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ケトダイエットのデメリット
効果が高いと言われるケトダイエットですが、それにも、デメリットがあります。
1. ケトーシス状態になるまでの不調
まず、ケトーシス状態になるまでには、少し時間がかかります。
一般的には、2週間程度と言われています。
さらに、体が変化していく間の反応として、頭痛や下痢、倦怠感などの不調が起こる場合もあります。
これを、ケトーフル状態と言います。
ケトインフルエンザと呼ばれることもあります。
症状は、1週間近く続く方もいらっしゃいます。
また、体臭が強くなることも、大きな悩みです。
ケトン臭という、ケトーシス状態になると出てしまう臭いがあります。
これについては、ケトダイエットをされる方には、切り離せない悩みです。
2. 習慣として定着しづらい
また、中途半端に糖質をカットするだけでは、単なる糖質制限に脂質を上乗せしただけになります。
徹底した制限で、ケトーシス状態に持っていかなくては、スタートラインにも立てないことになってしまいます。
また、ケトダイエットを中止すれば、すぐに、ケトーシス状態から、糖質をエネルギーとして使う体に戻ります。
これらのことから、管理が難しく、体の変化が見られても、やめたら元に戻ってしまうケトダイエットは、習慣化させるのは難しいと言えます。
3. 高脂質、高たんぱく食を長期間続けると、ほかの疾患リスクも上がる
ケトダイエットの食生活は、高コレステロール、高脂質なものに偏ります。
これは、腸内環境を悪化させることがわかっています。
また、高コレステロール、高たんぱく食は、内臓への負担や、身体の炎症反応が出やすいなどの悪影響も考えられます。
進行すれば、心疾患、高脂血症などの病気に発展してしまうリスクが高まります。
最後に、脂質やたんぱく質を調理する際には、調味料などで味付けをすることが多くなります。
濃い味付けや、こってりした食事は、塩分が多く含まれていることが多いです。
そのため、お酒や糖質が恋しくなってしまうことも。
できれば、シンプルな味付けでいただくといいでしょう。
ケトダイエットとヴィーガンダイエットとの違い
ケトダイエットと、ヴィーガンダイエットは、どんな違いがあるか、まとめてみました。
1. 食物繊維の摂取量
ケトダイエットは、糖質を極端に抑えるため、主食はもちろんですが、食物繊維も摂取しにくくなります。
食物繊維は、お通じだけでなく、血中コレステロールを低下させ、血糖値の上昇を緩やかにすることがわかっています。
厚生労働省の情報サイト、e-ヘルスネットでは、気になることが書かれています。
欧米のデータにはなりますが、食物繊維が、心筋梗塞、脳卒中、2型糖尿病、乳がん、胃がん、大腸がんなどの発症リスクを低下させるというのです。
ヴィーガンダイエットでは、もちろん、穀類や根菜類も、食べていい食品です。
さまざまな種類の野菜や穀類、豆類などから、食物繊維をしっかりと摂ることができます。
2. 制限の多さは、栄養の偏りでもある
ケトジェニックダイエットは、その効果やケトーフル状態なども含め、かなり制限の多いダイエット法です。
しかし、短期間での減量効果や、健康効果が見られることも、事実です。
さらに、偏った食事は、飽きやすいという面もあります。
対して、ヴィーガンダイエットは、基本的に、動物性食品を摂らないだけです。
ですから、最大栄養素と呼ばれる、糖質、脂質、たんぱく質すべて、制限することはありません。
そして、制限が少ない分、短期間での効果はあまり見られないかもしれません。
3. 短期的な効果が長期的にも認められるかは、まだ解明されていない
ケトダイエットを長期的に行っている人は、最終的には、多くの副作用に悩むリスクも孕みます。
先ほど、ケトダイエットのデメリットでも触れました。
もちろん、ケトダイエットによってのメリットも多数あります。
脂質の代謝が上がり、コレステロール値の低下など、健康の改善が見られるという実績はとても多いです。
しかしこれは、短期的、もしくは中期的な結果です。
何年も続けた場合の安全性や、有効性はまだ、根拠と呼べるものがありません。
参考:Body Lab