ヴィーガン・プラントベースの食生活が妊娠に与える影響とは?健康的な体作りを中心に徹底解説
プラントベースの食生活は、健康的な体作りに役立つ側面が多くあります。女性の妊娠・出産にどのような影響を与えるのか、またどのような栄養摂取を心がけていけばよいのか、詳しく解説していきます。
毎日の食事から健康を意識したい、という女性も多いのではないでしょうか。
特に、妊活に取り組んでいたり、出産を予定している女性の中には、ヴィーガンの健康効果に期待する方もいるかもしれません。
そこで、今回はヴィーガンの食生活が妊娠にどのような影響を与え得るのか、解説していきます。
ヴィーガンの食生活はどんなもの?
はじめにヴィーガンの食生活とは
ヴィーガンの食生活とは、「食事において動物性食品を避け、植物性食品のみを摂る」完全採食主義者を指します。
肉・魚だけでなく、卵や乳製品も食べないという点で、ベジタリアンよりもさらに厳格だといえるかもしれません。
近年では、海外セレブをはじめとして、ヴィーガンを生活に取り入れる女性も増えています。
また、食べ物にとどまらず、衣食住全てに関わるところで動物由来のものを避けることも、ヴィーガンの考え方のひとつです。
このように、日常的にヴィーガン主義を徹底するライフスタイルは、エシカル・ヴィーガンと呼ばれます。
一方、食生活でのみヴィーガンを実践している場合は、ダイエタリー・ヴィーガンと称されることもあるとされています。
いずれにせよヴィーガンのライフスタイルは、動物や環境の保護に優しく、健康意識や習慣も高い基準にあることが多いといえるでしょう。
ヴィーガンの食生活のメリットとは
ヴィーガンの食生活では、動物由来の食品(肉や特定の食品)を取り除くことが前提となります。
このようなプラントベースの食事では、野菜や豆類を中心に、幅広い植物由来の食品を摂取します。そのため、ヴィーガン食によって、病気や肥満のリスクを回避できる可能性も高まり、美容効果もあると言われています。
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長い人生において、いかにして健康を維持していくかということは、大きなテーマでしょう。
とりわけ、妊娠・出産を考えている女性にとって、健康的な体作りは意識的に取り組みたいところです。
ヴィーガンの食生活がもたらす健康効果は、女性の妊活においても注目すべきポイントではないでしょうか。
ヴィーガンの食生活は妊娠に影響するの?
それではヴィーガンの食生活は妊娠にどのように影響するでしょうか。
まず、ヴィーガンの食生活は、病気や肥満の予防に繋がり、健康にメリットがあることを述べてきました。一方で、ヴィーガン食を実践することによって、必要な栄養素が不足してしまうというデメリットもあります。具体的には、肉・魚を食べないため、たんぱく質やビタミンB12が足りなくなることがあります。
しかしこちらの記事でも解説していますが、結論、お肉を食べなくとも健康的食生活を送ることは可能です。
【医師監修】お肉を食べないことは健康上本当に問題ないのか?
心身ともに健康であることは、妊娠しやすくなる条件のひとつ。また、母体の健康状態は、胎児の発育にも大きな影響を及ぼします。
たんぱく質やビタミンといった、ヴィーガンのライフスタイルに不足しがちな栄養素をバランスよく取り入れられるよう、意識することでこれらを解決することが可能です。
どうしても補いきれない栄養素に関しては、サプリの摂取でカバーすることも有効な手段です。
専門家である管理栄養士や、主治医に相談するのもいいかもしれません。
女性が無事に妊娠・出産し、元気な赤ちゃんを育てるためには、ヴィーガン食のメリットを最大限に活かす食事内容がカギを握るといえるでしょう。