アメリカのニュージャージー州がコスメの動物実験を禁止に?詳細を解説
アメリカのニュージャージー州で、動物実験済みのコスメの販売を禁止する法律が可決されました。これにより、アメリカ国内では8つの州でコスメの動物実験が禁止されることに。また、世界的に見ても、動物実験をやめるべきだという声が高まっています。クルエルティーフリーの考え方に基づいて、ヴィーガンにも動物にも優しいコスメを選ぶようにしませんか?
動物実験に対する世界の取り組みとは
動物実験を行うコスメの販売禁止
アメリカでは、コスメの製造・開発段階で動物実験を禁止する流れが強まっているといえます。
では、世界各国における動物実験への取り組みはどうなっているのでしょうか。
世界で初めて動物実験を行ったコスメの販売を禁止したのは、EU(欧州連合)です。
2013年にコスメの動物実験が完全に禁止され、EU域外で動物実験されたコスメの販売も不可となりました。
さらに2018年には、全世界に向けて化粧品の動物実験禁止を求める決議を採択しています。
EUはこの決議文の中で、「約8割の国では動物実験や動物実験済みのコスメ販売が禁止されていない」と発表しました。
一方で、コスメの製造実験に動物を使わない方法も考案されています。
動物にも人にも優しいコスメの開発を目指し、グローバルに取り組んでいくことがカギとなるでしょう。
コスメの動物実験を禁止している国について知りたい方は、こちらをご参照ください。
(参考:ニュージャージー州で動物実験を行った化粧品の販売を禁止 アメリカで8番目の州 | ELEMINIST(エレミニスト))
クルエルティーフリーへの関心の高まり
コスメだけでなく、身の回りの製品には、動物実験によってその安全性を評価しているものも少なくありません。
このように動物が虐げられたり搾取されたりする状況をなくそうと、クルエルティーフリーの意識が高まりつつあります。
PETAなど、動物の権利保護を訴える団体の活動にも注目してみてはいかがでしょうか。
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PETAについての詳細は、以下の記事をぜひご覧ください。
クルエルティーフリーの考え方は、動物由来の食品や製品を避けるヴィーガンとも共通しているといえます。
今後、動物のみならずヴィーガンの方にとっても、クルエルティーフリーの広がりが期待されるでしょう。
クルエルティーフリーについて気になる方は、こちらの記事をご一読ください。
まとめ
2021年11月、アメリカのニュージャージー州は、コスメの動物実験を禁止した8番目の州となりました。
アメリカでは、これからも動物実験済みのコスメの販売を禁止する流れが続くのではないでしょうか。
また、EUは世界に先駆けてコスメの動物実験と販売を禁止しています。
このような動物実験禁止への取り組みをさらに加速させることが、クルエルティーフリーの実現にも繋がるでしょう。
ヴィーガンにも関わりの深いクルエルティーフリーを、日常生活から意識していきたいですね。
ヴィーガンの方でも安心して使えるコスメについては、以下の記事がおすすめです。
エシカルなヴィーガンコスメとは?化粧品に使用されている動物成分、代わりとなるものを徹底解説 | ハッピーキヌア ヴィーガン情報