「ミラクルミート」のDAIZ社、国内最大の18.5億円の資金調達
大豆ミート「ミラクルミート」を手がけるDAIZが、国内最大の約18.5億円の資金調達を発表!広がる食の多様性、世界中で日々進化・拡大する植物性代替肉市場から今後も目が離せません。
植物性代替肉市場においては国内最大の資金調達となります。
今回はDAIZ社の概略や、資金調達の用途についての速報をお届けします。
「ミラクルミート」とは
「ミラクルミート」とは、DAIZ社が開発・製造する植物性代替肉です。
従来の植物性代替肉には、大豆搾油後の残渣物である脱脂加工大豆を主原料としたものが多いのですが、「ミラクルミート」は原料にオレイン酸リッチ大豆(丸大豆)を使用しています。
これにより、大豆特有の臭みを無くし、さらに、独自の特許技術「落合式ハイプレッシャー法」で大豆を発芽させることで、旨味や栄養価を増大させ、且つ従来の食肉のような弾力と食感をも再現しています。
添加物などが加えられていないのも、消費者にとってはとてもありがたいポイントですね。
今回の資金調達のポイント
資金の使途
今回調達した資金の使途としては、「ミラクルミート」の生産体制の拡大と研究開発の強化、グローバルでの事業展開、人材採用などが挙げられています。
また、資本提携先である食品大手ニチレイフーズとの「ミラクルミート」を原料とした家庭用・業務用商品の共同開発や、丸紅等の商社のネットワークを活かし、「ミラクルミート」の国内外への販路拡大を図るとのことです。
SDGsへの貢献
さらに、ENEOSホールディングスとは、従来の食肉や脱脂大豆由来の植物肉に比べて生産工程におけるCO2排出量の少ない「ミラクルミート」の普及を通じて、低炭素・循環型社会の実現を目指すとしています。
これは、国内の植物性代替肉市場においては初のSDGsへの貢献を目的とした資本業務提携です。