PETAとは?アニマルライツに取り組むヴィーガン団体

アメリカで生まれたアニマルライツの世界最大規模の団体「PETA」をご存知ですか?日本ではまだ知名度の低いこの団体の、その歴史や取り組みなどをご紹介。また、ハッピーキヌアでも購入可能なPETA認証企業である「Will’s Vegan」の製品もご紹介します。

ヴィーガンやベジタリアンの方とも関係性の深い「PETA」をご存知ですか?

「PETA」とは、アメリカで生まれたアニマルライツ(動物愛護・動物擁護)の世界最大規模の団体であり、世界各国に支部もあることから、知名度の高い団体です。

 

このPETAの活動は、時として、過激なキャンペーンを行う事でも有名ですが、
その根本には、深刻な問題意識を持ち、動物の倫理的な扱いを求めるという理念があります。

 

そこで今回は、「PETA」に関して徹底解説いたします。その歴史や取り組み、ハッピーキヌアでも購入可能なPETA認証されている商品などをご紹介します。

 

PETAとは?

まず、PETAとは、People for the Ethical Treatment of Animals(動物の倫理的扱いを求める人々の会)の略称です。

アメリカ・バージニア州ノーフォークを拠点とし、650万人以上のメンバーとサポーターを擁する世界最大の動物愛護団体で、世界各国に関連団体があります。

 

PETAはスローガンとして「動物は、食べ物・衣類・実験・娯楽のために利用したり、その他の方法で虐待するためのものではない」を掲げています。

ミッションステートメントは以下のようなものです。

 

【PETAのミッションステートメント】

PETAは、人間至上主義的な世界観である種差別主義に反対し、多くの動物が長期間にわたって酷く苦しんでいる4つの分野とされる、食品産業、衣料品取引、実験室、娯楽産業に焦点を当てています。

他にも、ネズミや鳥など「害虫」とみなされがちな動物の残酷な扱われ方や、家畜に対する残虐行為など、様々な問題に取り組んでいます。

 

また、一般市民への教育や動物への残虐行為の調査、研究、動物救済、法律の制定、特別イベント、著名人の参加、抗議キャンペーンなどを通じて活動をしています。

(出典:PETA「About PETA」

 

PETAの歴史

PETAは、オーストラリアの倫理学者ピーター・シンガー氏の著書「Animal Liberation」(1975年)に影響を受けたイングリッド・ニューカーク氏とアレックス・パチェコ氏によって、1980年に設立されました。

 

PETAの初期の活動は、実験動物を使用している政府や民間の研究所の摘発と訴訟でした。

しかし、次第に化粧品や医薬品など、従来から動物を使用して広範かつ侵襲的な試験を行ってきた業界に対し、動物実験を中止し、残酷なものではない代替手段をとるよう訴えるものへと広がっていきました。

 

企業はこの呼びかけに応え、多くの化粧品業界は、製品の動物実験を中止し、500社以上の化粧品会社が動物実験を行わないことを保証する誓約書に署名しました。

また、PETAは、自動車業界が衝突試験に動物を使用していることを非難し、その廃止にも貢献しました。
(出典:Britannica「People for the Ethical Treatment of Animals」

 

「動物実験」に関する記事も参考にしてください。

 

PETAの手法と取り組み

PETAの手法

PETAの目的は、動物の苦しみをなくすことであり、あらゆる機会を利用してメッセージを人々に伝えています。

その手法は、時として過激な場合もありますが、多くの人々の心をつかみ、議論、討論、現状への疑問、そして行動を起こすためには不可欠であると考えられています。

 

現在、何十億もの動物が危機な状況に置かれている事を、一般の人々に認識してもらうためにPETAは活動してます。

 

綿密な記録に裏付けられた覆面調査と、法廷での正義の追求、これまで表に出てこなかった問題を国際的なメディアに取り上げてもらうためのカラフルなデモンストレーションやスタント、キャンペーンなどの結果、動物のために活動を行なっています。

(出典:PETA「Animal Rights Uncompromised: PETA’s Tactics」

 

以上のように、人々の目に触れるような活動を通して多くの成功を収めているPETAですが、具体的にどのような取り組みを行っているのか、次にご紹介します。

 

PETAの取り組み

PETAは、動物虐待と密接に関連する商業分野への抗議活動に積極的に取り組んでいます。

例えば、ファッション業界で毛皮のために動物が悪用されていることを懸念したPETAは、ジョルジオ・アルマーニ、カルバン・クライン、ラルフ・ローレンなど、多くの業界リーダーに「毛皮を使わない」ことを提案しました。

 

また、PETAの取り組みにより、かつては一般的だったサーカスなどのエンターテイメントにおける動物の使用も減りました。

これは、法規制が強化されただけでなく、シルク・ド・ソレイユのように動物を使用しないサーカスが新たな業界基準を確立しました。

 

その他の大きな変化としては、ファーストフードチェーンのサプライヤーによる動物の扱いの基準が上がったことや、保護法のない中国などのサプライヤーの動物虐待行為に対する社会の認識が高まったことが挙げられます。

 

また、マクドナルドは、2年間にわたる交渉と、世界中で行われた400件以上の反対デモを経て、ファーストフードチェーンとしては初めて、飼育動物の基本的な福祉の改善に合意しました。

 

さらに、1年後にはバーガーキングとウェンディーズがこれに続き、2年後にはセーフウェイ、クローガー、アルバートソンズも、食用の犠牲にされる何十億もの動物の生活を改善するために、より厳しいガイドラインを採用することに合意しました。

 

以上はほんの一例ですが、PETAは、真面目なメッセージでありながら、ユーモラスな要素を含んだクリエイティブな広告キャンペーンによって、動物の権利に対する社会の意識を変えてきました。

