ヴィーガンとは、菜食中心の食事スタイルのことや、動物由来のものをなるべく避ける考え方を指します。
動物由来のものを、なるべく避けるヴィーガンですが、ダウン(羽毛)も避けることがあります。
「動物を食べるわけではないのになぜ?」と思われる方も多いかもしれません。
今回は、ヴィーガンがダウンを避けるその理由や、おすすめのヴィーガンアウターのブランドもご紹介します。
ヴィーガンはダウンを避ける?
ダウンとは芯ない羽、つまり「羽毛」のことです。ダウン(=羽毛)は、アヒルのような水鳥の胸に生えています。
動物を食べるわけではないので、羽毛を使ってもいいのでは?と疑問に思うかもしれません。
ダウンが生産されている状況を考えてみると、その理由がわかります。
そもそも、羽毛はアヒルにとって必要だから生えてくるもの。それなのに、人間が勝手に使ってしまっています。
また、コストダウンできるように、より多く羽毛をとるために、麻酔無しでアヒルたちの毛をむしり取るなど、適切でない方法で行われているケースが多いです。
このような状況を支援しないよう、自分ができる範囲で、ヴィーガンはダウンの使用を避けるのですね。
おすすめのヴィーガンアウターブランド
羽毛のように軽くて暖かい化学繊維は、ヴィーガンアウターとして最適です。
また、三菱レイヨンのパフウォーム、東洋紡のグレンゲランなどの化学繊維は、100%リサイクルが可能です。
ここでは、よりエシカル(倫理的・人道的)な方法で作られたブランドのヴィーガンアウターをご紹介します!
1. Save The Duck

「Save The Duck」は、2012年にイタリアのミラノで誕生した、サスティナブルアウターブランドです。文字通り「アヒルを救おう!」という意味。アヒルの羽毛(ダウン)を使わないアウターが販売されています。
2014年に「VEGAN FASHION AWARD」も受賞している、注目のブランドです。
Save The Duck の日本公式インスタグラムもあります。
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アヒルモチーフのトレードマークが、なんとも可愛らしいですよね。
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2. Matt & Nat
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カナダ発の「Matt & Nat」は、有名なヴィーガンブランドの一つです。
アニマルフリーのカバンやアクセサリーなどの小物類の販売がメインですが、アウターの販売も行っています。
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3. NOIZE
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「NOIZE」は、たくさんの種類のヴィーガンアウターがあることが魅力的。
カラフルで、クールなデザインが多いです。フェイクファーも本物のようで驚きますよね。
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4. Embassy of Bricks and Logs
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「Embassy of Bricks and Logs」は、なんと海のペットボトルなどのプラスチックゴミをリサイクルして商品を作っています。
サスティナブル(持続可能)な素材としてもレベルが高い。
アウターは、モノトーンで落ち着いた、シンプルなものが多いです。
目の前の利益だけを考えるのではなく、長期的なまなざしを持っているブランドは応援したくなりますね。
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5. The North Face

アウトドアファッションブランドとして有名な「The North Face」も、ヴィーガン商品を販売しています。
「Thermoball(サーモボール)シリーズ」は、アニマルフリーの素材を利用して作られています。
サーモボールは、羽毛(ダウン)のふくらみを化学繊維で再現しています。
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6. Helly Hansen

ノルウェーの港町で誕生した「Helly Hansen」の商品は、優れた防水性が特徴。
ヨット競技やサーフィン、その他マリンスポーツを楽しむ方には、おなじみのブランドではないでしょうか。
Helly Hansenオリジナルの生地でできています。ファーもフェイクです。
カジュアルなアウターで、質感や雰囲気も大事にしているものが多いです。
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7. Marmot
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「Marmot」のダウンジャケットは、リサイクルナイロン生地でできています。
スポーティなデザインは、冬のアウトドアなどにもおすすめです。
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8. カポックノット
最後は日本発のエシカルダウンブランド、カポックノット。クラウドファンディングで、2,000万円以上の売上を記録した大人気ダウンです。
新素材カポックでたった500gでダウンの暖かさを実現しています。さらに、傘の20倍の耐水圧で、植物由来のコーティングで全天候使用できるスグレモノ。
ご購入・詳細はぜひハッピーキヌアヴィーガンストアをチェックしてみてくださいね。
まとめ:ヴィーガンアウターでアヒルを守ろう
羽毛の代わりに、革新的な化学繊維を使用したダウンジャケットはたくさんあります。
また、ヴィーガンアウターやヴィーガンファッションの服を作るブランドは、持続可能な方法を考えたところも多いです。
今回ご紹介したアウターブランドは、氷山の一角にすぎません。
ブランドのコンセプトや、自分の感性・価値観に合った、素敵なアウターを探してみましょう!
今年の冬から、ヴィーガンアウターを導入して、一緒にアヒルを守っていきませんか。