日本人の7割以上がグルテン不耐症?からだの不調やアトピーとの関連性、今日から始められるグルテンフリーダイエットを解説

日本人の7割以上がグルテン不耐症?からだの不調やアトピーとの関連性、今日から始められるグルテンフリーダイエットを解説

グルテンフリーやグルテン不耐症という言葉を聞いたことはありますか?パンやパスタなど小麦製品に多く含まれるグルテンは、体調不良の原因となる可能性があるんです。グルテン不耐症への対策として、グルテンやグルテンフリーダイエットについて解説します。

ハッピーキヌア編集部
2023年05月19日
日本人の7割以上がグルテン不耐症?からだの不調やアトピーとの関連性、今日から始められるグルテンフリーダイエットを解説
近年、人々の健康意識が高まるにつれて、「グルテンフリーダイエット」が大きく注目されるようになりました。

また、「グルテン不耐症」という言葉も浸透しつつあります。

 

グルテン不耐症とはいったい何なのか、気になる方も多いのではないでしょうか?

 

この記事では、グルテン不耐症について詳しく説明します。

併せてグルテンフリーダイエットの方法を紹介するので、グルテン不耐症の対策に活用してみてください。

 

グルテンってどんなもの?

グルテンフリーやグルテン不耐症など、さまざまなメディアでグルテンに関連する言葉を見かけます。

しかし、「グルテンって何なのかよくわからない…」と疑問に思う方もいるのではないでしょうか。

 

そもそもグルテンとは、小麦に含まれるたんぱく質の一種です。

 

小麦粉に水を加えてこねることで、グルテニンとグリアジンという2種類のたんぱく質が絡み合い、グルテンに変化。

弾力性のあるグルテニンとよく伸びるグリアジン、それぞれの特徴が合わさったグルテンは、小麦の生地に弾力と粘り気を与えます。

 

パンのもちもちした食感や、パスタの噛み応え、スイーツのなめらかな口当たり。

このような小麦粉から作られる食べ物のおいしさは、グルテンの効果によるものなんですね。

 

小麦粉の代替として用いられることの多い米粉を使った、ライスペーパーやライスヌードルを食べてみると、小麦粉特有の食感との違いがよくわかるでしょう。

 

また、グルテンは私たちにとってなじみのある食品だけでなく、調味料にも含まれています。

 

  • 小麦製品(パン・パスタ・うどん・クッキー・ケーキなど)
  • 小麦を含む食品(餃子・天ぷら・カレールー・シチューなど)
  • 小麦を含む調味料(しょうゆ・味噌・ソースなど)

 

(参照サイト:グルテンフリー食品の選び方|食べていいモノ、避けるべきモノ

グルテンフリー食材(食品)はどれ?おすすめ食材と見分ける方法

 

日本人にはグルテン不耐症が多い?

日頃よく食べるものや調味料には、グルテンを含むものが多いかもしれません。

一方で、日本人の7割以上が「グルテン不耐症」だともいわれています。

ここでは、グルテン不耐症について詳しくみていきましょう。

 

グルテン不耐症とは

グルテン不耐症とは、グルテンの成分であるグリアジンに身体が過剰反応してしまい、不調を感じる症状のこと。

グルテン過敏症とも呼ばれ、アレルギー疾患に分類されます。

 

日本では、昔よりもグルテン不耐症を発症する人が増えているようです。

 

その原因のひとつに、小麦の品種改良が挙げられます。

小麦粉の生産量を向上させるために品種改良を重ねた結果、グルテンの含有量まで増大。

また、食生活の変化に伴って小麦製品の摂取量も増える中で、より一層グルテンによる不調が起こりやすくなったと考えられます。

 

グルテン不耐症の症状

グルテン不耐症では、主に以下のような症状が見られます。

 

  • 慢性疲労
  • 腹痛
  • 下痢
  • 便秘
  • 逆流性食道炎
  • 手足のしびれ
  • じんましん

 

グルテンは消化器系の症状に加えて、手足のしびれやじんましんなど身体全体で不調を引き起こす可能性があります。

グルテンを含む製品を食べた後に体調不良を感じたら、グルテン不耐症が疑われるかもしれません。

 

グルテンが引き起こすその他の疾患

グルテンが引き起こす疾患には、グルテン不耐症の他に、セリアック病とグルテンアレルギーがあります。

 

セリアック病

セリアック病は、自己免疫疾患のひとつ。

遺伝的要因が強く、欧米人に多く発症する病気だといわれています。

 

セリアック病にかかると、グルテンに異常反応した自己免疫が、誤って小腸の組織を攻撃。

炎症を起こした小腸では栄養を吸収する力が低下するため、慢性的な腹痛や下痢、倦怠感などに悩まされます。

 

グルテンアレルギー

グルテンアレルギーは即時型のアレルギー疾患です。

グルテン不耐症とは異なり、グルテンの摂取後すぐに発症します。

 

じんましんやアトピーなど、皮膚への症状が見られないか注意してください。

 

グルテンフリーダイエットを始めてみよう

グルテンを摂取することで、グルテン不耐症をはじめとした疾患が起こるリスクも高まります。

そこでおすすめしたい対策が、グルテンフリーダイエットです。

 

グルテンフリーダイエットとは、グルテンが含まれる素材を避ける食事を意味します。

 

グルテンフリーダイエットは、もともとセリアック病患者の食事療法に活用されていました。

特に近年では、スポーツ選手や著名人によるグルテンフリーダイエットが話題となっています。

 

体調不良の原因がグルテンだと考えられる場合、グルテンフリーダイエットを実践してみてもいいかもしれません。

 

グルテンフリーダイエットの方法

では、どうやってグルテンフリーダイエットを始めればいいのでしょうか。

 

まず、グルテンを含む食材と含まない食材を把握する必要があります。

先述したように、パンやパスタなどの小麦製品にはグルテンが含まれるため、避けなければなりません。

 

一方で米やそば粉、野菜、果物はグルテンを含んでおらず、安心して食べられます。

 

グルテンフリーダイエットでは、主食を米に変えて和食中心にするといいでしょう。

また、小麦粉を米粉に置き換えれば、グルテンフリーであってもパンやスイーツを味わえますよ。

 

グルテンフリーダイエットのメリット・デメリット

グルテン不耐症の方にとって、グルテンフリーダイエットは体調改善に期待できるところが大きなメリットです。

また、グルテンを避けることで腸内環境が整い、下痢や便秘をしなくなったというケースも見られます。

 

心身の健康に効果を発揮するグルテンフリーダイエットですが、デメリットがある点に注意してください。

 

極端なグルテンフリーダイエットを続けていると、食物繊維やビタミンなど必要な栄養素が不足しがちです。

栄養バランスの乱れからかえって身体を壊してしまわないよう、体調と相談しながら取り組みましょう。

 

また、グルテンフリーダイエットによって食事の選択肢が少なくなる恐れもあります。

自分がグルテン不耐症なのかどうか、2週間ほどグルテンフリーダイエットを行って確かめてみてはどうでしょうか。

 

グルテンフリーのメリットについては、こちらの記事でも詳しく解説しています。

 

まとめ

小麦に含まれるグルテンは、私たちが普段からよく口にする成分です。

一方で、グルテンを摂取することにより、グルテン不耐症のような体調不良を引き起こす可能性もあり得ます。

 

グルテンによる不調を改善するには、グルテンフリーダイエットが有効な手段だといえます。

グルテンフリーの素材を活用して食生活を見直しながら、自分の体質がグルテンに合っているのかいないのか、見極めるようにしてくださいね。

 

ハッピーキヌアでは、健康を意識した食生活について幅広く紹介しています。

 

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