イギリスのスターバックスでヴィーガンツナメニューが登場?
イギリスのスターバックスが、ヴィーガンツナサンドイッチを発売。世界のスターバックスのヴィーガン対応、他のチェーン店のヴィーガン対応などについて解説します。
世界のスターバックスのヴィーガン展開
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昨年、香港のスターバックスは、ヴィーガンシーフードを使った「クラブケーキサラダ」を発売しました。クラブケーキサラダには、香港発の代替肉企業「OmniFoods(オムニフード)」のオムニクラブケーキが使用されています。
しかし、別のパッケージで添えられているドレッシングには魚醤が使われているため、ヴィーガンの方は注意が必要です。
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また、アメリカのスターバックスは、昨年、Chickpea Bites & Avocado Protein Box(チックピア バイト アンド アボカド プロテイン ボックス)を発売しました。
ひよこ豆で作られたナゲット、スナップエンドウ、にんじん、ドライクランベリー、ナッツ、アボカドスプレッドなどが使用されています。(出典:Chickpea Bites & Avocado Protein Box: Starbucks Coffee Company)
しかし、材料に砂糖が使われているため、ヴィーガンの方は白砂糖ではないかどうか確認する方が安心です。
日本のスターバックスのヴィーガン展開
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日本のスターバックスにおいては、ドリンクメニューにヴィーガン対応オプションがいくつか用意されています。ミルクや甘味料を使用していないブラックコーヒーやティーなどのメニューはほとんどの場合、ヴィーガンの方でも楽しむことができます。
そのほか、ソイラテやソイカプチーノなどの豆乳を使用したメニューもヴィーガン対応です。
また、ヴィーガン対応ではないドリンクもミルク変更や、ホイップ無しなどのカスタマイズすることでヴィーガン対応にできる場合があります。
しかし、ドリンクにハチミツや白砂糖などの動物性食品が使われている場合もあるため、ヴィーガンの方は注意が必要です。
フードメニューにおいては、ヴィーガン対応の商品はまだラインナップされていません。
ソイハンバーグイングリッシュマフィンや豆乳パンプキンケーキなど、プラントベースの食品を使用した商品がありますが、これらには乳製品や卵などが使われているため、ヴィーガン対応ではありません。
完全なヴィーガン対応の商品はまだありませんが、プラントベースの食品やプラントベースミルクを使用した商品の数は少しずつ増えています。ヴィーガン大国であるイギリスでヴィーガンメニューが展開されたことを機に、日本や他の国々でのヴィーガン対応も徐々に広がっていくのではないでしょうか。
今後の、ヴィーガン対応商品の展開に注目していきたいですね。
国際的なフードチェーンのヴィーガン展開
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イギリスのスターバックスとコラボし、ヴィーガンツナサンドイッチを開発したベジタリアンブッチャーは、他のチェーン店ともコラボメニューを開発しています。
2022年1月、ドミノピザとのコラボでは、ヴィーガンペパロニを発売しました。また、バーガーキングとのコラボでは、プラントベースナゲットを展開しています。
日本においても、2020年にバーガーキングがベジタリアン対応のハンバーガー「プラントベースワッパー」を発売しました。
プラントベースワッパーのバンズやマヨネーズに動物性食品が使われており、ヴィーガン対応商品ではありません。しかし、ベジタリアンの方や健康を意識している方などもファーストフードを手軽に楽しめるきっかけの一つとなりました。
まとめ
スターバックスは、温室効果ガス削減に積極的に取り組んでいます。
その具体的な取り組みとしては、プラントベースの食品を使ったメニューの開発だけでなく、使い捨て容器への追加料金の設定や、コーヒー豆の生産過程での水の削減などが挙げられます。
スターバックスのプラントベース食品を使用したメニューの多くには、乳製品をはじめとする動物性食品が使われており、ヴィーガンの方ではなく、いわゆるフレキシタリアンの方をターゲットとしています。
しかし、今回イギリスで発売されたヴィーガンツナサンドイッチは、完全にヴィーガン対応の商品となっています。
日本のスターバックスにおいても、ヴィーガン対応の選択肢が増えると嬉しいですね。
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