ヴィーガン推進派のニューヨーク市長、エリックアダムス氏が誕生!今後の動きや注目施策まとめ

ヴィーガン推進派のニューヨーク市長、エリックアダムス氏が誕生!今後の動きや注目施策まとめ

多民族国家アメリカの多彩な人種が集まる街、ニューヨーク市に2022年1月、新しい市長が就任します。アフリカ系アメリカ人で、元警察官の肩書きを持つエリック・アダムス氏は、ヴィーガン推進派としても知られています。彼のこれまでの功績や今後の施策についてご紹介します。

ハッピーキヌア編集部
2021年11月22日
ヴィーガン推進派のニューヨーク市長、エリックアダムス氏が誕生!今後の動きや注目施策まとめ

ヴィーガンとしての活動

エリック・アダムス氏は、2016年からヴィーガンの食生活を送っています。

また、健康維持に効果的な野菜を中心とした「ヴィーガンの食生活」をニューヨーカー達に推進するため、下記のような活動を行ってきました。

 

公立学校の給食でミートレス・マンデーを実施

現在、ニューヨーク市の公立学校では、生徒たちに無償で給食が提供されています。

さらに、2019年度からは、生徒たちの健康状態の改善や、自然環境への負担低減を目的として月曜日だけミートフリー(肉抜き)の「ミートレス・マンデー」献立を実施中です。

このミートレス・マンデーを最初に取り入れたのが、他ならぬエリック・アダムズ氏です。

 

2018年度から、彼が区長を務めるブルックリン区の学校で、子供たちの健康のために試験的にミートフリー給食の提供を始めたことを見ならって、ニューヨーク市でも取り入れることにしたようです。

肉の消費量を減らすことは、動物愛護や自然環境への負担の削減につながっていきます。

また、それと同時に、アメリカ合衆国で問題視されている子供たちの肥満や成人病の抑制にもなる、素晴らしい取り組みといえるのではないでしょうか。

 

加工された肉を公立学校の給食メニューから除外

ミートレス・マンデーに加え、ニューヨーク市内の公立学校の昼食での「加工肉」の提供禁止を教育省にはたらきかけ、採択・実施されています。

これは、WHO(世界保健機関)でも「発がん性」が指摘されている加工肉を給食メニューから除外して、子どもたちが植物ベースの食品を積極的に摂取し、健康を維持できるようにすることが目的です。

 

ヴィーガンや植物ベースのライフスタイルを奨励

菜食中心の食生活で2型糖尿病を克服した経験をもつエリック・アダムス氏は、ニューヨーカーが健康を維持できるように、ヴィーガンのライフスタイルを推進中です。

また、植物ベースの食事の力で、病気を改善させることを教えるプログラムなどを充実させることに加え、植物ベースの栄養学を支援するため、ニューヨーク州立ダウンステート医科大学への助成金の出資を決定しました。

ハッピーキヌアヴィーガンメディアのこちらの記事もご参考になさってください。

 

エリック・アダムズ氏の打つ施策とは

2022年1月1日にニューヨーク市長に就任するエリック・アダムズ氏は、市長に就任後、さまざまな施策を打つことを考えているようです。

まずは、元警察官の経験を生かし、新型コロナウィルスの流行で、治安が悪化しているニューヨークの治安を回復させることを選挙公約として掲げています。

 

さらに、初のニューヨーク女性警察委員長の任命や低所得地域での教育活動の推進、環境保護などにも今後力を入れていくようです。

また、現在義務化されているニューヨーク市の職員のワクチン接種についても言及、見直しを示唆しています。

 

まとめ

次期ニューヨーク市長に就任するエリック・アダムス氏は、貧しい環境で苦労しながらも、努力して一からキャリアを築きあげてこられました。

人の痛みは、同じ立場に立ったことのある人でなければ、理解することは難しいといえるでしょう。

 

今まで、たくさん苦労してきた彼だからこそ、困っている人たちにいち早く気付き、手助けすることができるのかもしれませんね。

また、予防医療や健康維持のため、植物ベースのレシピを発信するなど、ヴィーガンの普及にも力を注がれているエリック・アダムス氏の今後の活躍が楽しみです。

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