アウトドアブランド「パタゴニア」がヴィーガン商品を展開!経緯や商品を紹介
常に地球のことを考え商品開発をしている、サステナブルなアウトドア総合ブランド”パタゴニア”。そのパタゴニアが展開する食品ビジネス「パタゴニアプロヴィジョンズ」は、ヴィーガン食品も展開しています。パタゴニアの取り組み、そしてプロヴィジョンズの商品を紹介していきます。
創設当初から常に環境に与えるインパクトを考慮した商品を開発しています。
有名なのは、80年代に開発された、ペットボトルからできた素材、フリースです。今では、アウトドアのみならずタウン着用でも大活躍の素材になりましたね。
環境問題や食糧問題などから、パタゴニアが食品ビジネスPatagonia Provisionsを展開して数年経ちますが、ヴィーガン商品も展開されているのをご存知ですか?
今回は、パタゴニアの環境問題に対する取り組み、そしてプロヴィジョンズについて紹介していきます。最後までぜひ読んでみてくださいね。
パタゴニアの理念
パタゴニアが常に商品開発にあたり心に留めていること、それはもちろん高品質の商品を作ること。
それだけではなく、パタゴニアは物を作るときに生じる、環境に与えるインパクトを、最小限に抑える努力をしており、そして消費者である私たちにも、パタゴニアの商品を通し環境問題に対して警告を鳴らし続けています。
そして最近、パタゴニアはさらに飛躍した考えを明確にしました。
1. パタゴニアの新しい理念
”私たちは、故郷である地球を救うためにビジネスを営む”
パタゴニアは、パタゴニアが持つ声、ビジネス、コミュニティ、などのリソースを活用して、気候危機に対して何かしらの行動をしています。
パタゴニアは環境問題に対し今までにないほどの危機感を持っています。もう取り返しがつかないかもしれない、でも今何か行動を起こさなければとの思いから、上記の言葉を2019年に新しい理念としました。
2. 2025年までにカーボンニュートラル達成
2025年までにカーボンニュートラル達成のため、パタゴニアは以下のことを実行しています。
- 影響を測定:地球に与える影響を知るにはまず、どれだけ炭素排出量を出しているのかを知る必要があります。
- 影響を減らす:炭素排出量がわかれば、それをいかに、減量できるかの目標を立てることができます。
- 再生可能エネルギーに変換する:パタゴニアが関係する企業や工場が使うエネルギーを、石油などの化石燃料から再生可能エネルギーにシフトする。
- 炭素の回収:大気から温暖化ガスを除去する方法を投資してテストしています。温暖化ガスを減らす努力だけではなく、どう大気中から除去するかも考えています。
その結果…
2019年秋現在パタゴニアの本社、小売店、配送センターで使われる電力は、アメリカ国内では100%そして、世界では80%の再生可能エネルギー使用。
2025年までにすべての製品はリサイクル素材もしくは再生可能素材を使用。今シーズン製品の68%はリサイクル素材で作られている。
もちろんこれは、パタゴニアがカーボンニュートラル達成の目標のために、実行している中の一部に過ぎません。パタゴニアはただのアパレル会社ではないのがわかりますね。
3. リジェネラティブ・オーガニック農法
従来の方法による農業は、気候危機を深化させている炭素排出量の最大25%を占めています。
パタゴニアは、リジェネラティブ・オーガニック農法という、温室効果ガスの排出を削減し、従来の農法と比較してより多くの炭素を地中に戻せる可能性がある農法を採用したコットンを使用しています。
リジェネラティブとは再生の意味があります。リジェネラティブ・オーガニック農法とは、土壌を自然の力で再生させ、炭素排出量を減らす農法なのです。
この農法で作られたオーガニックコットンTシャツ、ロード・トゥ・リジェネラティブ・リンガー・ティー、や食品、RO チリ・マンゴー、も販売されています。