート」とは、大豆やえんどう豆などを主な材料として作られる、植物性代替肉のことです。

健康志向の高まりから、ベジタリアンヴィーガンのように、植物性のものだけを食べる方だけではなく、フレキシタリアンと呼ばれる、肉の摂取をできるだけ減らそうという方も増えています。

そんな方たちのために、本物の肉にそっくりの味や食感を持つ、さまざまな種類のヴィーガンミートが開発されています。

 

中でも、アメリカで最も注目を浴びているのは、2019年に世界で初めてNASDAQ上場を果たした代替肉企業ビヨンド・ミート(Beyond Meat)の商品です。

見た目のみならず、味や食感も本物の肉にたいへん似ているため、言われなければ代替肉とは気付かないほどです。

このビヨンド・ミート社が、今回ケンタッキーと提携して開発したヴィーガンチキンが「ビヨンド・フライドチキン」です。

 

ケンタッキーの「ヴィーガンチキン」への取り組み

2019年、ケンタッキーフライドチキン(KFC)は、現在のスタンダード商品に対してより健康志向の高い代替品として、ビヨンド・ミート社と提携して「ヴィーガンチキン」を開発すると発表していました。

 

その開発の結果、2020年8月27日に試験的に提供されたのが、「ビヨンド・フライドチキン」です。

写真で見る限り、本物のチキンそっくりでおいしそうに見えますね!

米KFCは、数多くのファストフードチェーンとの厳しい市場競争の下にあって、長らく成長が停滞していました。さらなるビジネス拡大のために、ヴィーガンやベジタリアン向きの代替肉を使ったメニューの開発と提供に乗り出しました。

 

健康や環境への意識の高まりを受けて、世界各国のスーパーマーケットや飲食店で植物性代替肉の人気が高まっていますが、全米展開するファストフードチェーンでビヨンド・ミートの代替肉を使ったメニューが提供されるのは初めてのことです。

KFCによれば、今回の「ヴィーガンチキン」については、他の商品と同じフライヤーで調理されるため、厳格なヴィーガンには準拠せず、肉の摂取量を減らしたい「フレキシタリアン」の顧客をターゲットにしているとのことです。

 

また、KFCによれば、植物由来とはわかりにくく、通常のものと同様に「ケンタッキーフライドチキンの味」がする、と自信を持っています。

今後は顧客の反応次第で、さらなる試験提供や全国展開などを決めるとのことです。

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