KETO(ケト)ダイエットとは?ヴィーガン食との違いを解説

KETO(ケト)ダイエットとは?ヴィーガン食との違いを解説

糖質を制限し、エネルギー消費に必要な糖分が足りなくなった時に出るケトン体を利用して行う「ケトダイエット」に欠かせない栄養素や、ケトン食とヴィーガン食との違いについて、詳細を解説します。

ハッピーキヌア編集部
2022年04月30日
KETO(ケト)ダイエットとは?ヴィーガン食との違いを解説
KETO(ケト)ダイエットは、糖質を制限して行うダイエット方法の一つで、「ケトジェニックダイエット」ともよばれています。

糖質制限によって、血液中のケトン体濃度を上昇させ「ケトーシス状態」を維持し、蓄えられている脂肪を燃やすのが、KETO(ケト)ダイエットで、アスリート食や、医療食としても取り入れられています。

 

低糖質・高脂質なケトン食と、完全菜食主義のヴィーガン食には、一体どのような違いがあるのでしょうか。

今回は、KETO(ケト)ダイエットの方法と、ケトン食とヴィーガン食、それぞれの違いについて、詳細を解説させていただきます。

 

ケトン体のはたらき

ケトン体は通常、私たちの身体には、ほとんど存在しませんが、長時間食事をしなかった場合や、体内で栄養が足りなくなった時に、肝臓で作り出される物質です。

 

肝臓で作られたケトン体は、血液の循環によって脳や筋肉へとたどり着き、蓄積された脂肪細胞をエネルギーとして燃やし始めます。

 

ケトン体は、いわゆる身体が飢餓状態に陥ったとき、体内脂肪を分解するために発生する物質のことで、この「ケトン体」の仕組みを利用して行われるのが、KETOダイエットなのです。

 

KETO(ケト)ダイエットには糖質制限が必要

ふだん、私たち人間のエネルギーとなっているのは、糖質・脂質・タンパク質ですが、エネルギーとして使い切れなかった糖質は、中性脂肪として身体に蓄積されていきます。

 

KETOダイエットでは、糖質を極端に制限することによって、血液中のケトン体濃度を高め「ケトーシス」状態にして、脂肪酸の分解を促進します。

よって、KETOダイエットを成功させるためには、糖質を制限することが必要不可欠なのです。

 

1日に摂取する糖質の量を40~60グラムに抑え、適度な運動を心がけることで、体内に蓄積された脂肪酸がエネルギーとして、より消費されやすくなります。

 

KETOダイエットで食べて良い食材・控えるべき食材

 

KETOダイエットでは、ケトーシス状態を維持するため、糖質の制限が欠かせませんが、高脂質で高タンパクな食事(ケトン食)の摂取が必要です。

 

低糖質で高脂質な食事が摂取できるよう、食べて良い食材と避けるべき食材をご紹介させていただきます。

 

食べて良い食材

  • MCTオイル
  • 肉や魚
  • 野菜(糖質が少ないブロッコリーやトマト、アボガドなど)
  • キノコ・海藻類
  • 大豆製品

 

控えるべき食材

  • パン・米・麺類
  • 乳製品 ※ただし、糖質が少ないチーズ類や豆乳などは可
  • ジュース類
  • 根菜(糖分の多いサツマイモやニンジンなど)

 

KETOダイエットでは、肉や魚などのタンパク質やアボガドなどの高脂肪食材の摂取に加え、MCTオイル(中鎖脂肪酸100%)などの良質な油の摂取が推奨されます。

 

消化吸収されやすいMCTオイルには、一般的な油よりも体脂肪に変わりにくく、効率的にエネルギー摂取ができるというメリットがあります。

 

MCTオイルは加熱せずにそのまま、ドレッシングの代わりに野菜にかけるなどして使いましょう。

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ケトン食とヴィーガン食の違いとは

ケトン食と、ヴィーガン食の違いとは、一体どのようなものなのでしょうか?

糖質を制限しつつ、食肉や魚などのタンパク質や脂肪を多めに摂取するのが、ケトン食の基本で、炭水化物はもちろんのこと、でんぷんや糖質を含む野菜なども食べません。

 

★高糖質で低脂肪な、ヴィーガン食

それに対し、ヴィーガン食では、乳製品や卵、ハチミツなどを含む動物由来の食品を一切摂取せず、植物ベースの食事が基本となりますが、糖質制限はありません。

 

ヴィーガン食のメリットは1日の摂取カロリーが低くなることで、植物性の食材は、低カロリーなのに満腹感が得られやすいため、ダイエットにも効果的といえるでしょう。

 

ケトン食は、医療現場でも、てんかんの患者さんの発作の抑制や、がん患者さんの栄養療法としても、効果が期待されています。

 

ケトダイエットを行う上での注意点

KETOダイエットのために、低糖質で高脂肪食であるケトン食を長期間実施していると、成長時に必要なタンパク質が不足したり、代謝機能が低下してしまうことがあります。

 

糖質制限(ケトン食)を、2~3ヶ月間実施したあとは、普通食に戻す期間を設けるなど、リバウンドへのリスクを避けましょう。

また、KETOダイエット中に不足しがちな栄養素である、食物繊維やビタミンを意識して食事に取り入れることも、どうかお忘れなく。

 

まとめ

糖質を制限し、脂質細胞をエネルギー源として燃やす「ケトン食」は、近年、癌やてんかんの方のための「ケトン食事療法」として、医療現場でも取り入れられています。

しかし、長期間にわたって糖質制限をすることで、身体の中で「ケトーシス状態」が続くと、かえって身体に悪影響をおよぼすケースもありますので、注意が必要です。

 

また、完全菜食主義のヴィーガン食は、乳製品やたまご、ハチミツを含む動物由来の食材を一切摂取しない食事のことで、ケトン食と違い、糖質の制限は、ありません。

どちらのダイエット方法も、それぞれメリットやデメリットはありますが、ダイエットを成功させるためには、食事のほかに、適度な運動や、睡眠が必要なのです。

 

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