ヴィーガン・ベジタリアンの違いとは?理由や割合なども徹底解説
ヴィーガン・ベジタリアンの食べ物や生き方の違い、英・独・仏・日のそれぞれの人口割合や、ヴィーガン・ベジタリアン対応レストラン数を比較します。
そこで、ヴィーガンやベジタリアンは何を食べているのか、いつどのようにしてヴィーガンやベジタリアンと呼ばれるようになったのかを解説していきます。
また、イギリス・ドイツ・フランス・日本の4カ国のヴィーガン・ベジタリアンの割合もご紹介。各国のヴィーガン・ベジタリアン対応レストランの数を比較して、それぞれのお国事情をのぞいてみます。
ヴィーガン・ベジタリアンの食べ物や哲学の違い
世界で最も古いイギリスのヴィーガン組織「ヴィーガン協会(The Vegan Society)」(1944年設立)は、ヴィーガンを次のように定義しています。
「ヴィーガンとは、食料、衣服、その他の目的で動物を搾取し、残虐な行為をできる限り排除しようとする哲学や生き方です」「動物、人間、環境のために動物を含まない代替品を使用します」
「食事については、完全に、また一部でも動物に由来するすべての生産品を食べません」
ヴィーガンは、動物を尊重する動物福祉や、環境保護、また人間の健康への強い思いから誕生したライフスタイルで、動物性の食品は食べません。
一方、イギリスのベジタリアン協会(The Vegetarian Society)によると、ベジタリアンはヴィーガンと同じように動物福祉や環境保護を訴えながらも、健康にも良いと勧めています。
「日々の食事では、飽和脂肪が少なく、全粒穀物、新鮮な果物や野菜の多い食品を摂ることが重要であり、ベジタリアンの食生活でそれが実現できます」
ベジタリアンは、野菜や果物、ヴィーガンでは食べない、卵や乳製品、はちみつを食べます。
【ベジタリアンが食べる食品】
- 野菜と果物
- 穀物と豆類
- ナッツと種
- 卵
- 乳製品
- はちみつ
ヴィーガンとベジタリアンの食べられる食品を表にまとめると、次のようになります。
肉 | 魚 | 卵 | 乳 | はちみつ | |
ヴィーガン | × | × | × | × | × |
ベジタリアン | × | × | ◯ | ◯ | ◯ |
このように、ベジタリアンは、野菜だけでなく卵や乳製品、はちみつを食べて健康になろうという目的があります。また、ヴィーガンでは、それらを食べないことが健康につながるとしており、両者の健康に対する考え方に違いがあります。
ヴィーガン・ベジタリアンの違いについてはこちらの記事もご覧ください。