自宅でできるサステナブルな「コンポスト」の始め方

自宅でできるサステナブルな「コンポスト」の始め方

コンポスト=堆肥。家庭で出た生ごみを堆肥にし、家庭菜園などで活用します。どんな種類がある?臭くない?方法は?自宅でできるコンポストの疑問を徹底解説します!

ハッピーキヌア編集部
2022年06月29日
自宅でできるサステナブルな「コンポスト」の始め方

コンポストのメリットとデメリット

海外では、有機ごみをコンポストする取り組みが、行政から推奨されるほどです。

しかし、日本ではまだ、そのあたりは遅れています。

ならば自分たちでできることを始めよう!そう思われた方も多くいらっしゃるでしょう。

そんな方は、コンポストを始める前に、そのメリットとデメリットを、きちんと知っておくことが必要です。

以上のような、メリット、デメリットが考えられます。

特に、臭いや虫に関しては、自分の家や敷地内が不快になるだけではなく、ご近所の方々の迷惑になることも忘れてはいけません。

しかし、それらのデメリットに関しては、正しく手入れをして、腐敗させないように管理すれば、防げることでもあります。

確かに、ごみとして捨ててしまえば簡単です。

コンポストは、手間がかかります。

 

しかし、考えてみてください。

植物を育てるときに、ほったらかしにする方はいませんよね。

植物を育てるための堆肥を作るときも、同じです。

手をかけ、管理をきちんと行うことで、より良い堆肥ができるのです。

 

参考: Natural Gate (natural-gate.com) 「コンポストとは。仕組みや種類、メリットやデメリットも解説」

 

 

コンポストの方法は?

コンポストを行うための容器を「コンポスター」といいます。

そこに生ごみを入れ、堆肥を作ります。

次にご説明する、方法のどれもが、コンポスターの中で堆肥を作ります。

 

コンポスターにも種類がある

コンポスターにも、種類があります。家庭でコンポストする場合、以下の方法が主流となっています。

一般的で、扱いやすいのは、好気型コンポストだと言えます。

設備コストもかからず、コンポスターにもさまざまな様式があり、自分のライフスタイルや、好みの見た目のものを探せます。

 

生ごみ処理機において、乾燥式の臭いが気になる方は、乾燥が完了したら、冷めてからふたを開けるといいでしょう。

ハイブリッド式、バイオ式で、臭いが気になるときは、水分をしっかり切ったコーヒーかすや茶殻を入れると、消臭効果が期待できます。

 

また、生ごみ処理機は、自治体から、購入の助成金が出る場合があります。

現在お住まいの、自治体に問い合わせてみるといいでしょう。

 

出典: 株式会社伝然 生ごみ処理機ナクスル (den-zen.net) 「コンポストとは?3つの種類と基本的な使い方 」,「生ごみ処理機って臭いは出る?どんな臭いが出るのか種類別に解説」 

Kampoful Life by クラシエ薬品 (kracie.co.jp)「コンポストとは?コンポストの作り方とメリット|

 

 

コンポスターにはどんな生ごみも入れていい?入れてはいけないものはある?

堆肥が、より栄養価の高いものになるようにと、いろんな種類の生ごみを入れるのがいいように思いますよね。

しかし、入れるものや、その状態によっては、強い臭いが発生してしまったり、上手に発酵できなくなってしまったり、できた堆肥が植物を枯らしてしまうこともあります。

 

△ 肉や魚、卵など、動物性のもの

ヴィーガンの方のキッチンでは、これらの生ごみは出ないかもしれません。

入れてはいけないわけではありませんが、ゴキブリなどの害虫、ネズミなどを誘引する恐れがあります。

また、肉や魚の骨は、大きいほど分解されにくく、土と混ぜる際に、砕くなどの必要があります。

ちなみに、卵の身は腐敗を招きますが、卵の殻は、良く分解するということです。

こちらもあらかじめ、細かく砕いてから入れるといいかもしれませんね。

 

△ 柑橘類の皮

こちらも意外かもしれませんが、果実は虫が大好きなにおいでもあります。

また、柑橘類の皮の、天然の油分が、発酵を遅くしてしまうのも一因だと言われています。

× 塩分の強いもの

塩分は、土のpH、ナトリウム濃度を変化させてしまう恐れがあります。

植物の成長に必要なカリウムは、ナトリウムによって阻害されてしまいます。

栄養の吸収を妨げることになってしまうと、植物がうまく育たない、枯れてしまうなどの被害が起こる可能性があります。

つまり、「塩害」が起こってしまうということですね。

食事後の残滓をコンポストする程度ならいいかもしれませんが、梅干しや古漬けなどは避けたほうがいいでしょう。

 

△ 油、揚げカス

油分が多いと、発酵が遅れるといわれています。

季節や条件によっては、発酵のペースが遅くなることで、虫の発生につながることも考えられます。

 

× プラスチックなどの人工物

こちらは言うまでもなく、微生物が食べられないものは、コンポストできません。

生分解性のあるプラスチック類なども、できるだけ細かくしてからコンポスターに入れると、負担も軽く済みます。

 

出典: Tasso (tasso-ikizama.com) 「コンポストの匂いを抑えるポイント【入れていいもの・入れてはいけないもの】」

ELLE.com 「コンポストに入れてOKなもの、NGなものは?自宅で簡単に始める方法を解説 」

塩分に関してはこちらが参考になります。→  節約すまいるHappy生活 (setuyaku-smile.com) 「生ごみ堆肥化 入れてはいけないもの(塩分)」

 

コンポストでの注意点

  • 水をよく切ってから、コンポスターに入れる

 水分が多いままコンポスターに入れてしまうと、コンポスター内の酸素が相対的に減り、嫌気性発酵、場合によっては腐敗の原因になってしまいます。

しっかりと水を切り、コンポスターに入れましょう。

 

  • しっかりと攪拌する

好気型のコンポスターでは、攪拌することにより、コンポストのなかに酸素を送り込むことができます。

私たち人間と同じで、微生物にとっても、酸素は必要です。

 

  •  発酵が確実に完了したものを使う

発酵が完全に終了したコンポストを使用しないと、発酵の続きを、土の中、つまり、植物の根の下で行うことになります。

発酵過程では必ず、「発酵熱」という、熱が発生します。この熱は40~60℃くらいまで上がると言われています。

植物の根を、高温で蒸らすと、どうなるでしょうか?

枯れてしまいますね。

必ず、発酵がきちんと完了したコンポストを使用して、土に混ぜましょう。

 

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