環境にやさしいエシカルスマホとは?2023年にはNTTドコモからも登場

環境にやさしいエシカルスマホとは?2023年にはNTTドコモからも登場

世界各国で環境負荷の低い、人と地球に優しいエシカルなスマホが注目を浴びています。日本でもエシカルなスマートフォンがNTTドコモから発売されます。

ハッピーキヌア編集部
2022年11月12日
環境にやさしいエシカルスマホとは?2023年にはNTTドコモからも登場
2007年に初代iPhoneが、Apple社から発売されて以来、私たちの生活の一部となったスマホ。

スマホがない生活なんて考えられない、という方も多いでしょう。

 

生活必需品となったスマホですが、実は環境に大きな影響を与えているのをご存知でしょうか。

 

スマホが与える環境負荷を懸念して、2013年からサステイナブルなエシカルスマホを発売しているFairphone(フェアフォン)を始め、海外ではエシカルなスマホに注目が集まっています。

 

スマホが与える環境負荷

スマホ、スマートフォンは本当にスマートなのでしょうか?

環境に与える影響に関しては、答えはノーです。

 

スマホ製造に必要な主な材料は、コバルトを含む希少金属や貴金属、そしてプラスチックです。

 

希少金属や貴金属を得るには鉱山開発が必要です。

鉱山開発が与える環境負荷は、大量な鉱山廃棄物の発生、大量のエネルギー資源そして水資源の消費量、そして採掘の際に出る大量の温暖化ガスなど計り知れなく、地球温暖化に大きな変動をもたらします。

しかも、IT業界は、毎年最大4,100万トンの電子廃棄物を産みだしており、リサイクルされているのは、その内の16%未満です。

 

スマホは都市鉱山

毎年約300トンもの貴金属が幅広い電子機器で使用されています。

使用済みの電子機器は都市鉱山とも呼ばれるほど、巨大な貴金属のリサイクルの可能性があります。

 

スマホの需要が高まるにつれて、デバイスの寿命は短くなります。

最新の洗礼されたスマホが登場するたびに、古い形のものは廃棄されるためです。

2016年には、世界中で約43万5千トンの携帯電話が廃棄され、原材料の推定価格は107億ドルに上ります。

 

そのため、スマホを扱う店舗では古くなったスマホの回収をし始めています。

 

エシカルスマホとは

2001年から携帯電話の回収そして再資源化の取り組みをしているモバイル・リサイクル・ネットワーク(MRN)は、今までに、約1億4700万台の使用済み携帯、スマホを回収しました。

このように回収された携帯、スマホから得られた資源を使って作られ、サーキュラーエコノミー型のスマホをエシカルスマホと呼びます。

 

エシカルスマホは、簡単に交換、修理ができ、リサイクル可能な材料で作られ、またはリサイクルマテリアルで作られています。

そして、バッテリーが、一般的なスマホよりも長持ちするように設計されており、その製造プロセスは環境への影響が少ない必要があります。

 

エシカルスマホの代名詞Fairphone

出典元:fairphone

エシカルスマホの代名詞といえば、オランダのスマホ会社Fairphone(フェアフォン)です。

日本にはまだ上陸していませんが、フェアフォンは持続可能性を念頭に置いて作られた会社で、環境に優しいスマホを2013年から発売しています。

 

同社のスマホは、*ASI認定された販売業者のアルミニウムと 、100% 再生プラスチックで製造されています。

しかも、自ら部品を取り出して交換することができ、バッテリーも簡単に取り外せるように設計されています。

 

されに、鉱物採掘による紛争を回避するために、リサイクルマテリアルや公平に取引された原料を使用しています。

そして、同社の公式サイトで、原料の調達情報は開示されているほどの徹底ぶりです。

 

*ASI(アルミニウム管理イニシアチブ):グローバル な非営利の標準化及び認証を実施する団体。

 

NTTドコモからエシカルスマホ登場

出典元:docomo

2023年2月にNTTドコモから、地球に優しいエシカルスマホArrows N F-51Cが発売されます。

約70%近く、再生アルミニウムを含むリサイクル素材を使用して作られた新しいスマホは、長く使用できるように設計されており、耐久性にも優れています。

もちろん、バッテリー長寿化を図り、arrows史上最も長く使い続けられます。

長く愛用でき、人と地球に優しいエシカルスマホです。

 

真のスマートなスマホになるために

出典元:fairphone

スマホを真のスマートにするためには、スマホに使用される材料のリサイクル、アップサイクル(創造的再利用)、再利用が必要になるだけではありません。

大手スマホメーカーは、新世代のスマホが登場するたびに、バッテリーが短縮されるような機種作りをやめ、長く使える機種作りをすることが必要です。

 

私たちにできることは、スマホを買い替え前、もしくは廃棄する際に、スマホの二酸化炭素の排出量を削減、そして再生利用のために、きちんとした業者においてリサイクル、回収してもらうことです

スマホの寿命は修理によっては数年延長できる可能性もあるため、貴重な内部材料の損失を防ぐことができます。

 

まとめ

出典元:docomo

スマホの二酸化炭素排出量の約 80%は製造中に発生し、16%が消費者の使用に、3% が輸送によるもの。

 

普段使っているだけで環境負荷を与えてしまっている、私たちの日常生活に欠かせなくなったスマホです。

 

エシカルスマホの代名詞フェアフォンや、2023年にNTTドコモから発売されるエシカルスマホのように、たくさんエシカルスマホが世界で発売され、エシカルスマホが当たり前に早くなるといいですね。

 

参考記事

Is your phone really smart?

 

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