【栄養士監修】アンチエイジングや脳機能改善に効果あり。アサイーの効果を徹底解説
ハワイの朝食というイメージがあるアサイーは、実はブラジル原産。紫色の果実にはポリフェノールをはじめ、ビタミン類、ミネラル類、良質な脂質が豊富な高栄養価フルーツです。貧血や、美肌などアンチエイジングの味方であるアサイーは、脳にも良い効果が期待できると研究が進められています。
アサイーを食べると脳機能改善に効果あり!?
アサイーが体内外のアンチエイジングに役立つのならば、脳にもよいのではないか?という考えのもと研究が進められています。
アサイーには、オメガ3脂肪酸、オメガ9脂肪酸が含まれています。オメガ9脂肪酸であるオレイン酸は、悪玉コレステロールを抑制する効果があります。
悪玉コレステロールは血管の壁にこびりつき、血流を悪くさせます。その結果、高血圧、動脈硬化、脳梗塞などを引き起こす原因となります。
そして、α-リノレン酸という、必須脂肪酸であるオメガ3脂肪酸も含まれています。必須脂肪酸は体内で合成できないので、食事から摂取する必要があります。
また、オメガ3脂肪酸は、体脂肪になりにくいと言われています。スタイルキープには頼もしい栄養素ですね。
さらに、抗酸化作用もあります。ポリフェノールの抗酸化作用と合わせて、脳のアンチエイジングにも効果が期待できます。
脳機能改善に、アサイーのポリフェノールが関与しているという研究結果をご紹介します。
加齢による脳機能の衰えは、脳の組織や細胞の炎症が一因ではないかと言われています。
アサイーのポリフェノール類が、抗酸化作用により脳細胞の保護している可能性があるという研究結果があります。
ほかにも、アサイーを与えたラットの研究で、アサイーの抗酸化作用、抗炎症作用によって老化中の記憶、脳の働きに影響を与えることが示唆されています。
脳機能の関係する疾患には、いわゆる神経、精神性の疾患も数えられます。これらについても、細胞などの酸化ストレス、炎症などが一因とも言われています。
アサイーを摂取することで、神経炎症に高い期待値を示す研究結果も出ています。
ポリフェノールの抗酸化作用とα-リノレン酸による、アンチエイジング効果と、脳の記憶や学習、さらには神経の安定にも効果があることがわかりました。
参考:フルッタフルッタ
:National Library of Medicine
老化した脳の認知機能にアサイーの抗酸化物質が関与したという記事
アサイー果実が脳の健康によいと示唆されるという記事
凍結アサイー果実がラットの老化による記憶障害に効果があるという記事
こちらの記事は、ヴィーガンの方に向けて、脂質の大切さを解説しています。
オメガ3脂肪酸について解説しているこちらも参考にしてみてください。
まとめ
アサイーには「スーパーフード」と呼ばれるにふさわしい、高い栄養価と、その栄養ひとつひとつに、驚く力が込められています。
現時点においても、抗酸化作用や良質な脂質などが含まれたアサイーは体にとってポジティブな食品だと言えます。
アンチエイジングはいつから始めても良いと言われます。いつまでも、美しく知的ではつらつとした毎日のために、アサイーを積極的に選んでみませんか?
朝食にアサイーを選べば、簡単な調理な上、朝からしっかりとパワーチャージすることができます。アサイーボウルのレシピはこちらの記事も参考にしてみてくださいね。