 

【最近のニュース】

6月9日、PETAの公式サイト内のニュースによると、イスラエルは国を挙げて毛皮の販売を禁止する世界初の国となりました。

これは、PETAと地元の活動家が何年もかけて粘り強くキャンペーンを続けた結果です。

 

他にも、カリフォルニア州は2019年に州全体で新しい毛皮の販売を禁止し、メイシーズ、ノードストローム、バーバリー、グッチ、ヴェルサーチ、マイケル・コース、ジミー・チュウ、ジョルジオ・アルマーニなど、数多くのトップデザイナーや小売業者が毛皮の使用を禁止しています。

一方で、ヘンプのフェイクファーや擦り切れたデニム、さらにはペットボトルをリサイクルしたものなど、人道的な選択肢は増え続けています。

(出典:PETA「BREAKING: Israel Becomes First Country Ever to Ban Fur」

 

PETA認証とは?

 

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PETAにおいて「動物実験フリー」または「動物実験フリーかつヴィーガン」と承認された企業は、PETAの「Global Beauty Without Bunnies」ロゴのライセンスを取得することができます。

 

PETA承認を受けた企業は、以下2つの呼称のロゴを使用する事が出来ます。

  • Global animal test–free (グローバル・アニマル・テスト・フリー)
    →自社およびそのサプライヤーが、世界のあらゆる場所で、自社の原材料、処方、最終製品について、動物実験を行わず、委託せず、対価を支払わず、許可していないこと、および今後もそのような実験を行わないことを確認した企業およびブランドを認定するものです。

 

  • Global animal test-free and vegan(グローバル・アニマル・テスト・フリー アンド ヴィーガン)
    →上記と同じ要件を満たし、製品ライン全体に動物由来の成分を使用していない企業やブランドを認定しています。これらの企業は、まさにクルエルティフリーです。

 

「クルエルティフリー」に関しては、以下の記事を参考にしてください。
クルエルティーフリーって何のこと?ヴィーガン必見の世界的な潮流を徹底解説

 

このPETAの 「Global Beauty Without Bunnies 」プログラムで 「クルエルティフリー 」と認められるためには、動物実験を禁止するだけでなく、製品に蜂蜜、蜜蝋、カルミンなどの動物由来の成分を一切使用しないことが必要です。

 

動物実験を行わず、動物由来の成分を使用していない製品が一目で見分けられるので、PETA認証ロゴのある商品は、安心して購入することができます

 

また、現在1,000社以上の企業が、「PETA-Approved Vegan 」ロゴを使用して、レザー、ファー、シルク、フェザー、ボーンなどの動物由来の素材に代わるヴィーガン素材を使用した衣料品、アクセサリー、家具、ホームデコレーションアイテムを紹介しています。

これにより、消費者は買い物中にヴィーガン商品を一目で見分け、自分の価値観に合った買い物をすることができます。

 

ハッピーキヌアでもPETA認証企業である「Will’s Vegan」の製品を多数取り扱っていますので、その中から2点ご紹介します。

 

PETA認証企業である「Will’s Vegan」の商品をご紹介


Will’s Veganは2012年に設立されて以来、ヴィーガンウェアとサステイナブルファッションの最先端を行くヴィーガン企業です。

こちらの企業の製品製造、オンラインヴィーガンストアの運営は、すべてカーボンニュートラルであり、ヴィーガンシューズ、ヴィーガンブーツ、ヴィーガンスニーカー&ヴィーガンバッグなど、ヴィーガンの必需品をすべて提供しています。

 

また、すべての商品がヴィーガン協会に登録されており、商標がエンボス加工されています。

詳しくは、「Will’s Vegan」の記事も参考にしてください。
イギリスのヴィーガンアパレルブランド「Will’s Vegan」とは?注目アイテムも一挙紹介

 

ニットポンチョ Recycled Knit Poncho

 

 

こちらは、ゆったりとしたデザインのニットウェアです。

リサイクルポリエステルとリサイクルコットンを使用した、カーボンニュートラルな商品です。

 

リサイクルコットンは、新品のコットン(オーガニックを含む)に比べて環境への影響が少ないと言われています。

リサイクル・コットンは新たに栽培する必要がないため、水やエネルギー、肥料、農薬(ノン・オーガニック・コットンの場合)を節約でき、栽培や輸送に伴うCO2排出量も削減できるのです。

販売価格:¥13,000

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シングルストラップフットベッドサンダル スエード Single Strap Footbed Sandals Suede

 

こちらの商品は、「エコテックススタンダード100(Oeko Tex 100)」および、「REACH規制」に適合する、イタリアで製造された、高品質の環境に優しいエコラベル認定ヴィーガンレザーとスエードで作られています。

柔らかいヴィーガンスエードで裏打ちされた、衝撃吸収性の高いコンフォートコルクのフットベッドで作られています。

ストラップの調節が可能で、完璧なフィット感を実現出来ます。

販売価格:¥14,500

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まとめ

PETAの目的の1つは、多くの人々にヴィーガン、あるいはベジタリアンになってもらうという事です。

そのため、PETA公式サイト内には、ヴィーガンレシピなどの情報も豊富に揃っています。

 

「PETAが注目する、2021年のヴィーガントレンド」の記事も参考にしてください。
【保存版】PETAが注目する、2021年のヴィーガン食品トレンド15選

 

PETAの活動には賛否両論ありますが、動物愛護への熱意により、これまでに貢献してきた数々の意識改革をお分かりいただけたでしょうか。

今後、動物に優しい社会が実現していくことで、ヴィーガンという選択が一般的になる事を願いたいです。

 
記事をお読みいただき、ありがとうございました。
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