2022年4月30日、グランドプリンスホテル新高輪において、日本最大級のVEGAN業界の祭典「VEGAN AWARD(ヴィーガンアワード)」が開催されました。
本年度のVEGAN AWARDでは「ヴィーガン」という次世代のライフスタイルの発展に貢献している企業や個人・団体などから選出された、9名のみなさんが表彰されています。
今回は、新型コロナウィルスの影響により、約3年ぶりの会場での開催となりました、VEGAN AWARDの受賞者の方たちを、みなさんにご紹介させていただきます。
VEGAN AWARDSとは

VEGAN AWARDでは、医学や経済、料理などのあらゆるジャンルの中から、VEGANのライフスタイルの発展や革新に貢献した受賞候補者を、まず100名ノミネートします。
そして、ノミネートされた100名の中から、表彰式当日、VEGAN AWARDの受賞者が発表・表彰されるのです。
2022年度の受賞者をご紹介

VEGAN AWARD 2022の受賞者9名とは、どのようなヴィーガンの活動をされている方たちなのでしょうか。
早速、みなさんにご紹介させていただきます。
1. 【大賞】 ネクストミーツ株式会社

今年度、VEGAN AWARDの大賞に、みごとに輝いたのは「地球を終わらせない」をコンセプトに、美味しい代替肉でサスティナブルな地球の未来に貢献する「ネクストミーツ株式会社」です。
2020年6月に創業したばかりのフードテックベンチャー企業ですが、人気レストランチェーンとのコラボや、スピーディーかつ積極的な海外進出などにより、業績を拡大し続けています。
一般的な食肉と比べ、値段が高いといわれていた代替肉ですが、ネクストミーツ株式会社では、3月から自社の製品価格を約3割程度下げるなど、パラダイムチェンジにも挑戦・貢献されています。
日本の代替肉市場の活性化のきっかけを作ったネクストミーツ株式会社は、今後も世界進出を続け、プラントベース食の新たな選択肢を広げてくれることでしょう。
2. 【文化貢献賞】 室谷 真由美(むろや まゆみ)さん

ビューティーフード研究家でモデルの室谷 真由美さんは、私生活でも玄米や野菜を中心とした、ほぼヴィーガンの食生活を実践されています。
VEGAN AWARDで、文化貢献賞に輝いた室谷さんは、日本ヴィーガン協会の理事長や、環境省のアンバサダーも兼任されている、才色兼備な方です。
さらに、ヴィーガンの専門家として、これまでに開拓された、ヴィーガンのレストランやカフェは3100店以上にものぼり、ご自身でも飲食店のプロデュースや監修をされています。
TVや雑誌など、メディアへの出演や取材も多数こなす室谷さんの、今後の活躍から目が離せません。
3. 【カフェ・レストラン賞】 菜道(さいどう)

今年、カフェ・レストラン賞を受賞されたのが、東京都自由が丘にあるレストラン「菜道」です。
美食同源をコンセプトに、ジャンクなフルヴィーガン料理を提供しているオーナーシェフの楠本さんは、西麻布で会員制レストランを経営していたこともある実力派シェフです。
2019年11月、米ロサンゼルス発のヴィーガンのグルメサイト「Happy cow(ハッピー カウ)にて、世界一に評価されるなど、世界的にも有名なヴィーガンレストランといえるでしょう。
動物由来の食材のほか、精製糖や化学調味料も一切使わないなど、食材にこだわって作られたヴィーガンメニューのほか、ハラルやオリエンタルヴィーガンの方たちに対応した食事メニューがそろっているため、誰もが本格的な和食料理を楽しむことができます。
4. 【パティシエ賞】 小久保 有美(こくぼ・ゆみ)さん

