ビール好きには堪らない!ビール作りの副産物からつくったサッポロビールのアップサイクルジーンズ

ビール好きには堪らない!ビール作りの副産物からつくったサッポロビールのアップサイクルジーンズ
ハッピーキヌア編集部
2023年03月25日
ビール好きには堪らない!ビール作りの副産物からつくったサッポロビールのアップサイクルジーンズ
持続可能な社会の実現に向けて、ファッション業界でもエシカル消費への関心が高まっています。

なかでも、サステナブルなものづくりの手法として注目されているのが「アップサイクル」

国内外の企業がアップサイクルの取り組みに力を入れており、消費者にとってはSDGsの目標達成に貢献できるチャンスです。

 

今回は、ビール好きの方が思わず購入したくなるようなアップサイクルジーンズをご紹介します。

 

アップサイクルとは

アップサイクルとは、本来廃棄されていた製品に新たな価値を与え、再利用することです。

 

「アップサイクルとリサイクルってどう違うの?」と、疑問に思われる方もいるかもしれません。

リサイクルでは捨てられるものを原料や材料に戻して利用するのに対し、アップサイクルでは素材を活かして作り変えるという点が大きな違いです。

また、アップサイクルは原材料に戻すためのエネルギーを必要とせず、製品の寿命を延ばすことに繋がります。

 

さらに、アップサイクルはSDGsの目標達成にも関わる要素です。

SDGsの12番目の目標「つくる責任 つかう責任」に基づき、アップサイクルの取り組みが広がれば、サステナブルな生産・消費体制を構築できます。

私たちも、進んでアップサイクルされた製品を選ぶように心がけたいですね。

 

(参考先:アップサイクルとは? リサイクルやリメイクとは違う、SDGsへの新たなアプローチ|SDGsにまつわる重要キーワード解説

 

日本の企業が行っているサステナブルな取り組みを知りたい方は、ぜひ以下の記事をご覧ください。

日本発、廃棄コーヒー豆をアップサイクルしたヴィーガンのコーヒーレザーをご紹介
捨てられる食器をサステナブルな肥料にアップサイクル、BONEARTHをご紹介
環境に優しいエプソンの新技術、水を使わない「ドライファイバーテクノロジー」とは?

 

サステナブルなジーンズ生産

衣服は、製造の過程でさまざまな資源やエネルギーを消費します。

そのため、衣服を大量に生産・消費することで、廃棄物の増加や環境汚染を招く恐れがあるのです。

 

例えば、普段ジーンズを穿く方も多いのではないでしょうか。

しかし、ジーンズの生産には大量の水が使われる上に、化学薬品による水質汚染が問題となっています。

 

そこで、近年重視されているのが、サステナブルなジーンズの製造方法です。

水や化学薬品の使用量を削減したり、リサイクル素材を採用したりと、工夫を凝らすブランドが増えています。

 

ジーンズブランドのサステナブルな取り組みに注目して、エシカル消費を実践していきましょう。

ジーンズ生産の現状や展望については、こちらの記事で詳しく解説しています。

 

ビールから生まれたこだわりジーンズ!

サッポロビールがアップサイクルジーンズを発売

2022年12月、ビールメーカーのサッポロビール株式会社から「黒ラベル Malt & Hops Series Yellow Stitch JEANS(イエローステッチジーンズ)」が発売されました。

こちらは、同社の会員制サイト「CLUB黒ラベル」内のECショップ「サッポロ生ビール黒ラベル THE SHOP」で購入できます。

 

Yellow Stitch JEANSは、ビールの副産物から生まれたジーンズです。

ビールづくりの工程で発生する麦芽の搾りかす(モルトフィールド)やホップの茎・葉を加工し、デニム生地にアップサイクル。

サステナブルな加工技術と熟練の職人技を組み合わせることで、こだわりのジーンズに仕上がっています。

 

また、ロゴマークを刻印したレザーパッチやシンボルマーク入りのトップボタンなど、細部に至るまでおしゃれなデザインも見逃せません。

さらにビールカラーのイエローステッチで、さりげなくビールへの愛をアピールできますよ。

 

商品紹介ページ:黒ラベル Malt & Hops Series Yellow Stitch JEANS

 

ビール由来のアップサイクルジーンズの作り方

Yellow Stitch JEANSの原材料には、モルトフィールドやホップの茎・葉を活用。

 

このようなビールの副産物は、さとうきびの搾りかす「バガス」からデニムを作る「SHIMA DENIM WORKS」の技術によってパウダー化されます。

そのパウダーから和紙を作り、さらにより糸に加工。

そして、和紙の糸が染料糸と織り合わされてデニム生地となり、職人の手でジーンズに仕立てられるのです。

 

サーキュラーエコノミーを目指して

ビールの副産物は、動物の飼料や畑の肥料として再利用されるケースが多いようです。

 

そうしたなか、デニム生地へのアップサイクルが実現したことで、再利用の選択肢が広がったといえます。

また、ビール製造で生じる廃棄物量や、環境負荷の削減も期待できるでしょう。

 

さらに、アップサイクルデニムによって、ジーンズ以外にも多彩なアイテムを展開できる点が魅力的なポイントです。

実際に、「黒ラベル Malt & Hops Series」シリーズでは期間や数量限定でデニムアイテムを販売しているので、気になる方はチェックしてみてくださいね。

 

製品を使い捨てするのではなく、再利用して使い続ける。

このようなサーキュラーエコノミーを構築する努力が、持続可能な社会の実現に欠かせないのではないでしょうか。

 

(参考先:廃棄物の3R|環境保全|サッポロホールディングス

 

サーキュラーエコノミーについては、こちらの記事をご参照ください。

 

まとめ

ビールの副産物をアップサイクルするサッポロビールの取り組みは、エシカルファッションのモデルケースといえます。

 

企業が積極的にアップサイクルを進めることはもちろん、消費者もサステナブルな製品を選ぶ意識が大切です。

まずは身近な衣服から、アップサイクルアイテムを取り入れてみてはいかがでしょうか。

 

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