皆さんは、旅行中の機内食はどうされていますか?
食事に自由が利かない場面では、自分専用のヴィーガン食を持ち込んだり、事前に問い合わせておくことでヴィーガン食を用意してもらったり、様々な工夫が必要ですよね。
実は、ヴィーガン対応の機内食が、多くの航空会社で導入されていることをご存知でしょうか。
今回は、ヴィーガン旅をさらに快適にする、航空各社のヴィーガンミールを7選ご紹介します。
ヴィーガンミールとは?
ヴィーガンミールとは、ヴィーガン対応の機内食のことです。
アルファベット4文字で、「VGML」と称されることもあります。事前に予約しておけば対応してもらえます。
他にも、ヒンズー教徒向けの「HNML」、キリスト教徒向けの「SFML」など、様々なものが用意されています。
国内航空会社のヴィーガンミール
ここから各社のヴィーガンミールを紹介していきます。
日本航空(JAL)

日本航空(JAL)は、レガシー・キャリアと呼ばれる、日本最大手の航空会社のひとつです。
格安のLCCとは対象的に、充実したサービスを提供しており、JALの愛称で多くの方に愛されています。
JALが提供している機内食の中で、特別機内食としてヴィーガン向けに用意されているものは、3種類あります。
①ベジタリアンミール(VGML)

ベジタリアンミールは、2種類あります。
卵・乳製品を使用しているVLML、卵・乳製品を使用していないヴィーガン対応のVGMLがあります。
ペスカタリアンの方は、VLMLでも良いかもしれませんね。
②生野菜のベジタリアンミール(RVML)

生野菜とフルーツのメニューで、カフェイン、高度加工食品、添加物、保存料を使用していないものです。ローヴィーガン向けのメニューとなっています。
③オリエンタルベジタリアンミール(VOML)

ベジタリアンミールを、中華風に味付けしたメニューです。
動物性食品、動物由来製品、卵・乳製品は使用されていません。
※オリエンタルベジタリアンミールという名称になっていますが、五葷(ごくん)を使用しないオリエンタルヴィーガンメニューかどうかは、ハピキヌ編集部では確認が取れませんでした。
ただ、動物由来の食材は使用されていないため、ヴィーガン対応しています。
【評判・口コミ】
- あっさりし過ぎているかと思ったら凄く美味しい
- デザートも、乳製品、卵不使用とは思えない美味しさ
- ヴィーガンミールは、会社によってはハズレもあるけれど、JALの機内食は、いつも美味しい
など多方面で、大好評です。
また、機内食に飽きてしまった、ヴィーガンではない方からのオーダーも多いようです。
【手続き方法】
特別機内食の手続き方法は3つあります。
Webサイトからは、日本航空(JAL)公式サイト 特別機内食
全日本空輸(ANA)

全日本空輸(ANA)は、JAL同様にレガシー・キャリアと呼ばれる、日本最大手の航空会社のひとつです。
丁寧で充実したサービスを提供しており、ANAの愛称で多くの方に親しまれています。
ANAが提供している機内食の中で、特別機内食としてヴィーガン向けに用意されているものは、3種類あります。
①ベジタリアンビーガンミール(VGML)

VLMLという卵・乳製品を使ったコースもありますが、VGMLは動物由来食品やハチミツ不使用で、ヴィーガン向けのメニューです。
②生ベジタリアンミール(RVML)

高度加工食品、添加物、保存料を含まないメニューで、加熱した果物・野菜、動物性食品、動物由来製品は一切使われていません。ローヴィーガンの方におすすめです。
③ベジタリアンオリエンタルミール(VOML)

東洋風に調理されたヴィーガンメニューです。
こちらにも、動物性食品や動物由来製品、卵・乳製品は一切含まれていません。
④フルーツプラッターミール(FPML)

こちらはベジタリアンの中でも、果物のみのメニューで、添加物や保存料を一切含まない果物が使用されています。
ローヴィーガンの方や、フルータリアンの方におすすめです。
【評判・口コミ】
- 見た目以上に美味しい
- 他の航空会社のメニューに比べて一番美味しい
- 味がしっかりしていてボリュームもある
などの声が、多く見受けられました。他と比べて一番美味しいというのは、個人によるところが大きいと思いますが、ボリュームもあり満足のいく機内食であることは、間違いないですね。
【手続き方法】
スカイマーク

