オーガニック・有機栽培とは?定義や違いを徹底解説

オーガニック・有機栽培とは?定義や違いを徹底解説

オーガニックや有機栽培の定義や違いとは?今さら聞けないヴィーガン必見の情報を徹底解説。有機という言葉の由来や、オーガニックとヴィーガンの違いなどの様々な疑問に答え、おすすめオーガニック商品の紹介まで、幅広く情報をお伝えします。オーガニックについてもっと知りたい方必見の情報をまとめています。

ハッピーキヌア編集部
2021年01月26日
オーガニック・有機栽培とは?定義や違いを徹底解説

無添加とオーガニックの違い

 

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似たような食品に関する表示の中で、無添加という表示を見ることも多いのではないでしょうか。

果たして、オーガニック・有機は、無添加を意味することになるのでしょうか。

 

結論から言うと、JASマークがついた食品=無添加ではありません。

原材料の95%は有機JASマークが認定された農産物が使用されていますが、100%全てが有機原材料ではありません。

残り5%には、有機でない食材や食品添加物が含まれていても問題ないのです。

 

現在、日本では無添加表示には決まりがありません。JAS規格では、以下の条件付きで食品添加物を使用することは可能です。

・JASで使ってもよいと認めた食品添加物であること(使ってもよいと認められた食品添加物は60余りあります。(有機加工食品検査認証制度ハンドブック

・その食品を製造するのに必要であること

・添加物を使用する場合は、必要最小限度とすること

・配合割合は、有機でない原材料と食品添加物を合わせて5%以下であること

例えば有機豆腐の原材料に、「にがり」が使われますがにがりは海水からとれる塩化マグネシウムが含まれ、食品添加物に属しますが、JASでは使用が認められています。

それは、その食品を製造するのに必要であるからなのです。

 

ただ、原則として、「食品添加物の使用を避けることを基本とする」とされています。

添加物が100%悪いと言うことではなく、こうした点をふまえて認識していると良いですね。

 

 

オーガニック・有機栽培であればヴィーガンなの?

結論から申し上げますと、オーガニック・有機栽培であればヴィーガンというわけではありません。

というのも、オーガニックの肉や卵が存在するからです。

オーガニックとは、主に栽培方法などことなので、有機飼料で畜産された肉や卵は、オーガニックになり得るのです。

一方でヴィーガンは、卵や乳製品を含む、動物性食品を一切取り入れないスタイルです。さらに、食だけではなく、身の回りのものからも可能な限り動物由来のものを排除します。

つまり、オーガニックであればヴィーガンという条件は、成り立ちません。

 

ヴィーガンは、オーガニックでなくてはならないということではありませんが、健康・環境問題などを強く意識するヴィーガンは、積極的にオーガニック製品を選ぶ方が多いのが実情です。

私たちの健康や自然環境にとって、有害なものを極力排除することを目的とするオーガニックは、ヴィーガンに通じることです。

 

オーガニック商品は年々人気が上昇中

世界と比べて有機栽培を実践する農家の割合がまだまだ少ない日本でも、農水産相の調査によると日本の有機食品市場は2009年は1,300億円、2017年では1,850億円となっています。(出典:農林水産省

さらに、2020年には10年後の2030年の見通しの算定では3,283億円を目標と設定しました。

有機食品市場は成長を続け今後もその伸びが期待されていることになります。

また、アメリカでは、オーガニック食品市場は約4兆8千8百億円(2017年)と巨大市場になっていて、今もなお、毎年約10%の成長を続けています。全世界では10兆円規模に躍進をし続けています。

つまり、近年では食品だけではなく衣類や生活用品も含めて、オーガニック商品市場は人気とともに上昇中だと言うことです。

 

オーガニック市場成長の背景

オーガニックは病気のリスクを下げ、より身体によいものを取り入れて健康への効果があると注目されています。

有機栽培された農作物が、消費者から選ばれる背景には「食の安全」や「健康」に加えもう一つ、環境保全的な側面を持ちます。

 

有機栽培が支持される4つの理由

世界各国において国家レベルで有機栽培が推進され、オーガニック食品が消費者から支持される背景には、有機栽培をすることで4つのメリットがあることが関連しています。

  1. 体内に入る化学物質を減らせること
  2. 農業従事者の健康面の改善が望めること
  3. 自然環境への影響を軽減できること
  4. 美味しさは健康へ繋がるということ

 

今後、日本を含めて世界中で、さらなる普及が予測されるオーガニック食品ですが、その背景もより詳しく確認しておきましょう。

従来の慣行栽培は、化学合成農薬が作物についたままの残留農薬問題や、窒素系化学肥料から出る硝酸塩などが収穫時の作物から検出される問題などがあります。

有機栽培は、化学合成された肥料や農薬を使用しないことで、有害物質を身体に取り込むのを減らせることになり、農家の人たちの健康面の改善にも繋がります。

有機栽培された作物は、従来の栽培方法で作る作物より、特定のビタミンやミネラルや抗酸化物質(ポリフェノールなど)が多く含まれているという研究データもあります(出典:taylor and francisジャーナル)。

 

また、オーガニック野菜は、自然の力・恵みのみで作られているので、野菜本来の味が濃く美味しいという話もあります。

野菜を毎日摂り入れるヴィーガン・ベジタリアンの方にとっては、こうした違いは大きなメリットになっています。

また、有機栽培は、環境への影響を小さくしたり、人間だけでなく野生動物たちの生態系を極力崩させないためにも繋がります。

 

化学物質による危険な環境汚染

慣行栽培で使われる化学肥料や合成農薬などの化学物質は、空気中や土壌にも浸透しています。その有害物質は土壌を通じて川や池に放出され、さらに川から海へと流れて汚染の原因となります。

慣行栽培によって、本来ならば自然界に存在しない化学物質が、地球の隅々まで行き届いてしまっていることは確かなことです。

化学物質が、生態系にどこまで悪影響を及ぼすかは未知数で、まだはっきりとした実態の解明には至っていませんが、確実に汚染しているのは事実のようです。

汚染物質を出し続けるのではなく、環境保全上で最大限自然に配慮する努力のひとつが、有機栽培です。

こうした環境問題にも関心を持つ人が増え、オーガニック市場の人気が今後も上がっていくことは世界的規模で間違いないと言えますね。

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