イギリスのバーガーキングが、ヴィーガンナゲットを発売するというニュースが、2022年が始まると同時に発表されました。
サイドメニューの中でも圧倒的な人気を誇るチキンナゲットが、ヴィーガン対応になるというニュースは、イギリス全土を駆け巡りました。
この記事では、バーガーキングの、積極的なヴィーガン対応についてご紹介します。併せて、他のチェーン店でも見られるヴィーガントレンドも見ていきましょう。
バーガーキングがついにヴィーガンナゲットを発売!
2022年1月に、イギリスのバーガーキングから大きなニュースが発表されました。
サイドメニューの定番チキンナゲットのヴィーガンバージョンを発売するというのです。
これから発売開始されるヴィーガンナゲットは、もとから人気のチキンナゲット同様、スイートチリディップと一緒に提供される予定です。
バーガーキングのヴィーガンアイテムが3つに!
バーガーキングがヴィーガン商品を出すのは、これが初めてではありません。
すでにバーガーでは2つの種類が発売されていて、どちらも人気メニューとなっています。
- Rebel Whopperバーガー
- Vegan Royal chiken-styleサンドイッチ
これらのメインに加えて、サイドメニューでのヴィーガン対応商品が追加された形です。
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イギリスはヴィーガントレンドの発祥の地と言っても過言ではないくらい、プラントベース食材がヨーロッパのどこよりも早いペースで広がっている国です。
バーガーキングは、今回イギリスでのヴィーガンナゲットの発売を発表しましたが、まずイギリスでの反応を見てから、他の国へと展開していくものと推測できます。
なお、ヨーロッパにおける最新のヴィーガントレンド情報については、こちらの記事でもご紹介しています。併せてチェックしてみてくださいね。
バーガーキングが積極的に進めるプラントベース化
バーガーキングは、ヴィーガンラインアップの拡充に力を入れている大型チェーン店の一つです。
「2030年までにメニューの50%をミートフリーにする」という大きな目標を掲げて、着々と動き出しています。
なお、この目標が達成できた場合には、温室効果ガスを41%も減らすことができると言われています。
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今回のヴィーガンナゲットは、The Vegetarian Butcher(ザ・ベジタリアン・ブッチャー)社と一緒に開発されました。
元から販売しているヴィーガンチキンサンドイッチでも同社のプラントベースミートを使っています。
「メニューの50%をミートフリーにする」というとても大きな目標に向けて、同社との連携はますます広がっていくものと期待されています。
これから先、どのような美味しいプラントベースメニューが出来てくるのか、楽しみですね。
イギリス以外のバーガーキングの状況は?
プラントベース化が着々と進んでいるのは、特にヴィーガン意識の高いイギリスが1番ですが、イギリス以外のバーガーキングも波に乗り遅れまいと努力を積み重ねられています。
他国展開が進むヴィーガンバーガー
- シンガポールでは、イギリスで大人気のプラントベースバーガーの発売が開催されたばかり
- アメリカでも、プラントベースバーガーがオーダーできるようになり、一部の店舗ではヴィーガンナゲットの発売も開始
- フランスでは、ベジキングバーガーが定番メニューの仲間入り
このようにパイロット国であるイギリスでヒットしたものは、どんどん他の国へと広がってきています。
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日本のバーガーキングでは「プラントベースワッパー」という名前のヴィーガンバーガーが発売されていますが、このヴィーガンナゲットがやってくる日も近いのでしょうか。期待したいところです。
本腰を入れ始めたスペインのバーガーキング
昨年10月に、スペインのバーガーキングはヴィーガン対応へのギアチェンジをしたばかりです。なんと「完全ベジタリアンのレストラン」を作ったというのです。
首都マドリッドにてポップアップショップとして期間限定でオープンした完全にミートフリーメニューを提供するバーガーキング。
今回発売開始されたヴィーガンナゲットはもちろんのこと、バーガーキングで提供される全ベジメニューが集まったというのだから驚きです。
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このイベントに乗り切った理由は「野菜をベースとした食生活をしている人はもちろん、お肉を食べなくはないけれど摂取量を減らしたいと考えている人にも届けること」。
どこの国よりも先にイベントを開催したことで、マドリッドのグルメ家はもちろんのこと、多くの海外メディアからも注目されて、間違いなくインパクトのあったイベントでした。
他チェーン店でも広がるヴィーガン対応アイテム
バーガーキングのような大手チェーン店における、ヴィーガントレンドは加速する一方です。
サンドイッチチェーン店のSUBWAY(サブウェイ)社は、一部の店舗限定で新しいサンドイッチを2種類発売開始したばかりです。
また、ピザチェーン店のDomino(ドミノ)社は、ヴィーガンサラミをメニューに加えました。
Starbucks(スターバックス)社は、ヴィーガンツナを使ったTu’NAH(ツナ)サンドイッチを発売!
他にも、昨年、米国マクドナルド社でヴィーガンバーガーの発売が開始された時も、大きく話題になりました。マクドナルド社の動向については、こちらの記事もご覧ください。
まとめ:ヴィーガン対応商品を増やし続けるバーガーキング
イギリスのバーガーキングにて、ヴィーガンナゲットが発売されるという新しいニュースが入ってきました。
今までもバーガーでヴィーガン対応アイテムがありましたが、ついにサイドメニューまでテコ入れが始まった形です。
同社は「2030年までにメニューの50%をミートフリーにする」という大きな目標を掲げて、積極的に商品開発を進めています。
ヴィーガントレンドの波の大きいイギリスを筆頭に、他の国のバーガーキングも少しずつ動きを進めています。
日本のバーガーキングでも、種類が増えて『選ぶ楽しみ』が生まれる日は近いかもしれません。