【アメリカ】ネクストミーツとドクターフーズ、2023年に植物由来のフォアグラやキャビアを発売予定
東京に拠点を置くスタートアップ企業ネクスト・ミーツと、その子会社であるドクター・フーズ社は、2023年にプラントベースのフォアグラやキャビアを含むネクスト・ミーツ製品を北米地域で発売すると発表しました。
東京に拠点を置くスタートアップ企業ネクスト・ミーツと、その子会社であるドクターフーズ社は、2023年に北米でネクストミーツ製品を発売すると発表しました。
発売される製品のラインナップは、ヴィーガンフォアグラとヴィーガンキャビアをはじめとする、棚置き型のネクストミーツ製品が予定されています。
注目を浴びた新商品発表会
ネクストミーツは、2022年12月14日にカリフォルニア州カルバーシティにあるロサンゼルス・クッキング・スクールとJETRO(独立行政法人日本貿易振興機構)で、新商品の発表会を開催しました。
このイベントでは、世界的に有名なヴィーガンシェフであるレイナさんが、ビーフストロガノフ、コリアンBBQ、ビステックなど、ネクストミーツの商品を世界各国の料理で調理し、注目を集めました。
子会社のドクターフーズ社は、初の植物性フォアグラと称される「ヴィーガンフォアグラ」を発明した会社です。
ネクストミーツによると、ドクターフーズ社は、細胞ベースの食品技術の世界的な中心地であるシンガポールで事業を開始する予定であると公表しています。
バラエティ豊かな品揃え
ネクストミーツは、「世界初」の植物性焼肉用ショートリブとスカートステーキを含む33種類の高タンパク質製品をすでに市場に導入しています。
同社の製品はスーパーマーケットでの小売販売をはじめ、国内外のチェーン店など、飲食店でも扱われるようになっています。
日本風の製品に特化し、プラントベースの牛丼、チキン、バーガーパテ、ポーク、ツナ、ミルクも提供しています。
ネクストミーツは、新商品の詳細を明らかにしていませんが、コレステロール、遺伝子組み換え作物、保存料、人工香料を含まず、低飽和脂肪で高タンパクの商品であると新商品の魅力を強調しています。
成長への期待
日本だけではなく常に世界を視野に入れ、生産体制の拡大と研究開発に力を注ぐネクストミーツ。
ロシア、中国、フランスなど世界中から非常に優秀な技術者や食品科学者を集め、更なる飛躍を目指し続けています。
また、2021年、同社は環境に配慮した生産施設「NEXT Factory」を新潟に建設する計画を明らかにしました。
気候変動による環境問題への危機感や、未来の食糧危機を見据えて世界的にプラントベースフードへの関心が高まる昨今。
大手企業のみならず、新しいマーケットに可能性を感じる情熱に溢れたスタートアップが続々と登場しています。
そのような勢いづくプラントベースフード業界において、日本の代替肉スタートアップとして名高いネクストミーツ。
社内の研究開発チームと味と食感への独自のアプローチ、そして生産体制の拡大を通し、自社の強みを着実に築いています。
スタートアップならではの勢いと国内だけに留まらないビジネス戦略で注目を浴びる、日本発のスタートアップの動きに今後も注目が集まるでしょう。
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