【映画産業】あの有名映画も…？動物が犠牲になった映画と動物福祉との関係性について徹底解説
動物は映画には欠かせない存在。最近では実際の動物を使わずCGを使っていますが、ハリウッドでの動物虐待は以前から問題視されていたトピックです。映画と動物福祉との関係性について解説します。
Heaven’s Gate (1980): ダイナマイトで馬が吹き飛ばされる
出典元：eiga.com
製作当時、約80億円という莫大な費用を費やして製作された映画Heaven’s Gate’s（天国の門）は、おそらく動物虐待が横行している、最も悪名高き映画として有名です。
アメリカ人道協会に報告によると、映画の制作中にダイナマイトで爆破された馬を含む数匹の動物が残忍な方法で殺されました。
動物虐待報告には、他にも、本物の闘鶏、つまずいた馬、牛の切断、鶏の首の切断などがあります。
現場で虐待された馬の所有者によって、プロデューサー、ディレクター、プロダクション、および馬の世話係に対して訴訟が提起されたほどです。
プロダクションによる動物の扱いを監視することを禁止されていたアメリカ人道協会 は、映画に対する全国的なボイコットを主導。
この抗議を受けて、映画俳優組合と映画テレビ製作者同盟 は、アメリカ人道協会 が、すべての撮影メディアでのすべての動物の使用を監視することを、契約上承認するようになった曰く付きの映画です。
The Adventures of Milo and Otis （1989）: 20匹以上の子猫が殺された
出典元：eiga.com
The Adventures of Milo and Otis（マイロとオーティスの冒険）は、畑正憲が監督・脚本を手掛けた、子猫物語から15分間削除された英語版。
欧米で映画が最初に公開されたとき、いくつかのオーストラリアの動物愛護団体は、撮影中の動物虐待の申し立てを提起し、ボイコットを呼びかけました。
スコットランドタブロイドSunday Mail（サンデイメイル）は、映画製作中に20匹以上の子猫が殺され、1匹は、歩くときに不安定に見えるように故意に折られたと報道しました。
映画配給元コロンビア映画は、動物の権利法がない日本の制作会社に対する虐待の申し立てを無視し、撮影中に役員が立ち会わなかったにもかかわらず、アメリカ人道協会からの承認を得ました。
