【動物性不使用】植物由来で温かい!話題のエシカルダウン「カポックノット」とは?
カポックをふんだんに使った動物性素材を使わない「エアーライトジャケット」とは?東南アジアでとれるカポックは、プラントベース素材でありながら、ふわふわの柔らかさと温かさを誇る新素材です。詳細を徹底解説します。
目次
KAPOK KNOT社の取り入れる「Farm to Fashion」モデルとは
カポックノットが愛されている理由は、商品が素晴らしいというだけではありません。
老舗アパレル企業の4代目であるKAPOK KNOT社の創業者深井氏は、アパレル業界の大量生産・大量破棄という負のシステムを真に当たりにしたことで、商品を作って売るだけでない方法を模索しています。
アパレル業界の新しい仕組みFarm to Fashion
同社の導入している「Farm to Fashion(ファーム・トゥー・ファッション)」という制度は、アパレル業界の中でも新しい発想です。
カポック綿を育てている農家、とってきたカポック素材を布に加工する工場、洋服に仕立て上げる裁縫工場など、すべての工場とカポックノット社は直接契約しています。
まさにファームからファッション(服の仕上げ)まで、関わる現場・人と繋がっているということです。
「農園からこころよい暮らしへ」を大切にするKAPOK KNOT公式ホームページはこちらから。
従来のアパレル業界はブラックボックスがあちこちに
従来の生産方法だと、アパレルメーカーはすでに出来上がった布を仕入れてきて、仕立てて売っていました。
それだと、どのような場所でどのような方が原料を作っているのか、どこで布が作られているのかが不透明でした。
中には、賃金が安いからと子供を使って綿花を集めているような会社があったとしても、覆い隠されていて加工業者や商品を買う人は知らされていないということも。
そのような商品を買うことで、私たちも知らず知らずのうちに、児童労働に加担していた恐れもあるのです。
また、仲介業者が間に入ることで、コストが積み重なっていき、最終商品の値段が吊り上がってしまうことも。
そんなアパレル業界の闇に眼を向けたカポックノット社の代表は、すべての現場に実際に訪れ、直接契約をしていきました。
このような取り組みを「トランスパレンシー(透明性)」を大切にする経営といいます。詳しくはこちらの記事もご覧ください。
作り手・売り手・買い手全員がハッピーになる方法
「Farm to Fashion」方式を取り入れることで、どのような環境で、どのような方が、どのような思いで作っているのかが良くわかるようになりました。また、売っている側のことも、生産者側に伝わる。
単純にモノを作る人・買う人というやりとりではなく、お互いを理解することで、製品への思いをお互いにすり合わせていくことができます。
すると、より良いものを作り出したいというモチベーションが高まっていくのは間違いありません。
また、それに共感する人が商品を購入することで、ファームからファッションの輪が繋がっていきます。
同社のサステナブルな取り組みはこれで終わりではありません。商品の売り上げの一部を、カポックを育てている農園への環境保護活動に再投資しています。
これによって、次のカポックの木が育つようになり、ますますカポックの輪が循環していくのです。
まとめ:軽くて暖かいエアーライトジャケットはカポックノットの自信作!
天然素材であるカポックをたっぷり使って作られた、KAPOK KNOT社の「エアーライトジャケット」についてご紹介してきました。
薄くて軽いけれど温かいため、最近話題のグランピングやキャンプなどのアウトドアシーンには、間違いありません。
また、とにかく薄手で着心地がよいので、最近は自宅生活が続いている…という方は、冬場のおうちウェアとしてもバッチリです。1日中着ていても肩がこる心配もありません!
ただ温かいジャケットというだけではありません。
カポックノット社のジャケットを着ることは、東南アジアの環境保護にもつながっているし、生産・加工をしてくれている方々の笑顔にもつながっています。
サステナブル企業の商品を買うということは、単純に商品を手に入れるだけでなく、環境をちょっとだけ良くするアクションに繋がっているという心の温かさにも結び付いています
寒い冬でも、心も体も温かくしてくれるエアーライトジャケットは、ハッピーキヌアのサイトでも販売が始まりました。
メンズ・レディースともにそろえていますので、ぜひチェックしてみて下さい。