スカイマークは、JAL、ANAに次ぐ規模を誇る、日本の航空会社のひとつです。
スカイマークの国際線には、ヴィーガン向けメニューが用意されています。
①ベジタリアンミール

ベジタリアンミールという名前ですが、肉・魚・卵・乳製品は使用されていないので、ヴィーガン対応しています。
②フルーツミール

機内食やベジタリアンミールが苦手な方の中には、フルーツミールを注文される方も多いようです。
ローヴィーガン、フルータリアンの方も、安心していただくことができますね。
【手続き方法】
国際線予約センター 出発便の24時間前まで (こちらにお問い合わせください)
海外航空会社のヴィーガンミール
ハワイアン航空(Hawaiian Airlines)
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ハワイアン航空では、機内でもハワイ気分が味わえる所が好評です。
機内では、ハワイアンミュージックが流れ、機内の雑誌もハワイアンテイストだったり、CAさんの制服もハワイを感じさせる服装であったりと、楽しい気分で空の旅を満喫出来ます。
ハワイアン航空の、ヴィーガン向け機内食は食材が豊富に使われています。
「美味しいヴィーガン機内食」を提供したい、という意気込みを感じる、という口コミがありました。
【手続き方法】
出発便の48時間前まで (ご予約はこちらから)
カタール航空(Qatar Airways)
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航空会社版のミシュランとも言える、スカイトラックスという各付け調査会社があります。
カタール航空は、その中で、2019年に世界1位を獲得しています。その為、機内食もサービスも好評な航空会社です。
カタール航空のヴィーガンミールは、豆の煮物などが多く、中にはかなりスパイスが効いている、という声もあります。
実際に編集部でもいただいたことがありますが、確かに味付けは中東っぽい、辛さやスパイスが効いている味でした。
そして、ファラエルなど、豆を使った料理の多い中東ならでは、口コミ通りお豆を使った機内食が多かった印象です。
しかし、決して日本人の口に合わないものではなく、お豆にも馴染みがあり、カレーが好きな日本人にはむしろ合っていると思いました。
手続き 出発便の24時間前まで (ご予約はこちらから)
ルフトハンザ航空(Lufthansa)
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ルフトハンザ航空は、ドイツの航空会社です。
前述のスカイトラックスの格付けで、5つ星を獲得していて、3年連続でヨーロッパのベストエアラインを受賞しています。
また、ヨーロッパのエアラインの中で、5つ星を獲得したのはルフトハンザ航空が初です。
ルフトハンザ航空の機内食は、豪華で美味しいとファンが多く、ヴィーガンミールは栄養バランスが良い印象ですね。
また、機内食にしてはボリュームたっぷり。
機内食だけではいつも満足できない…という方にも、おすすめです。
手続き 出発便の24時間前まで (ご予約はこちらから)
フィンエアー (Finnair)
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フィンエアーは、フィンランドの航空会社です。
フィンランド発の人気ブランドである、マリメッコとのコラボーレーションが大好評です。
アメニティからテーブルウエア、2機のみですが、航空機までマリメッコの美しい柄が施されています。
ご飯の上にアーモンドやレーズンが乗っていて、日本には無い味付け、味は薄めなのでお塩をかけた方がより美味しい、などの声がありました。
このあたりは各自調整してくださいね。
手続き 出発便の24時間前まで (ご予約はこちらから)
まとめ
ヴィーガンミールは、ほとんどが無料でオーダー出来ます。
ヴィーガンではない旅慣れた方が、機内の楽しみの1つとしてヴィーガンミールを注文している事も多いです。
通常の機内食同様に、特別機内食も、航空会社ごとの個性やカラーが強く反映されています。
お好みのヴィーガンメニューを見つけ、空の旅がより快適になれば幸いです。
また世界中を旅行できるようになった時には、是非この記事を活用してみてくださいね!