パラベンやサルフェートとは?ヴィーガンスキンケア・シャンプーで避ける成分について解説
パラベンやサルフェートって何?避けるべき理由や健康への影響を徹底解説。また、ヴィーガンシャンプーやスキンケア、それらを使用するメリットに関してもご紹介。
目次
その他の避けるべき有害なシャンプー成分
塩化ナトリウム
塩化ナトリウムは塩の別名です。シャンプーやコンディショナーに含まれる塩化ナトリウムは、主に粘稠度を高めるために含まれています。
この成分は、すでに敏感になっている頭皮を乾燥させ、かゆみを生じさせ、最終的には抜け毛の原因となることがあります。
海水にも塩分が多く含まれていますが、結構髪がキシキシになりますよね。
厳密性は欠きますが、髪に良くなさそうなことはイメージできるのではないでしょうか。
ポリエチレングリコール
ポリエチレングリコールは石油由来の増粘剤で、副生成物に汚染されていることが多いです。
これ自体がシャンプー成分と同じくらいの毒性があると結論づけるには十分な研究は行われていませんが、ポリエチレングリコールに含まれる一般的な副生成物は有害なものである可能性があります。
ジエタノールアミンとトリエタノールアミン
これらは、水溶性成分と油溶性成分が混ざり合うように表面張力を下げる乳化剤や発泡剤でもあります。
米国毒物学プログラムは、1998年に完了した研究において、ジエタノールアミンの局所適用と動物におけるがんとの関連性を発見しましたが、ヒトへの影響は確立されていません。
欧州委員会は化粧品のジエタノールアミンを禁止しています。
ホルムアルデヒド
アメリカの乳がん予防パートナー (BCPP)によると、ホルムアルデヒドはがんやアレルギー性皮膚反応との関連が指摘されています。
ヒトの発がん性物質として知られており、動物実験で皮膚から吸収されることが証明されています。
メーカーは防腐剤として直接製品に添加することが多いですが、他のタイプの防腐剤から化学的プロセスを経て時間の経過とともに放出されることもあります。
シャンプーでよく見るものには、クオタニウム-15があります。
アルコール
ほとんどのアルコールには乾燥作用があり、成分表の上位に表示されているものほど多くのアルコールが含まれています。
セテアリルアルコールやステアリルアルコールのように、乾燥した髪でもそれほど悪くないアルコールもありますが、イソプロピルアルコールやプロパノールは良くないとされます。
合成香料
ラベルに「香り」と書かれている製品には、何千もの隠れた化学物質が含まれている可能性があります。
香り付きの化粧品に含まれる成分の中には、生殖システムを乱し、がんや喘息の原因となるものもあります。(乳がん予防パートナー (BCPP))
また、皮膚や頭皮を刺激し、抜け毛の原因となることもあります。
合成着色料
ほとんどのシャンプーやコンディショナーは、見た目を良くするために合成着色料で染められています。
これらの色は石油や石炭タールを原料としていますが、いずれも健康に有害な影響を及ぼします。
ジメチコン
ジメチコンはシリコーンの一種で、多くのヘア製品に使用されており、製品の蓄積を助長し、髪を潤った感じにさせます。
髪の表面に保護カバーとして機能するため、水分や栄養素の侵入を止めてしまいますが、代わりに汚れや残留物を収集します。
頭皮の毛穴を詰まらせ、皮膚の炎症を引き起こす可能性があります。
コカミドプロピルベタイン
コカミドプロピルベタインは、洗浄性と起泡性を有していますが、一般に単独で配合されることはなく、陰イオン界面活性剤と併用することによって洗浄性の増大、キメの細かい泡質および泡安定性の向上があることから、陰イオン界面活性剤と併用して洗浄製品に汎用されています。
ココナッツオイルに由来してはいますが、この界面活性剤は、ジメチルアミノプロピルアミンと一緒にヘアケア製品に使用されており、皮膚の炎症、アレルギー、酒さ、湿疹を引き起こす可能性があります。(dermatologist)
トリクロサン
トリクロサンは2016年に抗菌石鹸への使用が禁止されましたが、歯磨き粉やシャンプー、デオドラント剤にはまだ使用が認められています。
これは、ホルモンの乱れを引き起こすことで知られている化学抗菌剤で、特にがんにつながる可能性があり、胎児の発育に影響を与える可能性があります。(Food & Water Watch )
パルミチン酸レチニル
パルミチン酸レチニルは、レチノールとパルミチン酸が結合したエステルです。
ピーリング、鱗屑(りんせつ) 、赤み、かゆみを引き起こす可能性のある皮膚刺激性物質として知られています。
(出典:nutrafol「15 Harmful Shampoo Ingredients to Avoid」)
以上のように、有害な成分を含むシャンプーは健康への影響も心配ですから、動物、そして自分に優しく、安心・安全なヴィーガンシャンプーに切り替える事をおすすめします。
「おすすめのヴィーガンシャンプー」の記事もありますので、是非チェックしてくださいね。
【動物性不使用】おすすめヴィーガンシャンプー7選
まとめ
一般的なシャンプーには有害とされる成分も多く使用され、髪への影響のみでなく、健康への影響が懸念される場合もあります。
そのため、オーガニックで化学物質や人工添加物を含まないヴィーガンシャンプーは安心して使えますし、動物由来の成分を含まず、動物実験を行っていない点も考慮されている素晴らしい製品だと言えます。
人にも動物にも優しいヴィーガンシャンプーを試されてみてはいかがでしょうか。
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