オリエンタルヴィーガンとは?野菜の中でも「五葷」を避ける理由

オリエンタルヴィーガン、五葷(ごくん)フリーとは?五葷の意味、そもそもの由来、私たちの生活に与える影響などをわかりやすく解説します。

今回は、中でも、『オリエンタルヴィーガン』と呼ばれる、ヴィーガンについて徹底解説していきたいと思います。
オリエンタルヴィーガンとは、五葷(ごくん)を食べないヴィーガンのことを指します。
五葷(ごくん)といわれてもピンとこない方も多いのではないでしょうか。そこで今回の記事では、五葷(ごくん)についても詳しく解説していきます。
オリエンタルヴィーガンとは
先述した通り、オリエンタルヴィーガンとは、五葷(ごくん)といわれる野菜を食べないヴィーガンのことを指します。また、オリエンタルヴィーガンは、オリエンタルベジタリアンと呼ばれることもあります。
五葷(ごくん)ってなに?
一般的に五葷(ごくん)というと、
- ネギ類(玉ネギ、長ネギ、あさつき、エシャロット等)
- ニラ類
- ニンニク
- らっきょう
の野菜を指します。
しかし、地域や時代によって、五葷(ごくん)に含まれる野菜の定義は異なるようです。
どうしてオリエンタルヴィーガンは五葷(ごくん)を食べないの?
ネギやニンニクなどを含む五葷(ごくん)といわれる野菜を思い浮かべてみると、どれも匂いや刺激が強いものであるのがお分かりいただけると思います。
それもそのはず、これらの野菜は、大地の毒素を吸って育つ野菜類といわれつほどで、肉や魚介類の強烈な匂いを中和するために使用されることが多くあるのです。
よって、肉や魚などを食べないヴィーガンの方にとって、五葷(ごくん)の匂いやエネルギーの刺激があまりにも強すぎて、体がバランスが取れなくなり、心身に悪影響を及ぼしてしまうことがあるのです。
また、ヴィーガンの方でも、五葷(ごくん)を食べることによって、自分の意志に反して『肉や魚を食べたくなってしまう』ということも起きてしまうようです。
ヴィーガンでも五葷(ごくん)を食べるか食べないかは個人差・地域差がある
五葷(ごくん)を食べないオリエンタルヴィーガンと呼ばれる人たちは、主にインドやアジアの地域に多いといわれています。
一方で、欧米圏に居住しているヴィーガンの方は、玉ねぎやニンニクなどといった五葷(ごくん)を、何も気にせず食べている方が多いといわれています。
このように地域差が見られる背景には、宗教上の理由があると一般的に考えられています。
仏教のいくつかの流派では五葷(ごくん)を食べない⁉
もともと、仏教のいくつかの流派で五葷(ごくん)を食べないという規定があるようです。その理由としては、『これらの野菜の匂いがすべて強く修行の妨げになるから』、『これらの野菜を食べてしまうと強欲になってしまうから』など、諸説あります。
このような宗教上の背景を考えると、アジア・インド圏には、五葷(ごくん)を食べないオリエンタルヴィーガンが多いということも納得できますね。
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