ヴィーガン実践者は、肉を食べる人よりも幸福?米国の調査内容を解説

米国で行われた調査の結果、ヴィーガンを実践している人たちは、肉を食べる人よりも平均して幸福度が高いことがわかりました。なぜ、ヴィーガンの方たちは、高い幸福感が得られるのでしょうか?調査結果や、アメリカのヴィーガン層の実態も併せて解説させていただきます。

米国で実施された調査によりますと、完全菜食主義者「ヴィーガン」の食生活を実践している人々は、肉を食べている人々よりも平均して幸福度が高いという調査結果が得られたようです。

肉や魚に加え、卵や乳製品など動物性由来の食品を一切摂らない「ヴィーガン」になるきっかけは人それぞれ違うと思いますが、なぜ肉を食べる人たちより、ヴィーガンの人たちの方が幸福度が高いといえるのでしょうか?

米国で行われた調査の内容をもとに、皆さんに詳しく解説させていただきます。

 

ヴィーガンの幸福度

米国で11,537人を対象にした、大規模な調査が行われました。

(調査対象人数内訳:ヴィーガン1,179人・ベジタリアン948人・ペスカタリアン422人・肉を食べる人8,988人)
※ペスカタリアンとは、肉は食べないものの、魚は食べる人のことです。

まず、対象者を上記の4つのグループに分け「全体的な人生においての幸福度」を最低1ポイントから最高10ポイントとして自己評価してくださいとお願いしたところ、それぞれのグループ別での幸福度の平均値は以下のような結果が出ました。

1位 ベジタリアン:7.31ポイント
2位 ヴィーガン:7.27ポイント
3位 ペスカタリアン6.99ポイント
4位 肉を食べる人:6.90ポイント

このことから、肉や魚を食べる人たちよりも、ヴィーガンやベジタリアンの方のグループの方が、より自分の人生を幸福だと感じているということがうかがえます。

 

ヴィーガンになった動機と幸福度の関係

次に、1,179人のヴィーガンの方たちを対象としたアンケートを行いました。

まず最初に「ヴィーガンになったきっかけ」を下記の4つから選択する質問したところ、このようなアンケート結果が得られました。

環境への影響を考えて:810人
●個人の嗜好から:729人
●動物に対する虐待への反対から:591人
●肉や乳糖不耐症などの体質から:337人

このことから、ヴィーガンの中のおよそ32%(810人)の方たちが、地球や自然環境への影響を考慮したうえで、ヴィーガンの食生活を実践されていることが分かりました。

さらに、ヴィーガンになったきっかけ別に4つのグループに分け「人生における幸福度」アンケートを最高10ポイントとして行ったところ、以下のようなランキング結果になりました。

1位 環境への影響を考えて:7.72ポイント
2位 個人の嗜好から
3位 肉や乳糖不耐症などの体質から
4位 動物に対する虐待への反対から:6.77ポイント

環境問題を考えてヴィーガンになった方たちの平均幸福度は7.72ポイントとなっていて、4つに分けたヴィーガンのグループの中でも一番、平均的な幸福度が高いということが分かりました。

 

ヴィーガンはなぜ幸福度が高いのか

なぜ、米国でヴィーガンを実践している人たちの幸福度は、肉を食べる人たちよりも高いのでしょうか?

これから、ヴィーガンの方たちの人生の満足度につながっていると考えられる、いくつかの理由を挙げてみたいと思います。

 

1.健康へのメリットがある

動物由来の食品を摂取せずに、野菜を中心とした食生活を実践しているヴィーガンの方たちは、肥満などの心配も少なく、コレステロールも蓄積されにくいというメリットがあります。

また、肉を食べる人たちよりもヴィーガンは成人病になりにくく、さらには心臓病や大腸がんの発症リスクが低いともいわれています。

 

自分の身体の健康状態を維持することができていれば、病気の不安から来るストレスなどを抱えることも少ないため、幸福を感じやすいともいえるのではないでしょうか。

詳しくは「ヴィーガンと健康/WHOも認める赤肉摂取とがんリスクの関係について解説」の記事を、ぜひ参考になさってください。

ヴィーガンと健康|WHOも認める赤肉摂取とがんリスクの関係について解説

 

2.美容効果が期待できる

ヴィーガンの食生活を実践しているうちに、だんだん肌の状態が良くなってきたと感じる人が多いようです。

肉や乳製品などの高脂肪な食品を食べ過ぎてしまうと、顔にニキビなどが出やすくなるため、肌荒れの原因となってしまうことがありますが、それらを摂取しなければ、余分な皮脂が分泌されにくくなり、肌質の改善が期待できます。

 

また、ニューヨーク大学の報告では、動物性由来の食事が中心になっている場合、エストロゲンの値が高くなることが多い反面、野菜中心の食生活をしている人は、血液中のホルモン値を調節するSHBG機能が働きやすいことが分かったようです。

ヴィーガンの食生活は、肌質の改善や女性ホルモンのバランス管理などにも良い影響を与えてくれていると考えられます。

 

3.心が落ち着く

人間は、肉や魚類を摂取しなくなることにより、心が穏やかになるといわれています。

たしかに肉や魚を摂取しない僧侶の方などは、精神的に落ち着いている人が多い印象がありますし、ヴィーガンの生活を始めてからは、実際に心が安定してイライラしにくくなったという方も多いようです。

 

米国におけるヴィーガンの事情とは

米国の調査機関グローバル・データによりますと、米国でヴィーガンであることを自己申告した人は、2009年には人口全体のわずか1%でした。

しかし、2017年に行われた調査では約6%まで上昇しており、ヴィーガンの人数が短期間で急増していることが分かりますが、そのうちの約半数が35歳以下の若年層であるともいわれています。

 

また、アメリカの国勢調査によりますと、2021年現在のアメリカ合衆国全体の人口は、約3億3144万人ほどですので、例え6%といえども、およそ2000万人近くの人がヴィーガンであるということになります。

現在、米国では、3人に1人が肥満といわれています。

 

ニューヨークなどの都市部に住む若者達が、将来的な肥満や心疾患などの健康へのリスクを気にして、高カロリーなジャンクフードから、医学的にも認知されるようになった「菜食中心」の食事に切り替えてヴィーガンになるケースが多いようです。

そのため、ニューヨークやロサンゼルスのような都市では、ヴィーガンニーズに合わせてレストランやメニューの数も増加しており、スーパーなどにも「菜食コーナー」が設けられているようです。

 

まとめ

ここ数年間で、米国では若者を中心にヴィーガンが急増しています。

日常的に肉を食べる人たちよりも、完全菜食主義のヴィーガンの方たちの人生の幸福度が高いのは、ヴィーガンの食生活が健康や美容に良い影響を与えているということ、また、心が穏やかなことが関係しているのだと思います。

 

それぞれが、目的を持ってヴィーガンのライフスタイルを実践していくことで、より高い自己肯定感が生まれるのではないでしょうか。

そして、自己肯定感の高い人は、人生における幸福度や満足度も比例して高くなるため、より充実した人生をおくることができるのでしょう。

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