パティシエ賞を受賞されたのは、滋賀県の琵琶湖のほとりでパティスリー「youpi youpi(ユーピ ユーピ)」を営むパティシェ、小久保 有美さんです。
グルテンフリーのヴィーガンスイーツや、豆乳ホイップを使用したケーキなど、身体にやさしい素材を厳選してつくられたスイーツを販売されています。
また、小久保さんのつくるフォトジェニックなスイーツは、いずれも完成度が高く、まるで宝石のように美しく輝いています。
※お店の営業日は、金・土・日の11時から16時半までです。
5. 【アスリート賞】 池田 祐樹(いけだ ゆうき)さん

アスリート賞を受賞されたのは、マウンテンバイクとトレイルランで、現役のプロアスリートとして活躍中の「池田 祐樹」さんです。
アメリカの大学でプラントベース栄養学を学ばれた池田さんのプラントベース歴は長く、2014年~現在にわたっています。
身体にも、地球にもやさしい食事法を実践し、プロマウンテンアスリートとして、坂を上り続けるエベレスティングなどに「超戦」し続ける池田さんの活躍が楽しみです。
6. 【YOGA賞】 梅澤 友里香(うめざわ ゆりか)さん

人気ヨガティーチャーでウェルネスライフアドバイザーの「梅澤 友香里」さんが、YOGA部門を受賞されました。
自身もベジタリアンの食生活を実践し、野菜ソムリエの資格を持ち、ダンサーやモデル、舞台役者と、何でもこなす梅澤さんは、TVや雑誌などのメディアへの出演も多数こなされています。
現在、東京を拠点に、ヨガインストラクターとして「心と身体に優しくしなやかなヨガ」の普及につとめられています。
7. 【WEB・メディア賞】 あろえちゃん
WEB・メディア賞に輝いたのは、ヴィーガンの食生活を実践するヴィーガンインスタグラマーの「あろえちゃん」です。
関東地方のお店を中心に、ヴィーガングルメレポートを発信する彼女の、正直で分かりやすいレポートに、ファンの方たちも多いとか。
ヴィーガン料理の美味しさや素晴らしさを、世間に広めるべく、食べ歩きレポートを紹介するなど、日々活躍中の彼女の将来が、とても楽しみです。
8. 【企業賞】2foods(トゥーフーズ)

ヴィーガンアワード2022では、2社が企業賞に輝きました。
1社目は「ヘルシージャンクフード」という新しいジャンルを生み出した「2foods」です。
自然から抽出された栄養素をバランス良く配合し、心と身体を豊かにしてくれるプラントベースフードを、自社で開発している2foods。
多彩なメニューの中には、プラントベースでつくられた、フェイクミートや卵、ドーナツなど、やみつきになりそうな美味しくてヘルシーなジャンクフードが、たくさんそろっています。
東京都内に6店舗を構え、今後もさらに、エシカルな社会の実現に向けた新しいプラントベース文化を発信し続けていくことでしょう。
9. 【企業賞】 株式会社ナンバースリー

企業賞を受賞した2社目は、ヘアサロン向けの毛髪化粧品を販売する「株式会社ナンバースリー」です。
「VEGAN」の国際認証取得済の、人にも地球環境にも優しいオーガニックシャンプーやトリートメントは、自社で研究・開発された商品です。
いずれもクルエルティーフリーで、動物由来の成分を一切含まず、動物実験をしないでつくられているため、動物や自然環境にも優しく、安心して使うことができます。
ヘアケアを通じて、心も体も健康に、ウェルビーイングで持続可能な未来に貢献されている企業、それが、株式会社ナンバースリーなのです。
まとめ
2022年度のヴィーガンアワードで受賞された9名の方たちをご紹介させていただきました。
9名の方たちは、それそれ職業などは違うものの、人や動物、未来の地球環境に配慮するなどの想いは、みなさんに共通されているのではないでしょうか。
また、VEGAN AWARDの開催によって「VEGAN」というライフスタイルが普及し、ヴィーガンを実践する方たちが増えれば、持続可能な未来の地球への貢献にもつながっていくことでしょう。
ハッピーキヌアヴィーガンメディアのこちらの記事も、ぜひご参考になさってください。