【食品診断士監修】食品表示のルールとは?正しい見方や、安全な選び方を解説
「食品表示」は、その食品の設計図ともいえます。ヴィーガンの方が、ご自身にとって、より良い商品選択ができるよう、表示の見方を解説します。
4.消費期限と賞味期限
みなさんがご存じのとおり、食品には「消費期限」と「賞味期限」の2種類があり、表示されるのはそのどちらかになります。
これにも、明確にルールが定められています。
消費期限は、比較的劣化が早いものに設定されます。
製品を安全に食べられるラインに設定しており、その日を過ぎたら食べないほうが良いとしています。
賞味期限は、劣化が比較的緩やかなものに設定されます。
製品を安全に食べられるラインよりも前に期限を設定することが多く、その時期が過ぎても食べられるものがほとんどです。
フードロスを削減するためにも、消費期限と賞味期限の意味を正しく理解し、無駄な廃棄をしないように使い切りましょう。
出典:消費者庁「食品の期限表示」 、「加工食品の表示に関するQ&A(第2集:消費期限又は賞味期限について)」
まとめ
いかがでしたでしょうか。
みなさんが食品表示を見るとき、カロリーなど栄養表示は、習慣的にご覧になると思います。
そのカロリーがどんな原料由来かも、原材料名を見ればわかるようになると、商品の選択の視点が変わることもあるかもしれませんね。
ヴィーガンの方は、動物性食品の有無だけでなく、遺伝子組み換えやオーガニックかどうか、または、容器や包装のエコマークなどにも注目されるでしょう。
今回はそこに触れませんでしたが、こちらの記事や、こちらが参考になると思います。
また、輸入食品などには、クルエルティフリーマークがついていることもあります。
日本だけでなく、世界中で、どんな人にとっても、安全な食品を届けること。
消費者自身が、自分に必要な選択ができるようにすること。
これらが、いろんな法律、規格ができ、それを証明する表示やマークができています。
パッケージに書かれている表示やマークに、いま一度、ご興味を持っていただければ嬉しいです。